【メディア掲載】不動産専門誌にSDGs事例として掲載

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自炊・料理

防災備蓄(ローリングストック)にも!オートミールの簡単おいしい食べ方

ヘルシーで栄養満点なオートミールは時短調理できるので、防災備蓄(ローリングストック)にも便利なんですよ!この記事では、オートミールのおいしい食べ方として簡単きのこチーズリゾットを紹介します。ダイエット中のランチや夜食にぴったりなレシピなので、是非挑戦してみて下さいね。オートミールとはオーツ麦を脱穀し、調理しやすく加工したもののことです。オートミールは人気のシリアルの一種「グラノーラ」の原材料でもあります。グラノーラは味をよくするために砂糖や油分を加えて加工されていますが、オートミールは余分な甘味や油分を含まないぶん、カロリーが低くダイエットに効果的なんです。食物繊維やカルシウム・鉄分のほか、ビタミンやマグネシウムなど女性に嬉しい栄養素も豊富に含まれているので、健康に気を遣う方にもおすすめの食材です。短時間の加熱で食べられるため、忙しい朝やパパっと作って食べたいランチにもぴったり。「ごはんを炊いていなかった!」なんてときにも大活躍します。災害時でも調理しやすいので、防災備蓄にも適していますよ。オートミールを使ってレンジで簡単「きのこチーズリゾット」の作り方:【材料】・オートミール 30g・牛乳 100ml・マッシュルーム 適量・しめじ 適量・ベーコン 2枚程度・とろけるチーズ 1枚・水 50ml・黒コショウ【合わせ調味料】・コンソメ顆粒 小さじ 1/2・塩コショウ 小さじ 1/4【作り方】大きめの耐熱皿にオートミール、水を入れて混ぜ合わせふんわりとラップをかけ500Wの電子レンジで3分加熱します。加熱後、ラップを外しよく混ぜ合わせます。その耐熱皿に牛乳、とろけるチーズ(ちぎって入れる)、刻んだベーコン、きのこ類、合わせ調味料を入れてよく混ぜ合わせます。ふんわりとラップをかけ、500Wの電子レンジで3分程度、全体に火が通るまで加熱します。レンジから取り出しラップを外し、仕上げに黒コショウをかけたら出来上がりです。
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保冷剤を災害用トイレに再利用する方法。注意点は?【防災士解説】

防災士という防災系の資格保有者である私が、保冷剤を「災害時の非常用トイレ」に再利用する方法を紹介します。実は、保冷剤は災害時に有効活用できるため、溜まってきたからと捨ててしまうのはもったいないですよ。災害時用の簡易トイレは、最低でも3日分~1週間程度を備えておくのが望ましいですが、ライフラインが長期間復旧しない場合、用意していた簡易トイレがなくなる可能性もありますよね。また、まとまった簡易トイレを用意するとなるとある程度の費用もかかるでしょう。ですから保冷剤を再利用した簡易トイレの自作方法を覚えておくと、役に立ちますよ。自作方法の前に、まず、簡易トイレの仕組みを説明します。一般的な市販の簡易トイレは、組み立て式のダンボールやトイレに便袋をつけ、排泄後に吸水シート・凝固剤を利用して水分を吸収します。使用後は、凝固剤で水分が吸収された便袋を処理します。保冷剤は「水」と「高吸水性ポリマー」という成分でできています。高吸水性ポリマーは、自重の数百~数千倍の重量の水を吸収する効果があります。そのため、保冷剤から高吸水性ポリマーのみを抽出することで、簡易トイレには欠かせない、排泄物を吸収してくれる「凝固剤」の代わりとして活用できるのです。では、具体的にどのように保冷剤を再利用して簡易トイレを作成できるのか、またどのように使用するのかを紹介していきましょう。小さめの保冷剤3〜4個で1回分のトイレとして使用可能です。また、「消臭入り」などと記載のある保冷剤なら、消臭効果も期待できます。なお、すべての保冷剤に消臭効果があるわけではないためご注意ください。また、保冷剤から取り出した高吸水性ポリマーは冷蔵庫で保管すれば半年ほどもつため、災害時に備えて作り置きも可能です。最後に、保冷剤を簡易トイレとして再利用する際の注意点を紹介します。1.保冷剤をシンクやトイレに流してはいけない 2.古い保冷剤には有害な成分「エチレングリコール」が使われていることがある 3.消臭剤や芳香剤として活用した保冷剤は、非常用トイレに適していない。ここまで、保冷剤から高吸水性ポリマーを抽出して再利用し、簡易トイレを作成する方法を紹介してきました。しかし簡易トイレを大量に手作りしたい場合には、高吸水性ポリマーや凝固剤が単体で販売されているものを災害時に向けてストックしておく方法もありますよ。まずは一度試してみてくださいね。
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防災士「大雪に備える防災グッズ・防災備蓄のおすすめはコレ」

