この連載は、かけだしフリーランスの右往左往っぷりをセキララに描く連載エッセイです。
これからのキャリアに悩む女性の参考になりますように。
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エッセイを書いた人:蛙田アメコ
・アラサー
・元教育サービス業正社員
・正社員時代は年間公休97日
・2018年から2年間、副業フリーランス(兼業作家)として活動
・2020年、体調を崩して会社を退職
はじめましての方、はじめまして。
そうではない人は、こんにちは。蛙田アメコです。
2022年にデビュー3周年となりました!
兼業作家としてキャリアをスタートしたときには、まさか、こんなに早く(体調不良などの不慮の事態が原因で!)専業作家になってしまうとは思ってもいませんでした……人生、何があるかわからない。
さて、そういうわけでして。
フリーランスとしての確定申告も3回目、まだまだヒヨッコでございます。
そうです、確定申告です!!
ぎゃーーーーーーー!!!!
自分のだらしなさや、事務能力のなさと向き合い、そして、プロのお仕事へのリスペクトなどを込めて、多少無理してお金を払ってでも確定申告は税理士さんにお願いすることにしております。
今までは、大きなミスもなく(そして先方には多大な迷惑をかけながら)、なんとか確定申告ができていたのですが……。
やってしまいました。
このたび、大変な『ミス』を犯してしまったのです。
ない、どこにも「支払い明細」がない……
そのことに気がついたのは、年明け早々のことでした。
税理士さんには、
- 各種お仕事の支払い明細
- 銀行通帳の写し
- 請求書
- レシートと領収証
などをお送りします。
それを月ごとにまとめて、仕分けをしてから送付しているのですが。
ないのです。
どこにも、取引先から発行していただいた支払い明細が、ないのです……!
税理士さんとの契約が済んでいない今年前半、各種書類がバラバラになってしまうのを防ごうと思っていました。
「いったん茶封筒に入れてまとめておこう!」
何も書いていない茶封筒に、無造作に詰め込んだ3ヶ月分の各種書類……。
おそらく、茶封筒のままでどこかに紛れ込んでしまった……あるいは、捨ててしまったのでしょう。
なんという愚か……なんという、ポンコツ……心が折れました。
こういうことになるから、税理士さんに頼もうというのに。
まさか、前段階でつまづくなんて!
税理士さんに頼むことにした経緯はこちら
「支払い調書」がないとどうなるか
心強いのは、こういったトラブルが発生したときにすぐに税理士さんに相談できること。
「もう脱税者としておロープ頂戴になるしかないんだ……」
「想像を絶するルーズさにより、高額な税金を追納するしかないんだ……もう生活できない……」
ネガティブ思考のズンドコ節、いや、どん底に落ちつつも、まずは相談です!
結果として、税理士さんからいただいた回答はこんな感じ。
- いったん、手元にある書類(年末にもらえる源泉徴収票は無事でした!)で確定申告を進める」
- 銀行口座の出納記録を使って数字の突き合わせをする。それで計算が合えば確定申告は可能」
- ただし、もし数字があわない、あるいは、税務署からの調査が入ってしまった場合は提示を求められるため、支払い明細の再発行をする必要がある
ということで、私の方では紛失した書類を捜索&お取引先への支払い調書のご連絡をすることになったのです……。
ああ、各方面に迷惑をかけてしまった……。
領収書などについては、もう諦めるしかないみたいです。とほほ。
来年は、絶対に書類を無くさないために!
というわけで、まだまだ確定申告は終わっていないアメコです。
今回の書類紛失は、かなりこたえました。
「これくらいの書類管理で大丈夫だろう」
という甘さが出てしまいました。
もともと、大切な書類ほど紛失しやすい性格をしているのですが、このままではいけない。
茶封筒に入れていたことで、「中身が見えない」状態になりました。
中身が見えないことで、紛失や誤って捨ててしまう事故が起きたのでは……と考えました。
そこで用意したものは、『大きなカゴ』でした。
この大きなカゴに、郵送していただいた支払い明細や領収書などを全て入れておくのです。
郵送の際の仕分けは頑張るとして、まずは紛失しないこと。見えるようにすること。そして、保管場所をこの1箇所だけに絞ること……これで、とにかく書類だけはなくさないように!! します!!!
(ちなみに、参考にしたのはこちらの書籍。ベストセラーです)
確定申告の書類をなくしてしまったら
まずは、落ち着いて再発行の請求をしましょう!
誰にでもミスはあるものです。
「絶対に取り返しが付かないミス」ではありませんので、まずは発行元への連絡をしましょう。また、税務署の相談窓口に相談すると対応方法を教えて貰えることが分かりました。
不安な場合は思い切って税理士さんに相談することも大切です。
だらしない自分と、なんとかやっていく
フリーランスになって痛感するのは、「いざとなったら、ちゃんとできる自分」なんてこの世のどこにもいないということ。
私はどうしようもなく、だらしなく、ルーズで、そして数字に弱いのです……。
確定申告での書類紛失という経験を、また来年活かせることの方が大切です。
このだらしがない自分と、なんとかやっていくための工夫は、会社員であれフリーランスであれ大切ですね……!
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