大掃除といえば年末のイメージですよね。一年の汚れを落として新しい年を迎えるのは、とても清々しい気分です。でも実は、大掃除に最適な季節は冬ではないんですよ。
こんにちは、カーサミアライターのいずみです。クリンネスト1級の資格を持っており、さまざまなお掃除情報を発信しています。
今回は大掃除にぴったりな時季と、やるべき掃除をご紹介します。ぜひ取り入れてみてくださいね!
大掃除に最適な時季はいつ?そのメリットは?
大掃除に最適な季節は秋です。特に、汚れが落ちやすく水の使用が苦にならない残暑の頃がいいでしょう。
秋に大掃除をするメリットは他にもあるので、順番に解説していきます。
油汚れが落ちやすい
本格的な暑さは和らぐとはいえ、まだ暖かさが残る9月。この時季は油汚れが落ちやすいんです。
油は冷えると固まってしまい、落とすのにとても苦労します。寒くなって固まる前に落としましょう。
水を使うのが苦にならない
冬に比べると水が冷たくないのも嬉しいポイント。
残暑のうちに水を使う掃除を済ませておくのがおすすめです。
換気しやすい
洗剤を使ったりホコリを取ったりしたときなど、掃除には換気が必要な場面が多くあります。
しかし寒い季節だと窓を開けるのもひと苦労ですよね。冬ではつらい換気も、秋なら気持ちよく行えますよ。
洗濯物が乾きやすい
年末に比べて暖かく、日が長い秋なら、洗濯物が早く乾きます。
大掃除では洗濯の回数が増えがちなので、暖かいうちに効率よくやってしまいましょう。
早くカビを落とせる
日本の梅雨や夏は湿度が高いので、カビが繁殖しやすいです。
残暑にカビ掃除をすることで、冬までため込むことなく除去できます。
スケジュールに余裕がある
飲み会や帰省、親戚の集まりなど、年末は何かと忙しいですよね。そのため大掃除をしたくても、思うように時間を取れないこともあるでしょう。
9月から大掃除をはじめれば、年を越すまでたっぷりと時間を使えます。少しずつ進められるので、負担もかかりませんよ。
不用品を回収してもらえる
年末はごみの回収業者やクリーンセンターがお休みのため、不用品を捨てられない可能性があります。早く掃除を終わらせたいのに、なんだかすっきりしませんよね。
秋の大掃除ならスケジュールを気にしなくていいので安心ですよ。
同時に衣替えできる
秋は衣替えのシーズンでもありますよね。
整理をしつつ掃除もできるので、秋の大掃除は一石二鳥ですよ。
残暑にやっておきたい大掃除8選
ここからは残暑にやっておきたい大掃除をご紹介します。秋ならではのメリットを活かせるので、早めに取り組みましょう。
換気扇
換気扇の頑固な油汚れは固まるととても大変なので、暖かいうちに落としましょう。年に数回はフィルターを外し、セスキ炭酸ソーダでつけ置きしてくださいね。
エアコン
エアコンも秋に掃除しておくといいもののひとつです。夏の使用でたまった汚れを落としつつ、冬への準備をしましょう。
フローリング
目には見えにくいですが、床には汗や皮脂が付いています。カーペット・ラグを敷く前に汚れを落としておくと気持ちがいいですよ。
フローリングの拭き掃除にはアルカリ電解水が効果的です。アルカリ性なのでタンパク質汚れを落としてくれますし、洗剤成分が残らないので二度拭き不要! 水だけで拭くよりもさっぱりしますよ。
窓
冬の窓掃除は寒さと水の冷たさがつらいので、暖かいときにやっておくといいでしょう。スクイジーを使うとプロのような仕上がりになりますよ。
カーテン
秋はまだ暖かく日が長いため、大きなカーテンも乾きやすいです。晴天が続くときにお洗濯しましょう。
お風呂
梅雨から夏にかけて生えたカビは、深く根付いてしまう前に早めに落としましょう。また冬も結露で生えやすくなりますが、しっかりと掃除をすれば予防になりますよ。
クローゼット
衣替えのついでに、クローゼットの掃除もしましょう。カビは「温度・湿度・汚れ」がそろうと発生しやすくなるため、お手入れすればカビを予防できます。
大掃除といえば年末のイメージですが、実は秋に行うとさまざまなメリットがあるんです。
年越しに向けて、今から少しずつはじめてみてくださいね!
時間が取れずに年末になってしまった…というときは、「玄関」と「照明」だけでも掃除してみてくださいね。清々しい気持ちになれますよ~!