この記事では「通常のベッドの代わりに、ソファベッドを置こうかな」と迷っている方に向けて、北欧式整理収納プランナーの筆者が、おすすめしない理由を解説します。
こんにちは!スッキリ整った空間を目指している、カーサミアライターの春野です。北欧式整理収納プランナーの資格を活かし、一人暮らしの女性に役立つ情報を発信しています。
コンパクトなイメージがあるソファベッドですが、実際には掛け布団や枕の収納場所が必要になります。
そのため、スペースの有効活用を目的にするのであれば、レイアウトを工夫して通常のベッドを置くのがおすすめです。
自分に合ったベッドをスッキリと配置し、心地よく暮らしたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
質問:一人暮らしの場合、ソファベッドの方が省スペースでおすすめ?
一人暮らしの場合、値段の高いベッドにこだわらないで簡易的なソファベッドにした方が良いでしょうか?
シーンによって使い分けられるので、通常のベッドより省スペースに置けそうな気がします。
回答:ソファベッドは意外に場所をとるので、あまりおすすめしません
コンパクトに思えるソファベッドですが、意外に場所をとるので、省スペースに置くことを目的にするのであれば、おすすめできません。
ソファベッドの場合、置き場所以外にも、ソファからベッドに切り替えるときに広げるスペースが必要です。
ソファの背もたれを倒してベッドにするタイプなら、広げたときのことを考えて、壁から離した状態でレイアウトしなければなりません。
反対に足元側を倒してベッドにする場合は、ソファの前面にスペースが必要になります。
また、ソファベッドを日中はソファとして使うのであれば、掛け布団や枕といった寝具の収納場所も考えておかなければなりません。
「場所を取る」以外にもある!ソファベッドの後悔
場所を取る以外にも、ソファベッドで後悔しやすいポイントはいくつかあります。
一人暮らしの部屋にソファベッドを置くことを検討中であれば、以下の点も押さえておきましょう。
寝心地がいまいち
基本的に、ソファベッドは座ることをメインの目的として作られています。
一般的なソファのクッションがそのまま使われている場合が多いため「通常のベッドに比べると、寝心地がいまいち……」と感じる人は少なくありません。
切り替えに手間が掛かる
ソファベッドをベッドとして使うときは、ソファの状態から切り替える必要があります。
作業自体は、それほど大変ではありませんが、毎日のこととなると、人によってはおっくうに感じる場合も考えられます。
その結果、ソファに切り替えるのが面倒で、ずっと倒したままになり、通常のベッドと置くスペースが変わらないこともあるでしょう。
劣化しやすい
ソファベッドの場合、昼間はソファ・夜はベッドと使用時間が長いため、通常のベッドよりも劣化するスピードが早い傾向にあります。
そのため長い目で考えると、通常のベッドのほうがコストパフォーマンスに優れているかもしれません。
通常のベッドを省スペースにレイアウトする方法
一人暮らしで寝具を省スペースに置きたいのであれば、ソファベッドではなく通常のベッドがおすすめです。レイアウトを工夫すれば、通常のベッドでもスッキリ置けます。
ポイントは、行き来を邪魔しない場所に配置することです。また、窓やドアといった開口部までを、なるべく遮らないように意識すると、窮屈感を抑えられます。
ここからは、通常のベッドを省スペースに置く方法を2つご紹介します。
他の家具とのバランスを考えて置く
一人暮らしの場合、ベッド以外にもテレビボードやローテーブル、デスクなどを置く必要があるため、他の家具とのバランスも考えて配置することが大切です。
上の画像のように、テレビと向かい合う場所にベッドをレイアウトすれば、ベッドに腰掛けたり、もたれたりなど、ソファの代わりとしても使えます。
部屋の奥に配置して広く見せる
部屋の奥にベッドを配置すれば手前にスペースができるため、空間全体がゆったりして見えます。
ただし、部屋の奥が窓の場合は、上の画像のように、できるだけベッドを窓から離すのが基本です。
最低30cmくらいはスペースを空けたいところですが、難しい場合は、10cm程度でも窓から離してベッドをレイアウトしましょう。
完全にくっつけるよりも換気がしやすくなり、結露によるカビの発生を抑えられるはずです。
- Q一人暮らしの場合、ソファベッドの方が省スペースでおすすめ?
- A
ソファベッドは意外に場所を取るため、省スペースを目的にするなら、おすすめできません。
レイアウトを工夫して、通常のベッドを置く方が限られた空間を無駄なく使えるでしょう。
具体的には、テレビと向かい合う場所に、ソファの代わりとして配置したり、部屋の置くにレイアウトしたりする方法があります。