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【一人暮らし女性が大災害に遭遇したら…】避難所での食料・物品などの支援物資に関して

防災
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あなたは、首都圏近郊で一人暮らしをしている女性。大地震によって、避難所生活を余儀なくされたらどう行動しますか?

みなさんこんにちは、カーサミアライターのえなです。防災士という防災系の資格保有者である私が、防災に関する疑問を解決していきます。

みなさんは、災害時に支援物資がどのように配布されるか、ご存知ですか?災害時にはどのようなものが必要になり、支援物資としてどんなものが配布されるのでしょうか。今回は、そんな「支援物資」に関する情報を紹介していきます。

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避難所ではどのように支援物資が配布されるのか

災害時、支援物資は地方公共団体、または委託により自治会・ボランティアが配布を行ってくれます。災害発生当初など、支援物資が十分にない場合は数量制限を設けて公平に配布されることも。支援物資の供給が追いついてくれば、数量制限は解除されます。

支援物資は地区単位でまとめて配布されるため、学校や公民館などが配布場所として利用されることが多いです。

支援物資の配布情報などは、「緊急速報メール(※1)・市町村のHP・SNS・防災無線・広報車・避難所等の掲示板」などで入手できます。これらの情報をチェックし、避難所や指定の施設で支援物資を受け取りましょう。普段、学校や公民館を利用することのないような一人暮らし女性も、もちろん対象です。

※1
緊急速報メールとは、該当エリアの携帯電話へ気象庁より「緊急地震速報・津波警報・特別警報」や、地方公共団体より「災害や避難に関する情報」など緊急性の高い情報が配信されるもの。受信料は無料。

参考:国土交通省|支援物資供給の手引き(PDF)
   支援物資の取り扱いは?|水害サミットからの発信

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災害時に避難所で必要とされる支援物資

避難所生活で必要とされる物資や、実際に配給される支援物資の一例|イメージ画像:イラストAC

外部から支援物資が到着するまでは、各自治体の蓄えや自身での貯蓄で避難所生活を送る必要があります。外部からの支援物資はどのようなもので、また支援物資が届くまでの期間をしのぐために、自身でどのような準備をしておけば良いのか、以下に解説していきます。

災害時に配給される支援物資一覧

被災者の元に支援物資が到着するのは、災害発生後1日〜4日程度と言われています。一例ではありますが、災害時には以下のような支援物資が被災者に配給されると想定されます。

食料品水、レトルト食品、缶詰、
日持ちして手を加えずにすぐに食べられるもの(パン・おにぎりなど)
お菓子
衣類下着、靴下、季節に合わせて衣服
日用品ウエットティッシュ、ティッシュ、
トイレットペーパー、歯ブラシセット、タオル
赤ちゃん・子供に必要なもの絵本、玩具、ノート、筆記用具、ミルク、オムツ
その他掃除用具、ペット用品、生理用品、カイロ、
マスク、救急セット

※上記は一例です

参考:防災と食のこと Q&A|備え梅
   被災地への支援物資 いいモノ・困るモノは|日テレNEWS24

災害に備えて必要なものを準備しておこう

先に表した支援物資一覧からも分かるように、支援物資の中に自分が必要としているものが必ずあるとは限りません。また、災害の規模によっては災害発生後4日以上経っても、外部からの支援物資が届かない可能性もあります。

そのため、災害時に備えて必要なものを自身で事前に準備しておく必要があります。例えば、あなたがアレルギー体質で特定の食料物資が必要な場合は、特別に準備しておくことが大切です。こういった、一般的に災害時に備えておくべきものとは別に、支援物資の中にないことを想定して、特別に備えておいた方が良いものを一覧で紹介します

アレルギー対応の食料品アルファ米、缶詰、レトルト食品など
アレルギー対応の防災食
目薬、常備薬、服用薬
女性ならではのもの生理用品、メイク道具、自分の身体にあった下着、
スキンケアセット、髪ゴム
その他メガネ、コンタクト・洗浄液

※上記は一例です

一般的に備えておくべきものについては、以下の記事に詳しくまとめてありますので、参考にしてください。

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支援の仕方には「プッシュ型支援」と「プル型支援」がある

一人暮らし女性は、特に「プル型支援」の仕組みを覚えておくと役立ちます|イメージ画像:イラストAC

災害時の支援方法には、「プッシュ型支援」「プル型支援」の2種類があることをご存じですか?こちらもご紹介していきます。

プッシュ型支援とは

被災した自治体の要望などを待たずに、緊急に支援を行う仕組みが「プッシュ型支援」です。

災害が発生した直後は、すぐに被害状況を把握することが困難です。また、被災した自治体もすぐには機能せず、国へ必要な支援の要望を出せない可能性があるため、プッシュ型支援が役立ちます。

参考:農林水産省|避難所と支援物資

プル型支援とは

被災地へ支援物資を送っても、すでに物資が足りていたり、本当に欲しいものは他にあったりするかもしれません。

そういった支援物資のニーズのミスマッチを無くすために、被災者に必要なものを地方公共団体の職員や自治会役員などが避難所でヒアリングを行い、要望のあったものを支援する仕組みが「プル型支援」です。

特に、一人暮らしの女性の場合「プル型支援」の仕組みを覚えておくことで、調査の際に自分や女性に必要なものが何か声をあげられますね。

プル型支援の中には、以下のような取り組みも行われています。

緊急災害対応アライアンス「SEMA」

緊急災害対応アライアンス「SEMA」は、民間企業と市民団体(CSO)が連携し、日本国内に災害支援を行うための仕組みです。

市民団体が実際に被災地に赴き、現地の被災者に必要としている物資の回答を求め、本当に必要としているもののニーズを把握し、そのニーズに基づいて支援物資を提供します。

アマゾン「ほしい物リスト」

みなさんもよく知っているアマゾンの「ほしい物リスト」を活用し、被災地に支援物資を届ける仕組みです。自治体などの団体がほしい物リストを登録し、登録されているものを被災者に届けるため、本当に必要としているものだけを支援できます。

被災者を応援したい人は簡単に支援物資を届けることができ、被災者は必要な支援物資を必要な分だけ補給できるため、支援する側・支援される側のニーズがぴったりマッチしたシステムと言えます。

参考:農林水産省|避難所と支援物資
   緊急災害対応アライアンス「SEMA」 – Yahoo! JAPAN
   Amazon.co.jp|支えあい助けあう絆

大規模な災害が発生した場合、コンビニやスーパーなどが機能しなくなり、食料品や日用品など必要なものが簡単に手に入らなくなる可能性があります。そのため、災害時は外部からの支援物資が欠かせません。

災害時にどのような支援物資が届くのか、またどのように受け取ることができるのかを理解し、自分に必要だと思うものをあらかじめ把握して、災害への備えを行なってください。

災害に対する予備知識はこちらからチェック

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非常用持ち出し袋に用意しておきたいアイテム

《災害発生時》
怪我をした際の応急処置法
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《災害発生後》
避難所で支給される食料・物品について
避難所でのお風呂やトイレについて
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