近年では、雪国だけに限らず都心部でも大雪が観測されることが増えました。そのため、大雪に慣れていない地域の方の中には、どう対策を取ればいいのか不安な方もいるでしょう。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「大雪に備える方法」に関して紹介します。大雪の際には、雪の重みで電線が切れるなどし、停電が発生することがあります。このような停電が発生した際にも困らないためにも、大雪への対策をしっかり学んでおきましょう。質問:「昨年の大雪のとき、不安な気持ちで過ごしました(実家は雪の少ない地域で、大雪の経験がありません)。我が家はオール電化のマンションなので、もし停電になったら暖房も使えないし、料理もできなくなります。どのように対策すればよいでしょう?」大雪に備えるためには、まず普段から寒さに強いお部屋づくりを行っておくことが重要です。防寒具や冬物の寝具を用意したり、床には絨毯を引いたり、すべての窓にカーテンを設置したりなどの対策が考えられます。また、地震や台風などの災害同様に、大雪に備えて防災備蓄を行っておくことも大切です。ではどのよなものを備蓄しておけばいいのか紹介していきましょう。防災備蓄として考えられるものは以下の通りです。食料・水・日用品、除雪用具、停電に備えた備蓄など。電気がなくても温かい食事ができるよう、カセットコンロと一週間分のカセットボンベも用意してください。最後に、大雪に限らず、冬季の災害による停電時におすすめな防災グッズを5選紹介します。アパート・マンションの場合は、石油ストーブなど灯油を使った暖房器具が禁止されていることも多いです。マンションやアパートで灯油を利用する際には、契約内容・管理規約を必ずご確認ください。規約に何も書かれていない場合でも、十分に注意して取り扱いましょう。大雪に備えて暖房器具等を購入する際には、マンションやアパートの契約内容もよく確認してから、問題のない商品を購入しましょう。
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マンションが火事!持って逃げるべきは通帳・印鑑よりも…【防災士解説】

自宅でしっかり対策を行っていたとしても、ときにはマンション・アパートの隣家から火事が発生し延焼による被害を受けてしまう可能性もありますよね。そんな、もし火事の被害にあってしまった際、みなさんは何を持ち出して避難しますか?今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「火事で持ち出すもの」に関して紹介します。火事の際には、パニックになり冷静な判断ができない可能性が高いと考えられます。そんな際でも、素早く必要なものを持ち出し避難できるよう、火事の際に最低限持ち出したほうがよいものを事前に知っておきましょう。火事のときまずは持ち出すものを考えるのではなく、一番優先すべきは【自分の命】です。しかし、火事の際に何も持たずに逃げたことでその後困ったという声も少なくありません。また、火事という危険な状況下で、冷静な判断ができず持ち出す必要性が低いものまで持ち出してしまうという声も。そのため、火事の後に困らないよう、無駄なものを持ち出すことで逃げ遅れないよう、素早く持ち出せることを前提とするのであれば、最低でも次のような4つのものを持って逃げるといいでしょう。(1)スマホ(2)財布(3)身分証明証(4)ハンカチ・タオル 持ち出し忘れたものに気がついたとしても、絶対に引き返さないようにしてください。引き返した際に、扉や窓を開けることにより空気が流入し、爆発的な燃焼現象を起こす「バックドラフト現象」などを引き起こす可能性があります。また、室内の限られた場所で火の手が上がっていたとしても、短期間で一気に部屋の全域に火が拡大する「フラッシュオーバー現象」などが起こる危険性も。そのため、過去の火事では避難した後に、引き返したことにより犠牲になった人も少なくありません。もし火事にあった際に、どのような補償を受けられるのか把握するためにも、事前に加入している火災保険の内容を確認しておくことをおすすめします。また、迷わず素早く逃げるためにも、火事の際に持ち出すものを明確に決めておき、普段から手に取りやすい場所にそれらを置いておきましょう。
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一人暮らしで被災、もしも大怪我をしたらどうなる?防災士が解説

災害時にケガをしてしまった場合、どのように治療を受けられるのか皆さんご存知でしょうか?今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「災害時の医療体制」について紹介します。大規模な災害の場合、国から「災害救助法」の指定を受けた地域在住の被災者は、医療機関における医療費の一部免除を受けられます。また、保険証を持ち合わせていない、紛失・消失した場合でも医療機関の利用が可能です。意識不明であり、なおかつ保険証などを持ちあせておらず身元確認ができない場合でも、警察などの関係機関に照会が行われ、身元が特定できれば親族に連絡が入るため、心配ありません。傷病者が多数発生する大規模災害では、多くの人が大怪我をし治療を必要とします。また、災害の影響により道路が使えず、たとえ大怪我をしたとしても救急車の到着を期待できない可能性もあるでしょう。傷病者の治療優先順位を決める「トリアージ」が行われるようになりました。これにより、緊急を要する重症度の高い傷病者から適切に処置や搬送が行われるようになったのです。大規模災害では、必ずしもすぐに治療が受けられるとは限りません。「緑タッグ」に相当する怪我であれば、自分や周りの人が怪我をしてしまっても対応できるよう、簡単な応急手当の方法を覚えておきましょう。また、災害時には救急道具が手に入るとは限らないため、代用品で治療できる方法を重点的に紹介します。また、もし意識不明で運ばれた際でも、身元がすぐに分かるよう「身元確認メモ」を持ち歩くことも大切ですよ。身元確認メモには、住所・名前・電話番号・家族や会社の連絡先・かかりつけ病院・常備薬など記載しておくといいです。また、財布などに入れて日頃から持ち歩いておきましょう。紙のメモの代わりに、iPhoneの「メディカルID」やAndroidの「緊急情報」などを活用するのもおすすめです。災害時に備えて、非常用持ち出し袋などを備えることも大切ですが、災害時の医療機関の体制について知っておくことも大切。正しい知識を身につけておくことで、災害時に必要な治療を適切に受けられるようになるでしょう。
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家庭用消火器は必要?どこで買える?防災のプロのおすすめは…

