【一人暮らし女性が大災害に遭遇したら…】地域住民同士の助け合い「共助」とボランティア活動

【一人暮らし女性が大災害に遭遇したら…】地域住民同士の助け合い「共助」とボランティア活動

あなたは、首都圏近郊で一人暮らしをしている女性。大地震によって、避難所生活を余儀なくされたらどう行動しますか?

みなさんこんにちは、カーサミアライターのえなです。防災士という防災系の資格保有者である私が、防災に関する疑問を解決していきます。

今回は、災害時に大切な地域住民同士の助け合い「共助」に関してご紹介していきます。一人暮らしの女性の場合、あまり地域住民との関わりを持つことは少ないのではないでしょうか。また、「共助」という言葉にも聞き馴染みがないかと思います。

そこで、災害時になぜ共助が大切なのか、災害時には地域住民同士でどのように助け合って行けばいいのかを解説していきます。

災害時に大切な地域住民同士での助け合い“共助”とは

「共助」とは、簡単に説明すると「地域住民同士で助け合う」ことです。共助の他には、自助・公助という言葉があり、この3要素は防災を考える上でとても大切なものです。「自助」は、自分で自分の命を守るという意味。「公助」とは、行政など公的支援のことを指します。

災害時はこの3つの要素が一体となることで、災害の被害を最小限に抑えられると考えられています。

過去の災害では共助で救出された人が多かった

阪神淡路大震災の際、ほとんどの人が自助または共助により救出されたと記録されているのをご存知でしたか?

災害時は行政機関もダメージを受ける恐れがあるため、公助による助けがすぐに来ない可能性があります。そのため、災害時は自助や地域住民同士で助け合う共助が大切だとされているのです。

出典:【大阪市危機管理室】市民防災マニュアル

災害が起きた際にまずできる共助活動

災害が起きた際に、まず自分ができる共助活動をご紹介します。これは、自分自身の安全が確保できていることが前提の活動です。

救護活動

大規模な災害の場合、多数の負傷者が発生する可能性があります。多数の負傷者に、医療機関は手が回らないことも想定されるため、傷を負ってもすぐに治療してもらえるとは限りません。

もし災害時に自分の近くに負傷者がいる場合は、医療機関が到着するまで救護活動を行うことで、地域住民の命を少しでも守ることできますね

災害時でも、身のまわりのものでできる応急処置法を「一人暮らし女性が大災害に遭遇したら…③ 怪我をした時の応急処置ての対処法」で紹介しているので、参考にしてみてください。

避難所でできる共助活動

避難所で炊き出しを行う様子 | イメージ画像:写真AC

自宅が災害の影響で倒壊したり、危険な状態の場合は避難所へ避難する必要がありますね。

避難所では、ルールを設けたり住民同士でのトラブルを解決したりと、やるべきことがたくさんあります。時によっては、避難所の管理者たちだけでは手が回らなくなることも。 そのため、避難所生活がうまく進むように、避難所の管理者と地域住民同士で助け合い、協力しながら避難所運営を行う必要があるのです。

災害時は、強いストレスを抱えてしまう可能性があります。特に、一人暮らしで家族と離れているという場合、不安がとても大きいでしょう。自分の心と相談しながら無理のない程度にできる範囲で、あなたも避難所での共助活動を行ってください。

避難所の清掃を行う

避難所生活では、大勢の地域住民と共同生活を送ることになります。そのため、衛生的な問題が発生する可能性が。避難所を清潔に保ち、みんなが健康的に過ごせるように、可能であれば避難所やトイレなどの清掃活動のお手伝いをしましょう。

炊き出しや配給を行う

食料などの物品を避難者に配給するなど、自分たちでも簡単にできそうな役割は協力して担うようにしましょう。

また、配給された物品だけでは栄養が補えないこともあるため、自分たちで炊き出しを行ったりしてもいいですね。寒い冬の避難所生活などは、暖かい炊き出しを食べるだけでも避難者の心のケアや、健康を少しでも保てることにつながります。

自分の特技や知識を生かす

自分の知識・特技・職業を避難所生活の中で活かせないか、考えてみましょう。例えば、保育士の方なら子供達の面倒を見てあげたり、看護師であれば避難所にいる方の体調を見るなど。

また、マッサージが得意であれば、高齢者の方にマッサージを行ってあげたり、レクリエーションを行ったりなど、様々なことが考えられます。

そのほかにも、一人暮らしで培った料理や掃除などの家事スキルも生かせるのではないでしょうか。

いざという時に共助を生かすための平常時の取り組み

近所の人に挨拶をする様子 | イメージ画像:写真AC

共助は、平常時から取り組みを行っておくことで、いざという時にその効力を生かせます。普段から、次のような活動を行うように心がけましょう。

防災訓練に参加する

平常時に、地域で行われている防災訓練に参加しましょう。地域住民との関わりを作れるだけでなく、災害時どこに逃げればいいのか、どのように行動すればいいのかあらかじめ訓練できます。

1人で参加するには抵抗があるという場合は、同じ地域に住んでいる友達や同僚を誘って参加するのもいいですね。

地域住民に挨拶をする

地域住民とすれ違った際には、普段から挨拶をかわし、顔見知りになっておくことも重要です。そうすることで、災害時には「そういえば、いつも見かけるあの人は大丈夫かな?」と、顔見知りの地域住民同士で助け合いができるようになるのです。

災害時には、自分で自分の命を守ることが最も大切です。しかし、その次に「共助」=地域住民同士での助け合いが必要になってくることを覚えておきましょう。

一人暮らしの女性にとっては、少しハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、普段すれ違う近所の方に挨拶するだけでも構いません。いざという時、周りの人たちと手助けができるように、恥ずかしがらずに自分のためにも、地域住民との繋がりを少しでも持つよう意識してみてくださいね。

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《災害発生時》
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《災害発生後》
避難所で支給される食料・物品について
避難所でのお風呂やトイレについて
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避難所での女性問題(性被害など)
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