一人暮らしだと、野菜を買っても使い切れない…。
もったいないなぁ
冷凍保存がおすすめですよ!
野菜を買ったものの、一人暮らしだとなかなか使い切れずに野菜を傷ませてしまう場合もありますよね。そんなとき、野菜は冷凍しておくと長持ちするので便利です。
実は、野菜を新鮮なうちに冷凍しておくことで、栄養価もキープしやすくなるんです!
こんにちは。管理栄養士ライターの広田です。一人暮らし歴が長いからこそわかるポイントを押さえながら、一人暮らし女性に役立つ情報をお伝えしています。
今回は、冷凍に向いているおすすめの野菜や、反対に冷凍に向かない野菜についてもお伝えします。さらには野菜別の保存方法や、冷凍するときに役立つ便利なアイテムもご紹介します。
買った直後に冷凍したほうがいい野菜はこれ!
長く冷蔵保存すると栄養価が下がってしまう野菜や、すぐに使い切れない野菜は、買った直後に冷凍するのがおすすめです。どんな野菜を冷凍した方がいいのかについて、具体的に解説します。
冷蔵より冷凍での保存が向いている野菜
冷蔵庫で長く保管することで、野菜によってはビタミンなどの栄養素が減少してしまうことが知られています。
「冷凍すると、もっとビタミンがなくなってしまうのでは?」と思うかもしれませんが、冷凍しても野菜の栄養素はほとんど減少しないことがわかっています。
特にほうれん草、春菊などの葉物野菜、ブロッコリーは冷蔵庫に入れておくことでビタミンCが減ってしまいやすい野菜です。買ってすぐに使わない場合は、冷凍しておくと栄養を無駄なく摂ることができますよ。
すぐに使い切れない野菜も冷凍しよう
買ったものの、すぐに使い切れそうにない野菜も早めに冷凍しておきましょう。きゃべつや白菜、にんじん、かぼちゃ、きのこ類などは冷凍することができます。
カットしてから冷凍するため、料理するときの時短にも役立ちます。スーパーで安いときにまとめ買いして冷凍しておけば、節約にも役立ちそうですね。
冷凍保存したい野菜まとめ
・ほうれん草、春菊、きゃべつ、白菜 などの葉物野菜
・ブロッコリー
・にんじん
・かぼちゃ
・きのこ類
冷凍に向かない野菜は?
冷凍に向かない野菜もあります。水分が多い野菜は冷凍することで食感が変わってしまうため、シャキッと感がなくなったり、パサパサしてしまったりしてしまいます。
具体的にはきゅうり、レタス、大根、なす、じゃがいも、ごぼうなどです。
ただし、大根はすりおろして冷凍したり、じゃがいもは茹でてつぶしたりするなどの工夫をすれば、おいしく冷凍が可能です。
冷凍に向かない野菜まとめ
・きゅうり
・レタス
・大根(そのまま)
・なす
・じゃがいも(そのまま)
・ごぼう
冷凍保存の5つのコツ
具体的に、冷凍保存するときに気を付けたいコツについてお伝えします。
コツ1:食べやすい大きさに切る
食べやすい大きさに切ってから冷凍しましょう。野菜を丸ごと冷凍してしまうと、一度解凍してから切らないといけなくなり、手間がかかるうえに野菜から水分が出ておいしさが損なわれてしまいます。
コツ2:ゆでる野菜は一旦ゆでる
ほうれん草やブロッコリーなど、ゆでる調理が必要な野菜は冷凍する前に一旦ゆでましょう。
冷凍する前にゆでておくことで、料理に使うときに時短に役立つだけでなく、鮮やかな色合いを保ちやすくしてくれます。
コツ3:野菜を平らにして冷凍する
平らにして冷凍させ、素早く野菜を凍らせましょう。
ゆっくり冷凍すると、野菜の中の水分が凍ったときに氷の粒が大きくなってしまい、野菜の細胞を壊してしまいます。氷の粒が大きくなる前に素早く凍らせることで、おいしく野菜を冷凍することができます。
コツ4:袋の中でくっつかないよう余裕を持って入れる
切った野菜を冷凍用保存袋などの中に入れるときは、くっつかないように余裕を持って入れましょう。ばらばらに凍らせることで、使いたいときに使いたい分だけ取り出すことができます。
コツ5:調理するときは凍ったままで
冷凍した野菜を調理する時は、凍ったまま調理するようにしましょう。一旦解凍することで、野菜から水分が出てしまい、食感が悪くなってしまいます。凍ったまま鍋やフライパンに入れたり、レンジにかけたりするようにしましょう。
野菜別!冷凍保存の方法
野菜によって、冷凍保存の仕方が異なります。野菜別に一覧表にまとめました。
野菜 | 冷凍保存の方法 |
---|---|
ほうれん草・春菊 | ゆでて冷まし、3~4㎝幅に切る |
小松菜・チンゲン菜 | 3~4cm幅に切る |
ブロッコリー | 食べやすい大きさに切り、ゆでて冷ます |
きゃべつ・白菜 | 細切りやざく切りにする |
にんじん | 細切りや千切りにする |
かぼちゃ | 3~4㎝角に切るかゆでてつぶす |
きのこ | 石づきを取ってほぐす |
大根 | すりおろす |
じゃがいも | ゆでてつぶす |
冷凍保存のポイント
・きゃべつ、白菜、にんじん
冷凍すると食感がやや変わってしまうため、なるべく小さく細くカットすることで食感が気になりにくくなります。
・大根おろし
1回分ずつラップに包んでおくと、解凍したときに使いやすいでしょう。1回分の目安は、手のひらにおさまるくらいの量です。
・つぶしたじゃがいも
じゃがいもの個数分に小分けしてから冷凍するといいでしょう。小分けにしておくと、使いたい料理に合わせて量を調整しやすくなります。
どれも簡単にできますね!
今週末、やってみようかな✨
冷凍保存するときに役立つアイテム3つ
最後に、冷凍保存するときに役立つものを3つご紹介します。
冷凍用保存袋
ジッパーのついた保存袋は、冷凍保存に欠かせないアイテムです。密封できるので、冷凍庫の臭いが食材に移る心配がありません。また使いたい分を取り出したあとに、再度ジッパーで口を閉じられるのも便利です。
メーカーによりサイズが若干異なりますが、Mサイズを買っておくと一人暮らしの方は使いやすいでしょう。
薄型の保存容器
冷凍をたくさんしたい! と考えている方は、薄型の保存容器があると便利です。繰り返し使えるので経済的なことと、冷凍庫の中で立てて保管できるので、冷凍庫のスペースの節約にも役立ちます。
3~4個ほど用意しておくと、複数の野菜を保管できますよ。Amazonなどのインターネット通販だけでなく、セリアなどの100円ショップでも手に入れることができます。
繰り返し使えて電子レンジもOKな保存袋
シリコン製のジッパー付き保存袋は、繰り返し使えるだけでなく、電子レンジでも使える便利なアイテムです。野菜の冷凍保存だけでなく、作り置きの料理の保存にも役立ちます。
見た目も可愛らしく、カラーが選べるので、好きな色を揃えれば料理の時間が楽しくなること間違いなしです。
野菜の冷凍保存の仕方や、便利なアイテムを紹介しました。ぜひ冷凍保存のコツを覚えて、栄養たっぷりの野菜を長くおいしくいただきましょう。