防災士という防災系の資格保有者である私が、「家庭用消火器」に関してその必要性や、おすすめの商品を紹介します。万が一の火事に備えて、自宅に家庭用消火器を設置したほうがよいと考える方もいるでしょう。一般的な消火器というと、重たくて大きく、家庭に置くには邪魔なイメージですよね。しかし、「家庭用消火器」という住宅火災に適して開発された消火器が存在しています。女性も扱いやすく軽量な商品が揃っており、家庭内に設置しても邪魔にならないようになっているのが特徴です。一般家庭への家庭用消火器の設置は義務づけられていませんが、初期消火用として設置しておくことで、万が一家庭内で火災が発生した際には、初期段階で消火ができ自分の命を守れるでしょう。近隣住民の命を守ることにもつながります。令和2年の消防庁のデータによると、建物火災の主な出火原因の1位は「コンロ」であり、続いてたばこ、放火が原因となっています。1位のコンロでは、主に「放置する、忘れる」といった火の不始末が要因となり火災が発生しているようです。では、どのような家庭用消火器・消火具がおすすめなのか種類別に紹介していきます。ホームセンターやネット通販で入手可能です。■粉末消火器:最も一般的な消火器であり、粉末の消火薬剤を用いて消火を行います。粉末消火器は、火を抑える力が最も強く、普通火災・油火災・電気火災のあらゆる出火原因に対応可能なことが特徴です。また、ほかのタイプと比べ、軽量・安価で入手しやすいこともおすすめの理由としてあげられます。■液体消火器:液体の消火薬剤を噴出し消火を行います。粉末消火器とは異なり、水系のため冷却効果や浸透力に優れ、再熱しにくいのが特徴です。また、粉末と比べ後始末がしやすいといったメリットもあります。油火災に適した消火器であり、キッチンへの設置に向いた消火器です。■エアゾール消火具:消火薬剤を液化ガスまたは圧縮ガスの圧力で噴霧状に噴射し消火できる消火具です。油火災や普通火災の初期消火に有効。大きな火災には不向きであり、消火器ではないため、粉末消火器または液体消火器と組み合わせて補助的に備えておくことをおすすめします。■投てき消火用具:液体状の消火剤が入ったボトルやボールなどを投げ込むことで消火できる用具です。力のない女性でも扱いやすく、投げるだけで初期消火が行えることがメリット。また、あらゆる火災の初期消火に有効です。■消火シート:火元にシートを被せて初期消火を行える商品です。油火災などの小さい炎に使用でき、キッチン周りに設置しておくといいでしょう。こちらも、大きな火災には適していないため消火器の補助として用意してください。
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「地震のとき机の下に隠れる」は正解?防災士ならこうします!

子どもの頃、避難訓練の際に「机の下に隠れる」と習った方がほとんどでしょう。そのため、地震の際には机の下に隠れるのが正解だと思っている方が多いと思います。しかし、本当に正しい行動なのでしょうか?今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「地震のとき机の下に隠れるは正解?」という疑問にお答えします。「地震のとき机の下に隠れる」という対策は、身を守るための行動として間違ったものではありませんが、地震の強さや自身がおかれている状況によっては適切な行動ではない場合があります。◆「玄関などの安全ゾーンへ退避」が原則:地震の際は、机の下に隠れるのではなく「安全ゾーン」へ退避することが原則です。安全ゾーンとは、家具の転倒・落下物・ガラスの飛散などの心配がなく、閉じ込められない場所のことを指します。自宅の中では、「玄関」が安全ゾーンの条件に当てはまりやすく、構造上頑丈であることや、ドアを開ければすぐに外への避難経路が確保できることから、地震時に比較的安全な場所とされています。◆「机の下に隠れる」のが適切な場合:安全ゾーンへ退避する余裕がないなど、身を守る方法がない場合は机の下に隠れるしかありません。または、学校などの耐震性の高い建物にいる場合は、机の下に隠れる行動が適切です。机の下に隠れる際には、揺れがおさまるまで机の脚にしっかりつかまりましょう。また、揺れがおさまったらドアや窓を開けて、閉じ込められないように避難経路を確保してください。◆「建物の外へ逃げる」のが適切な場合:強い地震の場合、机の下に隠れたとしても机ごと飛ばされたり、固定されていない机の場合はぶつかって怪我をしたりとかえって危険な場合があります。また、古い木造家屋などの耐震性のない建物の場合、倒壊したり天井が崩れたりして閉じ込められる可能性も。一刻を争う事態の場合、素早く外に避難することが大切ですが、外へ避難する際には上からの落下物に注意を払いながら避難しましょう。また、ヘルメットなどを着用し頑丈なもので頭を守ることも大切です。◆日頃から行える地震対策 (1)安全ゾーンや避難経路の確保:地震時に必ずしも最も適切な安全ゾーンである玄関に退避できるとは限りませんよね。そのため、家具を設置しないなど物を何も置かない空間を作り、玄関以外の安全ゾーンを作っておくことも大切です。(2)家具の転倒防止やガラスの飛散対策を行う:地震の際に、家具が転倒したりガラスが割れて飛散してしまったりと、身動きが取れず逃げられないという状態も考えられます。そうならないためにも、家具の転倒防止やガラスの飛散対策を日頃から行っておきましょう。(3)耐震性のあるマンション・アパートに引っ越す:今後引っ越し予定がある場合は、震度5強程度の地震では建物に損傷が出ないとされている「新耐震基準」に適合したマンション・アパートに引っ越しましょう。
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台風や地震で電車が運休…帰れないときはどうしたら?【防災士解説】

