キッチンのシンク下には、備え付けの棚がない場合が多く、奥行きや広さをどう使い切ればいいか悩みがちです。
さまざまな収納グッズが販売されているものの、とりあえず買ってみるのはおすすめできません。すっきり使いやすくするには、なるべくものを増やさないことが大切です。
こんにちは!片付けの悩みを解消して心地よく暮らしたい、カーサミアライターの春野です。北欧式整理収納プランナーの資格を活かし、一人暮らしの女性に役立つ情報を発信しています。
この記事では、キッチンのシンク下収納の基本やアイデアをご紹介します。暮らしのプチストレスを減らしたい方は、ぜひチェックしてくださいね。
シンク下をすっきり使いやすく収納するコツ
シンク下を使いやすく整えるには、収納の基本を押さえておくことが大切です。ここでは、シンク下に入れるべきものや片付けの手順を解説します。
何を入れるか確認する
シンク下には配管が通っており、他のエリアに比べて湿気がこもりやすいため、入れていいものとそうでないものがあります。
入れていいもの
上の画像のような、湿気や水濡れの影響を受けにくいものは、シンク下収納に向いています。
実際に使用するシーンをイメージして、何を入れるか決めることも、使いやすくするコツです。シンク下には、水まわりにあると便利な調理器具や、ストック品を入れると良いでしょう。
シンク下収納に向いているものの具体例は以下のとおりです。
・水まわりで使う調理器具
⇒ザル、ボウル、鍋、包丁、まな板、軽量カップなど
・水に濡れても問題ないストック品
⇒水切りネット、スポンジ、ゴミ袋、アルミホイル、ラップ、洗剤など
入れない方がいいもの
シンク下に入れない方がいいものとしては、湿気や水濡れに弱い、食品や紙製品などが挙げられます。
食料品であれば風味が落ちたり、虫の発生につながったりする可能性があるため、保管場所に注意が必要です。紙製品の場合は、湿気をふくむことで使えなくなる場合が考えられます。
開封済みのお米や粉類などは野菜室に。紙コップや紙皿などは吊戸棚に。
シンク下収納に向いていないものは、湿気や水気の影響を受けにくい場所で保管してくださいね。
また、直接料理をのせる食器類は、衛生上シンク下に収納しないことをおすすめします。
どうしても食器を入れたい場合は、以下の記事を参考にしてください。
いきなり収納グッズを買わない
シンク下収納に限りませんが、収納グッズを買う前に今入っているものを確認し、不用品があれば手放しましょう。
持ち物の量を減らすことで、収納グッズを買い足さなくても、きれいに整理整頓できる場合があります。
収納の基本の手順に沿って進める
シンク下をすっきり使いやすくするために、以下の収納の基本ステップにそって、ひとつずつクリアしていってくださいね。
【収納の基本ステップ】
ステップ1.
シンク下に入っているものを全て出し、いらないものがあれば手放す
ステップ2.
シンク下に何を入れるか決めて、種類別に分ける
ステップ3.
収納する場所を大まかに決める
ステップ4.
必要であれば、シンク下のサイズを測ってから、収納グッズを用意する
引き出しタイプのシンク下収納アイデア
ここからは、引き出しタイプのシンク下の収納アイデアを、おすすめアイテムと一緒に2つご紹介します。
伸縮式のラックでスペースを使い切る
伸縮式のラックなら、シンク下の引き出しの幅に合わせて調整できるので、スペースに無駄がありません。
以下の伸縮式ラックは、持ち手置き付きです。鍋の取っ手が斜め上にくるので、スムーズに出し入れできます。
ファイルボックスでジャンル別に分ける
シンク下に収納するものを、ファイルボックスを使ってジャンル別に仕切るのもおすすめです。引き出しを開けて上から見たときに、何がどこにあるか分かりやすくなります。
ファイルボックスは、汚れたときに丸洗いできるプラスチック製がおすすめです。
観音開きタイプのシンク下収納アイデア
観音開きタイプのシンク下は、上部のスペースと奥行きを活用するのがポイント。
扉裏を収納場所として使えるのも、観音開きならではの特徴です。
ラックでスペースを上下に仕切る
観音開きのシンク下は、上部にスペースができやすいため、上の画像のようにラックを置いて、空間を無駄なく使い切りましょう。
鍋やザル、ボウルなど、水まわりで使用する調理器具の定位置にぴったりです。
収納したい調理器具の数が多い場合は、よく使うものを手前に。たまにしか使わないものを奥に。使用頻度に合わせて分けると、使い勝手がアップします。
ワイヤーネットや突っ張り棒で収納場所を増やす
シンク下の扉裏を活用するのであれば、上の画像のようにワイヤーネットを使うのが、手軽でおすすめです。
ワイヤーネット用のバスケットやフックを組み合わせれば、アレンジもできます。
ワイヤーネットを使っても収納スペースが足りなければ、シンク下の上部に突っ張り棒を渡すのも方法です。
スプレーボトルを引っ掛けたり、ラップや鍋のふたを置いたりするなど、デッドスペースを有効活用できます。
シンク下に限らず、収納グッズを買う前に持ち物を見直しましょう。いらないものを手放すことで、新しくアイテムを購入しなくても、片付けられる場合があります。
また、シンク下は湿気や水濡れが気になる場所なので、以下のようなものを収納してくださいね。
・水まわりで使う調理器具
・濡れても問題ないストック品