電子レンジは火を扱わないキッチン家電のため、一見安全なようですが、正しい使い方をしないと思わぬ事故に繋がってしまうこともあります。
こんにちは、カーサミアライターの桐里です。お弁当や冷凍食品を温めるのに毎日電子レンジをフル活用しています♪
この記事では、電子レンジに入れてはいけないもの、危険な容器や食器8選を紹介します。
気を付けておかないと、最悪の場合は電子レンジの故障や発煙・発火する危険があります。
電子レンジを安全に扱うために、是非確認していって下さいね。
電子レンジを安全に扱うために、レンジの仕組みを知っておこう
電子レンジを安全に扱うために、そもそも電子レンジの仕組みをおさらいしておきましょう。
電子レンジのエネルギー源は電波で、食品に含まれている水の分子などを振動させて食品全体を温めます。器を温めずに中の食品だけを加熱することができるのは、電波の性質を上手に利用しているからなんですね。
電波は金属に当たると反射してしまうので、金属容器やアルミホイルなどは電子レンジで使用できないことは有名だと思います。
他にも電子レンジに入れてはいけない食器や容器が結構あるんです…!
次の章で詳しく解説していきますね。
電子レンジに入れてはいけないもの 8選
ここでは、電子レンジに入れてはいけない食器や容器について解説していきます。
お使いの電子レンジの取扱説明書にも「使える容器・使えない容器」について記載されていると思うので、迷った時は確認してみて下さいね。
電子レンジNGのもの1:金属容器やアルミホイル
レンジの仕組みの項目でも書いたように、金属やアルミホイルは電子レンジが発する電波を反射するので、入れてはいけません。
金属容器やアルミホイルを電子レンジで加熱すると、火花が発生しレンジの故障や火事の原因になってしまいます。気を付けましょう!
ちなみにオーブンレンジでの「オーブン機能」を使う時は、アルミホイルを使っても大丈夫です。
電子レンジNGのもの2:耐熱性のないプラスチック容器
耐熱温度140℃未満のプラスチック容器(ポリエチレン、スチロール樹脂、メラミンなど)を電子レンジで使用すると高温になり、溶けたり変形したりするので使えません。
電子レンジ使用可能と表示のある容器、耐熱温度140℃以上のプラスチック容器、ラップ、シリコン容器に関しては電子レンジで加熱OKですが、容器は大丈夫でも「蓋はNG」のものもありますのでしっかり表示を確認しましょう。
耐熱温度やレンジOKの表示がなく分からない場合は、「まぁいっか!」と楽観視せずに、レンジOKの容器に移し替えて加熱するようにしましょう。
電子レンジNGのもの3:紙皿や紙コップ
紙製の容器を電子レンジに入れて加熱すると、焦げたり発火したりすることがあり危険です。
耐熱容器に移し替えて加熱するようにしましょう。
電子レンジNGのもの4:木製容器
曲げわっぱや木製ボウルなどの木製容器は、電子レンジで加熱するとひび割れが起こる可能性があるため使用できません。
電子レンジNGのもの5:漆器類
汁椀に使われることが多い漆器類も、基本的には使用NGです。
特に装飾に針金が使われている場合は、燃えやすいので特に注意が必要です。
ただ最近では、特殊な樹脂と塗料を使った「電子レンジ対応」の漆器も登場しています。
電子レンジNGのもの6:耐熱性のないガラス容器
カットガラスや強化ガラスも溶けたり割れたりする可能性があり、危険です。ガラス容器は使用しないようにしましょう。
ただしこちらも、最近では耐熱性があり「電子レンジOK」の表示があるものも登場しています。
電子レンジNGのもの7:ホーロー容器、ホーロー鍋
おしゃれで丈夫なホーロー素材の容器や鍋ですが、電子レンジで加熱はできません。
ホーローには金属が使われているため、電子レンジの電波を跳ね返してしまい火花が散る可能性がありとても危険です。
ホーロー容器に入っているものを温めたい場合は、直火やオーブン機能を利用しましょう!
電子レンジNGのもの8:金銀の絵付けのある陶器や磁器
基本的に陶器や磁器は電子レンジ使用可能ですが、注意点がいくつかあります。
まずは金銀の絵付けが施されている陶器は、金属が含まれているので電子レンジで使用できません。
また、素焼きの陶器・土鍋など吸水性の高い容器は、染み込んだ水分が急速に熱されることで膨張して割れやすいため、使用しない方が良いでしょう。
他にも、冷蔵庫から取り出したばかりの冷えた陶器は、急激な温度変化に耐えられず割れてしまう危険性があります。作り置きおかずなど冷たいものを加熱する場合は、別の容器に移し替えるか常温に戻してから加熱しましょう。
- Q電子レンジに入れてはいけないものとは?
- A
電子レンジに入れてはいけない容器や食器として代表的なものは、金属容器やアルミホイル、耐熱性のないプラスチック容器、紙皿や紙コップ、木製容器・漆器類、耐熱性のないガラス容器、ホーロー容器、金銀の絵付けのある陶器などです。
「耐熱温度140℃以上」や「電子レンジ使用可」の表示がない容器に関しては、大丈夫だろうと楽観視せず、別の容器に移し替えて加熱するようにしましょう!