社会人であれば、日中は会社など自宅以外で過ごしていることが多いでしょう。そのため、自宅に居る際だけでなく、外出中に災害にあってしまう確率は十分高いですよね。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「災害で自宅に帰れないときどうすればいいのか」について紹介します。とくに都心部では、災害が発生し交通機関がマヒした場合、多くの帰宅困難者が発生することが予想されます。帰宅困難者とは、自宅までの距離が遠く徒歩での帰宅が困難な人のことを指します。外出中に予期せぬ災害にあってしまい、交通機関がマヒし帰れなくなってしまったとしても、むやみに移動しないように心がけることが大切です。なぜなら、多くの人が一斉に帰宅しようとすると、駅周辺や路上などで大混雑が発生する可能性があるためです。もし、大混雑に巻き込まれた場合、集団転倒にあうなどのリスクが伴います。そのほかにも、混雑により緊急車両が通れなくなり人命救助にも支障がでる可能性も。まずは、外出中に災害が発生した際にはまず身の安全確保を行い、スマホで正しい災害情報や交通情報を入手することから始めましょう。交通機関が復旧するまでの滞在場所としては、一時滞在施設・災害時帰宅支援ステーション・職場などが考えられます。災害時帰宅支援ステーションは、一時滞在施設とは異なり、物資(食料、毛布またはブランケット等)の提供は受けられないことが特徴です。待機場所を探しているのであれば一時滞在施設のほうが適切です。もし、職場にいる最中や職場付近で災害が発生した際には、原則職場で3日程度待期しましょう。災害発生から3日程度は救助活動が優先されるため、混雑した状況が続くことが予想されるためです。もし、交通機関の復旧を待たず自力で自宅に帰宅するのであれば、「安全に」「自力で」「歩いて」帰れることが条件です。しかし、基本的には歩いて帰ることは推奨しません。途中で食料・水が足りなくなること、トイレが使えないこと、女性の場合は夜のひとり歩きは危険なこと、余震の心配があることなど、さまざまな問題が考えられるためです。しかしペットを飼っているなど、地震の際に絶対に自宅に帰らなければならない理由がある方もいますよね。その場合は、徒歩帰宅の訓練を事前に行うことをおすすめします。実際に、職場から自宅まで帰宅経路を歩き、沿道の様子を確認したり、帰宅支援マップ等を見て休憩場所などの確認を行ったりしましょう。また、地震の影響で通行不能になる道が出ることも考え、2通り以上のルートを用意しておくといいです。都心部では、災害時に大勢の帰宅困難者が見込まれることから、「帰宅困難者対策訓練」を実施している場合もあるため、各自治体の情報を確認してみてください。
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一人で避難所生活…どんな困難が?避難所での過ごし方を防災士が解説

災害によって避難指示が出された場合、安全な避難所へ避難する必要があることは誰もが認知していることでしょう。しかし、避難所でどのような生活を過ごすのか、ルールはあるのかなど具体的な様子がわからない方も多いはず。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「避難所生活の過ごし方」を紹介します。万が一、一人で避難所生活を送ることになった場合でも、事前に多少の知識を持っていれば安心ですよね。避難所生活で困らないためにも、生活方法やルールを学んでおきましょう。避難所ではさまざまな人が共同生活を送ることになるため、各避難所でルールが定められています。ルールは避難所ごとに異なる場合がありますが、今回は一般的な避難所でのルールや生活の過ごし方を紹介します。避難所生活では、ルールを守りお互いに助け合いながら生活を送ることが不可欠。もし避難所生活になった際、マナー違反をしたり他の避難者とトラブルに発展したりしないよう、一般的なルールや生活の仕方を把握しておきましょう。 Q:一人で避難所に行ったとき、どうすればいい? A:まずは受付で申告しましょう。 Q:避難所での生活、プライベート空間は? A:近年は簡易的なプライベート空間を確保できる自治体が増えています。居住スペースには私物を置けますが、貴重品は肌身離さず持ち歩きましょう。 Q:避難所での生活、食料・物資の配給は? A:充分な物資が全員に行き渡るとは限りません。少なくとも3日分、可能であれば1週間分程度の備蓄を自分で用意しておきましょう。 Q:避難所での生活、役割分担は? A:受付・掃除・炊き出し・物資の配布など、避難者も協力しながら運営に参加する必要があります。 Q:避難所での生活、入浴・トイレは? A:支援もありますが、特にトイレは劣悪な環境になってしまう可能性も。自分でも身体を清潔に保てる物品や簡易トイレを備えておきましょう。避難所での生活、睡眠は? A:消灯時間のルールが定められているときは守りましょう。また、慣れない環境や災害によるストレスから不眠になるケースも考えられます。不眠症対策や、暑さ対策・寒さ対策をしておきましょう。 避難所生活を体験したことがない方にとっては、まったくどのような生活か想像がつかないですよね。避難所生活は、慣れ親しんだ自宅を離れ地域住民と共同生活を送ることになります。また、災害などのストレスも伴うことから決して楽な生活ではないことが考えられます。もし避難所生活を送ることになった際にできるだけ適応できるよう、事前に知識を取り入れ心構えを持っておけるといいですね。過去の記事では、避難所生活に役立つアイデア情報も紹介しているのでよかったら併せてご覧ください!
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防災士「防災情報の検索方法はコレ!」効率的に正しい情報をゲット

