いつもごぼうの皮はむくけど、これ、本当に正解?ごぼうの皮はどこまで皮なのかも判断するのは難しいですよね。実は場合によってはごぼうの皮はむかなくてもいいんです。
こんにちは、食物検定1級保持、自炊歴20年のカーサミアライターの山本です。いつも捨ててしまう部分までおいしく食べる方法を発信しています。
今回は「ごぼうの皮」。当たり前にむいている皮のむかない基準を紹介します。
ごぼうの皮、むく?むかない?
ごぼうの種類
スーパーなどで販売しているごぼうは大きく分けて「泥付きごぼう」「洗いごぼう」「カットごぼう」の3種類です。
- 泥付き…皮までついているので風味が強いが泥(土)もついている
- 洗いごぼう…泥を洗い流した状態で、皮も処理してある
- カットごぼう…洗いごぼうをカットしてる
泥付きは一見めんどくさそうですが、泥が乾燥を防ぐのでごぼうの鮮度は一番キープできます。また、皮つきなのでごぼうの風味も楽しめます。
そもそもごぼうの皮ってどこまで?
ごぼうの皮は表面の茶色の部分です。泥がついているとわかりにくいですが、表面の薄い一枚が皮になります。
一般的にごぼうの皮をむくときは包丁の背やたわしを使うことでむきすぎを防ぎます。力を入れすぎると身まで削れてしまうので気を付けましょう。
洗いごぼうが茶色くなっている場合、皮がついているのではなく変色しているだけかもしれないので注意。
結論:ごぼうの皮はむかなくてもOK
皮には香りがついているので料理の風味をアップします。また、皮と身の間にも栄養はたくさんあるので泥付きで売っている場合、泥はしっかり落として皮が残る程度に処理することをおすすめします。
洗いごぼうとカットごぼうは皮がついていないので、そのまま使えますよ。皮をむかないことでゴミが減るのもうれしいポイントです。
ごぼうの保存についてはこちら
ごぼうの皮をむかずにおいしく食べる方法
土はよく洗う
ごぼうは乾燥で劣化してしまいます。泥付きだとごぼうが乾燥しにくくなるので、鮮度が長持ちするのがメリットです。
ただし食べるときには泥はよく落とさないといけません。流水でよく洗うと表面についた泥が綺麗になりますよ。
軽く表面をこする
皮はきちんと取る必要がないのでたわしなどで簡単にこすると◎。たわしがない場合は包丁の背や丸めたアルミホイルなどで代用可能です。どの道具を使うときも身を削ぎすぎないようにやさしくこすりましょう。
あくを抜く
ごぼうは変色しやすいので、あく抜きも大事です。カットしたごぼうをすぐに水か酢水につけることで変色しにくくなります。
ごぼうは30秒くらいさらすとあく抜きできるので意外と手間がかかりません。逆に長い時間水にさらし続けると栄養も抜けすぎるので注意しましょう。
あく抜き後はレシピ通りに作れば皮つきでもおいしく仕上がりますよ。
- Qごぼうは皮をむかないで食べられる?
- A
ごぼうは皮をむかなくてもおいしく食べられます。皮と身の間にもたくさん栄養があるのでそのまま食べることで無駄なく、そして捨てる部分も少ないのでゴミも削減できます。泥付きの場合は表面の土汚れをしっかりと落とすのがポイントです。皮つき調理でごぼうの香りを楽しみましょう。