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3ヶ月かけて選んだ物件は、お部屋も街並みも、私の”好き”ばかり【一人暮らしエッセイvol.47】

一人暮らしエッセイ
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これからも大好きな場所で暮らしていたい。

初めて就職した先は、社員寮に数年入らなければならない会社でした。
社員寮といっても、マンションの一室に数人で住むというシェアハウスのようなものです。

先輩数人に囲まれて生活する社員寮は、私にとっては先輩にアドバイスをもらえる場でもありましたが、気を遣うことが多く大変でした。
また、会社から徒歩数十分のところに住んでいて、社員寮があちらこちらにあったため、いつ社員さんと出会うかわからず、外出するたびに少し緊張していました。

そんな社員寮にいる間、ずっと早く一人暮らしがしたいと考えていました。

一人暮らしをするならどんな部屋に住みたいかという想像を、いつも繰り広げていました。

会社へは電車で30分から1時間以内で通えるところがいい、
安くて少し広めの部屋がいい、
フローリングの色は明るめがいい、
など沢山のイメージをしていました。

住みたい土地だけはあらかじめ決めていました。
その場所は亡き父親が育った場所で、私にとっては少しルーツのある場所です。

都心部で育った父親ですが、いつも幼少期の話を聞いている時に、いつかそこに住んでみたいと思っていました。

数年後、いよいよ退寮する時期となり、早速不動産屋さんへ行きました。
その不動産屋さんには、3ヶ月ほどお世話になりました。
丁寧に対応してくださって、私の理想に近い物件を何度も紹介していただきました。

そのおかげもあり、自分の中で大好きな物件に出会うことができました。
少し理想と違ったのは、フローリングの色がイメージよりも濃い色だった、という点だけです。

引っ越しは社員寮からだったので、自分でレンタカーを借りて数日に分けて荷物を移動しました。

引っ越しを終えて初めて寝た日は、眠れませんでした。
明日からは、電車通勤だから早めの電車に乗って行こうと考えたり、どの道を歩こうか、など色々考えているうちに、嬉しさでいっぱいになっていたんだと思います。

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その初日から2年以上が経ち、また物件更新の時期がきました。
もちろん継続して住みたいと思い、すぐに更新手続きを行いました。

2年以上住んでもなお、出退勤の移動時間と家に帰ってからのゆったりできる時間が最高の時間です。

引っ越してから散歩をして色々な建物を見ていると、非常に古い建物が多くある土地だということを知りました。
一つ一つの建物がいつ頃の建物なのかを調べているうちに、好きな見た目の建物を見つけました。

出勤時には大きめの公園の前を通り季節を感じて出社します。
退勤時にはその好きな建物の前を通るルートを使って、家に帰ります。
家に帰ると好きな小物や家具が置かれている、自分らしさがつまった部屋で御飯を食べます。

毎日好きに囲まれている生活をしていると感じています。

引っ越してよかったと今でも思っています。
好きな場所で、理想の物件で、好きなものに囲まれて暮らす。
たまに友人達を集めて、たこ焼きパーティをしたりする。

今の私の生活は、とても幸せなものだと感じています。

(エッセイ投稿者:まりころぐ)

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