いざという災害時に、素早く防災情報を入手できる自信があるという方は少ないでしょう。情報の入手が遅れたり、誤った情報を入手してしまったりしたことにより、時には命が脅かされる可能性もあります。防災士という防災系の資格保有者である私が、今回は、「防災情報の検索方法や調べる順序」について紹介します。災害時に、信頼性のある機関から素早く情報を入手し、自身の安全を確保できるようにしましょう。以下7つの順に沿って、地震や台風・豪雨の際の情報収集の仕方を紹介します。①TV・ラジオ・ライブ配信など報道機関の情報を確認②気象庁など国のサイトで、報道機関の情報が正しいかを確認③各自治体のサイトで、居住地域の情報を確認④SNS・アプリなど、その他の媒体で情報を確認⑤外出中の場合、交通状況を確認⑥避難が必要な場合、ハザードマップで情報を確認⑦安全が確保できたら、家族・友人の安否情報を確認 順番に解説します。災害が発生したら、まずはすぐにTV・ラジオ・ライブ配信などでリアルタイムに情報を確認しましょう。TVやライブ配信は映像で災害状況を確認できるため、自分の目で具体的な状態を把握できます。また、自身の地域だけではなく広い範囲の情報を入手できるでしょう。報道機関の情報源が本当に正しいものなのか、またより詳しく知りたい場合は気象庁などの国のサイトを確認しましょう。次に、各自治体のサイトで、より居住地域の具体的な情報を確認しましょう。各自治体によりサイトの形態は異なるため、自身の自治体のサイトの見方をあらかじめ確認しておきましょう。また各自治体でしか得られない重要なお知らせが表示されていることもあるため、より災害への危機管理を行えます。そのほかにも、SNSで地域のリアルな情報を確認したり、防災アプリで情報を確認したり、地域の防災無線で確認したりする方法もあります。SNS利用時に注意したいのが、なかには嘘の情報を発信したり公式アカウントになりすましたりして情報を発信するなど、悪意ある情報も紛れていることです。そのため、すべての情報を鵜呑みしないように注意しましょう。外出中に被災した際に、そこから徒歩で自宅に帰れない場合は、自宅までのバスや電車の交通状態を確認する必要があります。もし自宅に帰れない場合は、周辺に災害時徒歩帰宅者支援ステーションがないかも情報を集めましょう。防災情報を入手した結果、避難が必要な場合はハザードマップで避難先や安全な避難経路を確認しましょう。各自治体より配布されている紙のハザードマップを確認するか、国土交通省が提供する「ハザードマップポータルサイト」で確認を行ってください。安全が確保できたら、家族や友人の安否情報を確認しましょう。ライフラインが断絶しインターネットが繋がらない場合は、災害用伝言ダイヤル「171」、災害用伝言板「web171」、各携帯会社用の災害用音声お届けサービスなどを用いて安否情報を確認する手もあります。災害が発生した際、自分の身を守るためにも防災情報の収集は欠かせないものです。インターネット上には嘘の情報が溢れている可能性もあるため、国や自治体など必ず情報源が確かな場所から正しい情報を入手することが大切ですよ。
防災

ウィンディor気象庁、台風予報を正確に知るには?【防災士解説】

みなさんは、台風予報を確認する際にどのサイトを活用していますか?台風の被害が心配される場合、予定を変更したり事前に台風対策をおこなったりする必要があるため、できるだけ正確な情報を知りたいですよね。今回は、防災士という防災系の資格保有者である私が、「台風予報を正確に知る方法」はあるのかを紹介していきます。台風の情報収集にこれまで悩んできたという方はぜひチェックしてください。気象庁の「最新の数値予報解説資料集(令和2年度)」の「全球モデル予測精度の国際比較」や「台風進路予報誤差国際比較」によると、ECMWF(ヨーロッパ)を中心に欧州が優れた精度を誇っています。しかし、あくまで予測でありときには外れることもあるため、「正確な気象情報・台風予報を提供しているのはコレ」というのは明言できません。近年日本において、海外の気象情報サイトが優れていると話題になることもありますが、そのサイトが一番正しいと過信して利用するのは得策ではありません。気象情報サイトそれぞれの特性を活かし、知りたい情報に応じて上手に使い分けることをおすすめします。気象庁-台風情報は、言わずと知れた、日本の行政機関のひとつである「気象庁」が提供する台風情報です。私たちがよく目にする、民間気象会社や報道機関による台風情報は気象庁の情報に基づいたものです。気象庁は、複数の情報が出ると混乱を招くことから、「防災情報というものはシングスボイスであることが望ましい」と提言しており、「気象庁以外の者は「警報」を発表してはいけない」という条約もあります。現代ではインターネットを介して他国の情報を目にできますが、防災情報を確認する際には、気象庁を確認することを国として推奨しているといえるでしょう。「Windy(ウィンディ)」は、2014年に登場したチェコの会社が運営する気象情報サイトです。スマホで利用できる無料アプリもリリースされています。風、雷、雲、雨、気温、波、気圧など世界中の気象情報をリアルタイムで視覚的に見られて、1時間ごとの気象情報を10日後まで確認できるのが特徴です。気象庁とWindyがそれぞれおすすめな場面を紹介するので、利用の際の参考にしてください。気象庁がおすすめの場合は、・台風が近付いていて、気象警報・注意報を確認する必要があるとき。Windyがおすすめの場合は、・先の予報を確認したいとき・視覚的な情報も取り入れたいとき・海外の台風情報を見たいとき です。正確な台風情報を知りたい方は、気象庁の情報を主に確認するとともにWindyなどの他のサイトも併用するのがおすすめです。サイトによって台風予報が同じであれば、その情報に沿って対策を取ればいいでしょう。もしサイトによって台風予報が異なる場合は、いずれかの予報が外れていたとしても台風がどちらの進路をとっても問題ないように備えることで、台風に対して万全の対策が行えますね。
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避難所での防犯対策、どうしたら?女性防災士のおすすめ防犯グッズも紹介

