ナマステ~
すっかり夏になりましたね
暑さが厳しくなってまいりました
さて今回は「安全な旅とは」というお話です
危険なシチュエーショって?
最近ネット界隈を賑わせている世界一周カップルのことを知っていますか?
見知らぬ土地でヒッチハイクをしたり夜出歩いたりイスラム圏で露出した服を着る、といった動画や写真をネットにアップして炎上している方がおります
批判している人たちは皆
「リスク管理が出来てなさすぎる」
「何かあっても自分の責任」
と言い彼らの海外での行動を嫌悪しているように見えます
私はどうかと言いますと
「気を付けてね・・・」と安全を祈ると言ったら大げさかもしれませんが
少なくとも「嫌悪」のような感情はもっていません
それはなぜか
私も・・・・
・海外でヒッチハイクをしたことがある
・その日初めて会った人の家にお邪魔したことがある
・仲良くなった人の車に乗せてもらって長時間車に2人きりだったことがある
・女少人数に対して男大人数の場でお酒を飲んだことがある
・いわゆる「危険」と言われる場所に観光で行ってきた
・初対面の人に出されたお茶などを疑いもなく飲んでいた
・その他諸々数知れず・・・
といった、今考えれば
「間違いなく危険なシチュエーション」
になる可能性が高い場に
なんの躊躇いもなくいたことがあるからです
いやはや
よく無事でしたよね
なんて他人事みたいに言いますが、
本当にそう思います
そりゃもちろん誰彼構わず仲良くなってるわけではないですが
「昔から知っている信頼できる友人」じゃないことだけは確かです
それなのにその時は
「もしかしたら危ないかもな」と思ってないんです
信じられます?
「ちょっと怪しいな」
と感じた誘いはもちろんお断りしています!
ただ、
旅行者への優しさのそれと
危険のそれ
を見極めるのは相当に難しいです
もうこれは慣れよりも「直観と運」でしかなくて
私が今こうしてこの話をできてるのはラッキーで切り抜けてこれたからなんです
そう、私今「切り抜けてきた」と書きましたよね
直観を信じて誘いにのったけど途中で「やばいかも・・・・」というアラームが自分の中で鳴っていたこともありました
海外で危険を感じたときのお話
〇トルコでヒッチハイクをした時は
卑猥な言葉をかけられてボディタッチをしてきたので拒否し、急遽車から降りることになった(しかもこの時私は日本人男性と2人でいたのに!)
→降りた直後に行きたい方面のバスが偶然通りかかって乗ることができた
〇ネパールで仲良くなった宿のスタッフと遊んでいたら急に自宅に行くことになり母親に「彼女」かのように紹介されて驚きすぎて泣いた(全くそんな話もムードもなかったのに)
→話し合った末に解決、無事にホテルに送り届けてもらった
〇モロッコで同じ宿だった人と仲良くなり次の町まで6時間車に乗せてもらえることになるも途中で進路変更され違うところで降ろされそうになる(おそらく甘いムードを期待していたようでそうはならなかった腹いせ)
→大喧嘩になり私号泣、最終的には目的地まで乗せてくれた
〇モロッコで岩を見ていたら「案内役を買って出るおじいさん」に遭遇、「チップ払いませんよ」と言ったのについてくるので適当に話を聞きながら観光していたら「お金はいらない、手にキスをしてくれ」と意味の分からないことを要求しだす(周りに人けなし)
→みんな大好き「日本製ボールペン」をあげることで解決
〇グアテマラではバスで私の両端に座っていた乗客が間違いなくグルで私の荷物を狙っていた
→荷物を抱えて守るしか方法なし・・怖かったが無事セーフ
〇イスラエルでは訪れた場所で翌日に発砲事件があった
〇コロンビアでは日本人旅行者が狙われて殺された(被害者が泊まっていた宿に私も過去泊まっていた)
バスに乗ることだって自分で決めたことだし
イスラエル、コロンビアに行くことだって決めたのは自分です
誘いに乗る、乗らない以外にも
「こうする」という判断をしていくのが旅、いや言うなれば「人生」ですものね
(急に壮大なことを言い出す)
しかし書いてみるといろいろありました
あぁ預けていた荷物から現金を盗られたこともあったな・・・
それでも特に大きな問題や被害もなく旅を続けられたのは運がよかったとしか言えないって思うんです
もちろん最低限の対策はしています
女一人で海外に行っていることやバックパッカーをやっていることを
人に話すと高確率で聞かれる
「危なくないの?」
という質問
毎回こう答えています
「危なくないよ!
とは言いきれないけど
日本でも危ないところは危ないし、
どこの国にいるからっていうのはないのかも
ただ日本にいる時もそうしているように
危ないなと思うことは絶対していないよ」
旅する時に気を付けていること
・暗くなったら女一人で外歩きをしない
・女一人でMIXドミトリー(男女混合部屋)には泊まらない
・貴重品は肌身離さず
・スマホはむやみやたらにカバンから出さない
・町歩き時の荷物は身体の前にくるように持つ
・その国の文化や宗教、ルールやマナーを大切にする
それでも危険はそこいらじゅうにあるし
だからと言って危険を怖がって何もできないのはもったいない
(旅行中に限らずどこにいても同じっていうのが肝!)
結局
自分の「大丈夫」を信じて動くしかないんだよなぁ
と思います
「女一人」で行くとリスクや危険は多少なりとも上がります
だけど地元の人たちとの触れ合いの「間口」もぐんと広がることは事実です
地元の人とのコミュニケーションは旅の醍醐味
だからこそ気を抜きすぎずに肩肘張りすぎずにいい塩梅を自分で決めて楽しむしかないんですよね
ネットで炎上しているお二人に言葉をかけるなら
「どうぞ楽しんでくださいませ!
イスラム圏での女性の肌の露出は控えめにね!」
ってな感じですかね
それではまた書きます~