今回は、ゴボウの切り口が赤く変色しているとき、食べても大丈夫?という疑問にお答えし、ゴボウが変色する原因や対処法について解説します。
こんにちは、カーサミアライターのあんどうです。
ゴボウを食べようと包丁を入れたとき、切り口が赤やピンク色に変色していたら、もしかしてカビや病気なのでは…?と不安になりますよね。
フードロスを防げるように、ゴボウの正しい保存方法もご紹介しますので、最後までお見逃しなく!
ゴボウの切り口が赤い。食べても大丈夫?
切り口が赤やピンク色に変色しているゴボウは、食べても大丈夫なのでしょうか。
ゴボウの切り口が変色する原因を踏まえ、解説します。
ゴボウの切り口が赤く変色する理由は?
ゴボウに含まれるポリフェノールが、酸化酵素や空気中の酸素に反応して、ゴボウの切り口は赤く変色します。
ゴボウを切ってすぐに赤くなる場合も、時間が経ってから赤くなる場合も、ポリフェノールの酸化が原因です。
また、鉄製の調理器具とポリフェノールが反応して変色することもあります。
ゴボウの変色が気になる場合は、ステンレス製の包丁や鍋を使用するとよいでしょう。
【結論】ゴボウの切り口が赤くても食べて大丈夫!
ゴボウが赤く変色するのはポリフェノールの酸化が原因なので、食べても身体に悪影響はありません。
むしろポリフェノールは健康に良いとされている成分です。
ただし、変色したゴボウは劣化が始まっているということ。
ポリフェノールはえぐみやアクの成分でもあるため、食べたときに若干の風味の変化を感じることも。
気になる場合は、変色している部分を取り除いて食べるのも手です。
ゴボウが赤く変色するのを防ぐ方法
ゴボウを切った後に変色を防ぐには、水か酢水にさらす方法があります。
特に酢水にさらすと、白さをキープできます。
酢の匂いは調理中に気にならなくなるのでご安心を。
酢水は水1リットルに対して、酢を小さじ1弱加えて作ります。
アク抜きも兼ねて10分ほど浸してください。
水でも変色を防ぐ効果はありますが、ポリフェノールの酸化酵素の働きを阻害するため、酢水の方がより効果的です。
ゴボウの変色を防いで鮮度を長持ちさせる保存方法
ゴボウの変色を防いで、鮮度を長持ちさせる保存方法をご紹介します。
土付きゴボウを丸ごと1本保存する場合
ゴボウは土付き(泥付き)の状態で保存するのがベストです。
風通しの良い涼しい場所で、立てて保存してください。
土がついたまま新聞紙に包んで常温で保存した場合、冬場は1ヶ月、夏場は1〜2週間程度保存できます。
洗いゴボウを保存する場合
洗った状態で売られているゴボウや、土付きゴボウを購入後に自分で洗ったものは、ラップで包んで冷蔵庫の野菜室で保存してください。
1週間を目安に使い切りましょう。
カットゴボウを冷蔵保存する場合
カットしたゴボウは、変色防止のために酢水につけて冷蔵庫で保存します。
毎日酢水を替えながら、2〜3日で使い切ってください。
1本を半分や3分の1など大きくカットした場合は、冷蔵庫の中でも立てて保存することで鮮度を長く保つことができます。
カットゴボウを冷凍保存する場合
ゴボウをすぐに使わない場合、冷凍保存がおすすめです。
大きくカットした場合は生のまま冷凍可能。
ささがきなど小さくカットした場合は、一度茹でるか炒めてから冷凍します。
いずれの場合もゴボウの表面の水分をしっかり拭き取り、ラップで包んでから冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫に入れてください。
冷凍保存なら1ヶ月程度保存できます。
- Qゴボウの切り口が赤い、食べても大丈夫?
- A
ゴボウの切り口が赤く変色するのは、ゴボウに含まれるポリフェノールが酸化酵素や空気中の酸素に反応することが原因です。
ポリフェノールは健康に良いとされている成分でもあり、食べても身体に悪影響はありません。
ただし、ポリフェノールはえぐみやアクの成分でもあるため、若干の風味の変化を感じることも。苦手な方は変色している部分を取り除いて食べるのも手。
今回ご紹介した酢水に浸けて変色を防ぐ方法や、鮮度を長く保つ保存方法を参考にして、美味しいゴボウ料理を楽しんでください!