災害時は、ライフラインが断絶することや、警察や消防などの公的機関が救助優先になることから、被災地のセキュリティが下がることが考えられます。そのため混乱に乗じて、窃盗・詐欺・性犯罪などさまざまな犯罪が発生する可能性があります。過去の事例では、避難所で「寝ていたら知らない人が布団に入ってきた」「暗い場所に連れ込まれそうになった」「支援するかわりに見返りとして性行為を要求された」など、女性や子どもに対する性犯罪が一定数存在しています。また、女性に限った話ではないですが、不特定多数の人が出入りする避難所では貴重品の盗難についても注意が必要です。そのため、避難所で犯罪に巻き込まれないためにも自分の身を守れるよう、非常用持ち出し袋の中には防犯グッズも用意しておく必要があるでしょう。では、女性の場合どのような防犯グッズを用意しておけばいいのか具体的に紹介していきます。(おすすめ防犯グッズ1)防犯ブザー:防犯ブザーは、相手を威嚇し、周囲に異変をすぐに知らせるのに有効です。また、簡単に音が出せるため女性でも扱いやすく、小型でおしゃれなデザイン性があるものも多いため普段から携帯しやすいでしょう。防犯ブザーを選ぶ際には、周囲に音が聞こえるよう最低でも80db以上の音量が出る商品を選び、誤作動で音を鳴らさないように誤作動防止機能がついているかもチェックするといいです。百均などで手軽に購入できます。(おすすめ防犯グッズ2)防災用ホイッスル:息を吹きかけるだけで音が出せるためいざという時使えないという問題はありません。弱い力でも十分に音が出る防災用ホイッスルを用意するのがおすすめ。防災用ホイッスルも防犯ブザー同様、小型でデザイン性があるものが多いため持ち運びやすく、百均などで気軽に購入できますよ。(おすすめ防犯グッズ3)催涙スプレー:もし性犯罪に巻き込まれた際でも自分より力の強い男性を怯ませられるでしょう。中には、リップ型やペン型など一目で催涙スプレーとわかりにくく、小型で持ち運びやすい商品も販売されています。相手に近づきすぎると反撃される恐れがあるため、3m程度離れた場所からでも利用できる飛距離のあるものを選ぶといいでしょう。(おすすめ防犯グッズ4)動きやすい服:動きやすい服を着用していれば、もし犯罪に巻き込まれた際や二次災害が発生した際にも逃げやすいですよね。おすすめなのがジャージの上下セットです。避難所では支援物資の配布や救助活動など動き回ることが多い場面もあるため、衣類が汚れやすい可能性があります。ジャージは、洗濯して乾きやすい点や、寝やすいなどの観点からも災害時に適しているといえます。(おすすめ防犯グッズ5)ボクサータイプの下着:避難所では、男性の目がある中で洗濯を行わなければいけない場合もあります。もし、悪意のある人に女性用の下着が目に入ると盗難につながる恐れもあります。(おすすめ防災グッズ6)貴重品バッグ:非常用持ち出し袋の中には、貴重品を肌身離さず持ち歩けるよう貴重品用のバッグを用意しておくといいでしょう。とくに、防水タイプのウエストポーチやショルダーバッグがおすすめです。バッグを選ぶ際には、盗難のリスクを下げるために高価なブランド品ではなくお手頃な価格のもので、動いても中身が出ないファスナーがついたものがいいです。 避難所では、災害に乗じて悪いことを考える方もいます。また、セキュリティリスクが下がることから、自分の身は自分で守る必要があります。災害で大変な状況下の中、さらに犯罪に巻き込まれて大変な目に合わないためにも、防犯グッズの準備は欠かせません。現在用意している非常用持ち出し袋の中に、ぜひ今回紹介した防犯グッズをプラスしてみてください。
防災

避難指示ってどんなレベル?2021年の改定について防災士が解説

2021年5月に「避難情報に関するガイドライン」が改定されたことは、みなさんご存知でしょうか?改定にともない、避難情報がわかりやすくなり、逃げ遅れによる被災を防ぐことが期待されています。この記事では、防災士という防災系の資格保有者である私が、防災に関する疑問を解決していきます。今回は、そもそも「避難情報に関するガイドライン」とはなにか、具体的にどのような内容が改定されたのか、私たちが避難の際に気をつけるべきことはなにかを紹介していきます。 2021年5月に「避難情報に関するガイドライン」が改定:2021年5月20日に、災害対策基本法等の一部を改正する法律が公布され、「避難勧告等に関するガイドライン」から「避難情報に関するガイドライン」に名称が改定されました。「避難情報に関するガイドライン」とは、市区町村で発令される避難指示や避難情報の判断基準や伝達方法についての方針が定められたものです。ガイドラインの改定により、市区町村で発令される避難情報が大きく変わります。 ガイドラインが改定された背景は?:ガイドラインが改定された背景として、2020年に発生した7月豪雨(令和2年7月豪雨)があげられます。7月豪雨は、九州や中部地方など日本各地で記録的な集中豪雨が発生し、大河川での氾濫や土砂災害、浸水など多くの人的・物的被害をもたらした災害です。政府は7月豪雨を教訓に、避難対策の強化を検討したことにより、今回のガイドライン改定に至ったのです。 改定されたことによりなにが変わったのか:避難情報に関するガイドラインが改定されたことにより、具体的になにが変わったのか3つの改定内容を紹介します。(改定内容1)警戒レベル3が「高齢者等避難」に変更(改定内容2)警戒レベル4が「避難指示」に一本化(改定内容3)警戒レベル5が「緊急安全確保」に変更 避難の際に私たちが気をつけるべきこと:警戒レベル5での避難ではすでに手遅れ:警戒レベル5「緊急安全確保」はすでに災害が発生している段階であり、発令されてから避難するのでは手遅れと言える状況です。そのため、警戒レベル4の「避難指示」までに必ず避難することが重要です。避難のタイミングを間違わないためにも、それぞれの警戒レベルの意味を事前にしっかり理解しておくことが必要でしょう。 避難方法を普段から決めておこう:いざという時、どこに避難するのか避難方法を普段から決めておきましょう。避難方法は、自宅近くの学校や公民会などの行政が指定した避難場所への立ち退き避難だけではありません。事前に被害が大きくなることが予想できるのであれば、ホテルや旅館を予約して立ち退き避難する手段もあります。また、近くに両親・親戚・友人などの自宅があるならば、そちらに立ち退き避難する手もあります。別の場所に避難するだけでなく、ハザードマップを確認し浸水・土砂災害に関して安全な場所である場合は、在宅避難を選択するという手段もありますよ。災害時に発令される警戒レベルの意味を理解していない場合、いざというとき適切に避難できない恐れがあります。今回の改定をきっかけに、ぜひ避難情報に関する規定を見直してみてください。
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【まとめ】台風・大雨対策、非常用持ち出し袋(防災リュック)は準備OK?

