賃貸の不動産会社が教えてくれないお部屋の選び方 >

「夜中にサイレンで叩き起こされる…」利便性で部屋を選んだ女性の後悔【一人暮らしエッセイvol.104】

一人暮らしエッセイ
この記事は約3分で読めます。
スポンサーリンク

「一人暮らし女性のおうちライフを快適に!」がテーマのライフスタイルマガジン「カーサミア」では、一人暮らしに関するエッセイを公開しています。

スポンサーリンク

引っ越しをするなら、治安の良いところに

私が以前住んでいた部屋の話をします。
その部屋は「利便性の高いエリア」を重視して選んだのですが、とんでもない目にあってしまいました。

非常に治安が悪いエリアにあり、住んでいたときには、全く落ち着きませんでした。
家に帰っても、仕事のストレスが解消されないまま新たなストレスを抱え、メンタルを病んでしまうほどでした。

引っ越しをする際には、イメージだけで考えずに、慎重に検討したほうがいいと思います。

その部屋に引っ越しを決めたのは、社会人になって、初めての一人暮らしのときでした。
当時は大阪市の中心部で働いていたため、かねてから「一人暮らしをするなら地下鉄から徒歩圏内のエリアがいい」と思っていました。

そこで、地下鉄御堂筋線の駅から徒歩13分程度の部屋を選びました。
築年数がそこそこあり、月の賃貸価格は6万5000円。広いのにもかかわらず、相場と比べてお安い部屋でした。この部屋を見つけたときは掘り出し物だと思いました。

しかし、いま振り返って考えると、あの家にはもう住みたくないと言えます。
最初に書いた通り、メンタルを病むほどのストレスだったからです。

スポンサーリンク

たとえば、私はこのマンションに住んでいる間、2回も自転車を盗まれました。

一度目に自転車を盗まれたときは、「そんなこともあるだろう」と思いました。

しかし買い替えたばかりの新しい自転車を盗まれたときは、参りました。
しっかり鍵をかけていたのにもかかわらず、朝起きたら、いつもの自転車置き場にありませんでした。

通勤のとき駅まで自転車を使っていたので、自転車を盗まれたときは駅まで歩かなければなりません。駅までの距離は13分。盗まれたのが真夏だったため、炎天下に歩く羽目になり、とてもきつかったです。

また、近所では何度も火事がありました。
火事があると夜中でも消防車や救急車のサイレンが鳴り響きます。疲れて帰ってきて、夜中にサイレン音で叩き起こされていると、とてもリラックスなんてできません。

私が田舎育ちであり、都会の環境に不慣れだったこともあるでしょう。
想定外の事件が頻繁に起こる暮らしに、精神的に疲れてしまいました。

この経験から、私にとっては、どんなに駅から近くて便利でも都心部の暮らしは向いてない…と考えるようになりました。

いまでは、周りの環境を一番に気にしてお部屋を選んでいます。

ひとことで言えば、「治安が良いのか」ということになるのでしょう。
具体的には、昼間の雰囲気だけではなく、夜の雰囲気なども見ておくことが大事だと思います。
人通りが多くて明るいからと言って、安全なわけではありません。
住んでみなければわからない部分もありますが、どんな人が歩いているのか、夜にうるさくないかなども、重要なポイントだと考えています。

また、物件がオートロックだったとしても、自転車置き場が多少離れていたら気をつける必要があると思います。部屋の中だけ守っていればいいわけではないですから。

(エッセイ投稿者:サユリ/女性)

エッセイ募集企画は終了しました。次回の開催をお楽しみに!

タイトルとURLをコピーしました