この記事では、電池が液漏れした時の対処法や、液漏れを防ぐ方法を紹介します。
こんにちは、カーサミアライターの桐里です。時短家事を独力で追及して十数年、「もっと家事を効率良くラクにしたい!」と思い、ついに時短家事コーディネーター Basic資格を取得しました!
身につけた時短家事のスキルを皆さんに共有していきますね。
最近、電池の液漏れを初めて体験して慌てて対処法を調べました…!
液漏れは、素手で触るととても危険です。突然に遭遇したときも慌てずに対処できるよう、是非この機会に確認していって下さいね。
電池の液漏れってどういう状態?
先日、初めて電池が液漏れして溶けた状態に遭遇し、びっくりしました…!久しぶりに電子辞書を使おうとしたら、電源が入らない…。電池入れを確認すると、液漏れした電池の液が結晶化してベッタリくっつき、錆びている状態だったんです。
電池の液漏れとはどういう状態なのか、改めて調べてみました。
乾電池の中には電解液という液体が入っており、これが電池の外に漏れてしまう状態が「液漏れ」です。他にも電池が膨張したり、錆びている状態も液漏れしている可能性が高いと言えます。
アルカリ乾電池の電解液は「水酸化カリウム」を主成分とする強アルカリ性の水溶液です。液漏れした液が目に入ったり肌についた場合、そのまま放置すると失明や化学火傷になる可能性があり大変危険です。
マンガン乾電池の電解液は「塩化亜鉛」を主成分とする弱酸性の水溶液です。どちらの電池の場合も、もし目に入った場合は擦らず大量の水で洗い流して、医師の診察を受けるようにしましょう。
電池の液漏れ、怖いですよね…。原因や対処法を確認して、いざという時に慌てないようにしましょうね。
電池の液漏れの原因は?防ぐ方法はある?
電池の液漏れの原因として、次のことが考えられます。
①電池が過放電になった場合
引用:液漏れは何故起こるのか? – 乾電池 – Panasonic
②電池を充電した場合
③新旧混用、容量の異なった電池を一緒に使う
④電池をショートさせた場合
⑤高温環境下で長期保管した場合
電池の液漏れを防ぐ方法
電池の液漏れの原因を踏まえ、液漏れを防ぐ方法を紹介します。
・電池を逆向きにセットせず、、必ず正しい向きでセットしましょう
・新品と古い電池、メーカーや種類の違う電池を混ぜて使わず、必ず同じメーカーや種類のものを使うようにしましょう
・電池を入れっぱなしにしていると劣化していきます。長期間使用しない電池は抜いておきましょう
私が使っていた電子辞書の電池が液漏れした原因は、長期間使用しないのにずっと入れっぱなしにしていて過放電を起こしてしまったからだと思います。
「防災用に用意していた懐中電灯が、液漏れして壊れかけていた」という声も耳にします。防災用の懐中電灯やラジオは長期間使わない可能性も高いので、乾電池を抜いた状態で保管した方が良いですね。いざ停電した時に慌てて電池を探さなくて済むように、すぐ近くに電池の保管場所を作っておくと良いでしょう。
防災グッズの見直しについては、下記の記事も参考にして下さいね。
電池が液漏れした時の対処方法
電池の液漏れを発見したら、そのまま放置せずにすぐに処理しましょう!詳しく紹介していきますね。
電池の液漏れを安全に掃除する方法
電解液が直接肌に触れると危険なので、まずは保護のために手袋とマスク、メガネなどを着用しましょう。
次に、液漏れした電池を慎重に取り外します。液漏れのために電池がくっついていたり、膨張していたりして外れにくい場合は、無理やり外そうとせずにマイナスドライバーなどを使って外すようにしましょう。
私が処理した時も、電池と本体がくっついて外れなかったので、マイナスドライバーで「てこの原理」を使って取り外しました。
本体に付いてしまった電解液や結晶は、ティッシュや水で湿らせた布などで拭き取ります。
細かい部分は綿棒を使って丁寧に掃除しましょう。最後に水分が残らないように乾拭きしたらOKです!
液漏れした電池の廃棄方法
アルカリ電池、マンガン電池を捨てる際はお住いの市町村の指示に従って捨てて下さい。
通常、電池を捨てる際はショート防止のため電池の両端にテープを貼り絶縁しますが、液漏れした電池にテープを貼るのは困難なため、ビニール袋に入れて廃棄しましょう。
電池の液が、肌や衣服についてしまった時の対処法
最初の方でもお伝えしましたが、電池の液が目に入った場合は、擦らず、すぐに大量のきれいな水で洗い流してください。そしてできるだけ早く医師の診察を受けましょう。
また、手や皮膚についた場合も大量の水で洗い流してください。そのまま放置すると化学火傷になる危険性があります。
衣服についてしまった場合は、肌に触れないように慎重に脱ぎ、液がついた部分を大量の水で洗い流して下さい。その後普通に洗濯して問題ないですが、衣類の素材によっては変色や劣化する場合があります。
電池の液が、家具や床についた場合はティッシュペーパーやウェットティッシュなどでよく拭き取ってください。
拭き取った後、 水を多く含んだ雑巾または湿らせた大量のティッシュペーパーで、何度も拭き取ることで除去できる可能性がありますが、家具・床材(畳)の素材によっては表面の変色が発生する場合があるので注意しましょう。
- Q電池が液漏れした!どうしたらいい?
- A
電池が液漏れした時に出てくる電解液に直接触れると危険です。手袋をしてから、液漏れした電池は製品から慎重に外し、液や結晶をティッシュなどで拭き取りましょう。
液漏れした電池はお住いの市町村の指示に従い、ビニール袋に入れて廃棄しましょう。ぜひこの機会に、液漏れを防ぐ方法についても確認しておいて下さいね。