2021年は日本各地だけでなく、世界的にもドイツやベルギー、北京などでも大雨・豪雨による災害が起き、取り返しのつかない被害が出ています。大雨・豪雨による被害は、けっして他人事ではありません。豪雨が増加している背景には、温暖化の影響も指摘されています。SDGsをはじめ、環境を意識した企業活動も進んでいますが、いますぐ温暖化を止めることはできないでしょう。つまり、いつ巻き込まれてもおかしくありません。一人暮らし女性向けライフスタイルマガジン「カーサミア」では、一人暮らし女性にもできる防災情報を発信してきました。今回は過去記事から、【非常用持ち出し袋(防災リュック)】に関する記事をピックアップしてご紹介します。「非常用持ち出し袋」に関する記事まとめ(1)避難所ってどんな感じ?何を持って行く?(2)非常用持ち出し袋には何を入れればいい?(3)非常用持ち出し袋、最低限の中身は…?(4)ひとつのリュックに全部詰め込まなくて大丈夫!(5)スマホは現代の命綱。充電グッズも忘れずに いざというときすぐに逃げられるよう、非常用持ち出し袋(防災リュック)を準備してくださいね。この記事を読んだ方が、非常用持ち出し袋を準備する助けになれば幸いです。カーサミアではほかにも「防災」に関する記事を多数公開中です。非常用持ち出し袋以外にも、「防災備蓄」「台風への備え」「避難の判断」などのテーマでたくさんの記事を公開していますので、ぜひ参考にしてください。
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停電時にスマホを充電するなら…おすすめ防災グッズ6選

災害時にスマホは、情報収集や家族や友人との連絡手段として欠かせないものです。そのため、災害時にもし停電してしまってもスマホが利用できるよう、充電できる防災グッズを用意しておきたいですよね。今回は防災士という防災系の資格保有者である私が、「停電時にスマホが充電できるおすすめ防災グッズ」に関して紹介します。災害時には何が起こるかわからないため、どのようなものを選べばいいのかわからないという方はもちろん、普段利用している充電グッズがあるという方も、ぜひ災害時のことを考え複数の充電グッズを用意してくださいね。(1)モバイルバッテリー:スマホを所持しているのであれば、1台はすでに持っているという方も多いのではないでしょうか。モバイルバッテリーは、小型ながら大容量のものが多いため、災害時のいざという時でも持ち出しやすく、電気がなくとも数回スマホを充電できるメリットがあります。用意する際は、できるだけ容量の多いものを選ぶのがおすすめ。20,000mAh程度のものを用意しておけば、フルで3回程度充電が可能です。(2)乾電池式充電器:電気が止まっていたとしても、乾電池さえあれば何度でも使えるといった利点があります。しかし、乾電池式充電器は防水機能を備えた商品が少ないため、雨などで濡れてしまうと壊れてしまうデメリットもあります。そのため、防水性のポーチなどに入れて備えておくといいでしょう。(3)ソーラー式充電器:電気や電池がなくとも太陽光さえあれば何度でも充電が可能であり、商品によってはライトや防水機能が備わった商品もあります。しかし、蓄電速度が遅いことや、天候により蓄電が左右されることがデメリットとしてあげられます。災害時に利用するサブの充電器として用意することをおすすめします。停電が長引くなど災害が長期化したときに役立つでしょう。(4)手回し式充電器:手回し式充電器とは、本体にハンドルが付いておりそれを回すことで電力を作ってくれる充電機器のことです。手回し式充電器の中には、ラジオやライトの機能も備わっているものもあります。自身の手で回すだけで充電できることは利点ですが、発電の際には音が大きいことや体力を消耗することが悪い点としてあげられます。蓄電速度も遅いことから、ソーラー式充電器と同様に災害が長期化したことを想定したサブの充電器として備えておくといいでしょう。(5)マグネ式充電器:マグネ式充電器とは、塩水とマグネシウムで電力を作ってくれる充電機器のことです。本体の中に、塩・マグネシウム棒・水を入れることで利用できます。マグネシウム棒一本で約10回ほどの充電が可能です。また、10年以上長期保存可能なため災害用として備えておくのにも適しています。災害時に塩水が手に入らない場合でも、代わりに海水で代用が可能です。しかし、充電速度はあまり早くないことや、マグネシウムがなくなってしまうと使えないこと、他の充電機器よりも値段が高く、持ち運びにくいというデメリットがあります。長期化した災害に備えてのサブの充電器として用意することをおすすめします。(6)シガーソケット式充電器:シガーケット式充電器とは、車の中にあるシガーソケットと呼ばれる円筒形の器具に差し込むことで利用できる充電機器。そのため、こちらは車がある人のみ活用できる充電機器です。車のエンジンをかけることで、充電が可能です。車のエンジンがかかるうちは何度も充電が可能であり、充電速度も比較的早いです。車を持っている一人暮らしの方はぜひ、車内にシガーソケット式充電器を一台備えておきましょう。また、車によってはシガーソケットが設置されていない場合もあるため、一度ご自身の車を確認してみてください。 また、災害に備えて、スマホの充電グッズと合わせて充電ケーブルや小型電源タップも用意しておきましょう。そしてスマホが充電できる防災グッズを用意することも大切ですが、災害時にできるだけスマホを長く利用できるよう、・液晶画面を暗くする・節電モードにする・圏外なら機内モードにする・アプリなどの通知を切るなどの、スマホの節電対策も覚えておきましょう。
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【台風対策】窓に雨戸のないマンションはどうすればいい?防災士が解説

雨戸やシャッターが設置されていないというマンションやアパートも多いですよね。そのため、もし台風が来た際に、窓が割れてしまわないかと不安に思われる方もいるのではないでしょうか。今回は「窓に雨戸のないマンションでの台風対策」に関してです。強風により雨戸が飛ばされる可能性や、建物の重量、避難経路の確保などが理由でマンションには雨戸やシャッターが設置されていない場合があります。そこで、窓に雨戸やシャッターがないマンション・アパートで、台風の際にどのように窓を守ればいいのか紹介します。台風が来た際に慌てないためにも、事前に台風の対策方法を知っておきましょう。また、台風中に万が一窓が割れてしまった際に、どのように対策すればいいのかもご紹介します。【質問】台風のときに養生テープを張るのは、飛散防止であって割れないための対策ではないと聞きました。雨戸のないマンションでもできる「割れないための対策」はないのでしょうか?また、もし実際に割れてしまったら、どうすればよいのでしょうか?【回答】質問者が述べているよう、窓に養生テープを貼るのは窓の補強ではなく割れてしまった場合の飛散対策です。そのほかにも飛散対策として、内側の窓に飛散防止フィルムを貼る、カーテンを閉めておくなどが考えられます。では、窓に雨戸がないマンションではどのように「窓が割れないための台風対策」をすればいいのか紹介していきましょう。(1)まずは台風で窓が割れる原因を排除する:雨戸のないマンション・アパートに限らず、台風で窓が割れるのを防ぐためには、まずその原因を事前に排除しておくことが大切です。(2)プラダンで窓を補強する:窓を補強する方法として、窓の外側に「ダンボール・プラダン・ベニヤ板」などを設置する方法が考えられるでしょう。ダンボールは比較的入手しやすく女性でも設置しやすいメリットがありますが、雨に弱く強度も低いというデメリットもあります。また、ベニヤ板は釘などで打ち付けておかないと飛んでいく危険性があります。しかし、マンション・アパートの場合は釘を打ちつけられないので、ベニヤ板と釘を利用するのは現実的ではありませんね。そこで一番おすすめなのが、プラスチック製ダンボールの「プラダン」で窓の外側を補強することです。ダンボールと違い破れにくく雨に濡れても大丈夫で、軽い素材のため女性でも設置しやすいでしょう。プラダンを窓の外側に設置する際には、養生テープなど簡易的な設置方法は取らずに、プラダンに切れ目を入れてバンドとストッパーで固定する方法を推奨します。しっかり固定できるため、台風で飛んでいく心配もありません。(3)防風ネットを設置する:強風を和らげてくれる防風ネットを、窓の外側やベランダに設置するという手もあります。防風ネットを設置することで、飛散物を防いでくれる効果も期待できるため、結果として窓が割れることを防いでくれることにつながるでしょう。
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地震でドアが開かない!?非常時の対処方法と、閉じ込め予防策【防災士が解説】

地震のとき、ときにはドアが開かず室内に閉じ込められてしまう場合もあるでしょう。もし閉じ込められてしまった場合、どうすればいいのでしょうか。また、事前にできる対策もご紹介します。
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防災士「避難所で役立つ生理用品はコレ!」おすすめ衛生用品6選

避難所で生理になったとしても、必ずしも生理用品を十分に入手できるとは限りません。支援物資が届けられるのは災害が発生してから、早くて3日程度と言われています。支援物資で生理用品が配布されたとしても、配られる個数に制限や限りがある場合も。また、生理用品をしっかり用意していたとしても、長期化した避難所生活で切らしてしまう場合もありますよね。今回は「避難所で役立つ生理用品」に関してです。長期化する避難所生活でも役立つ生理用品や衛生用品を紹介します。一般的な生理用品にプラスして、今回紹介する商品もぜひ準備してみてくださいね。ただでさえ不安な避難所生活の中で、生理になってしまうとさらに不安が増えそうですよね。できるだけ不安を取り除くためにも、避難所生活で役立つ生理用品を用意しておきましょう。生理用ナプキンとは違い何度も使い回せるものや、水が使えない災害時でもデリケートゾーンをきれいに保てるものなど、避難所生活で大きく役立つものを紹介します。今回ご紹介したものはいずれも平常時に事前に使い方の確認や、自分の身体に合っているのかを確かめておく必要があるものが多いため、準備する際には注意してくださいね。また、いざというときのため簡易ナプキンの作り方も覚えておくと安心ですよ。
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緊急地震速報に誤報があるのはなぜ? 事前に出せないの?【防災士解説】

緊急地震速報の誤報はどうして発生するのでしょうか?また、事前に緊急地震速報を受け取れれば、十分な対策が取れるのに、どうしていつもギリギリなのでしょうか?今回はそんな「緊急地震速報」に関してです。「地震です」のあの音、ドキドキしちゃいますよね。緊急地震速報とは、強い揺れの地震が発生する際に、地震の直後に各地に到達時刻や震度の情報を素早く伝えてくれるものです。誤報だったからと油断してはいけません。「もし、本当に地震が起こっていたら」を考え、自分の行動や備えを見直すきっかけにしましょう。安全に行動ができたのであれば、「自分はしっかり対策ができている」という再確認にもなりますね。
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お風呂中に地震!シャンプーを洗い流すタイミングは?【防災士が解説】

入浴中で無防備な状態の時に、地震が発生したら…とても怖いですよね。さらに、シャンプーやカラー剤をつけている最中となると、どうしていいかわからず慌ててしまいそうです。このようなお風呂に入っている時に地震が発生したら、どう行動したらいいのでしょうか?