今回は、ゴーヤの種が赤くなっていても、食べて大丈夫?という疑問にお答えします。
こんにちは、カーサミアライターのあんどうです。
ゴーヤを切ってみると、中から赤い種が出てくることがあります。
緑の実に赤い種の組み合わせは強烈なので、傷んでいるのでは…!?と不安になりますよね。
でも安心してください。ゴーヤに赤い種ができていても食べられます!
今回は、ゴーヤの赤い種の正体や食べ方をご紹介しますので、最後まで読んでくださいね。
【結論】ゴーヤの赤い種は食べられる!その正体とは
一般的なゴーヤの種はワタと同じような白っぽい色をしていますが、完熟するとワタが黄色くなり、種が赤くなります。
つまり、ゴーヤの種が赤くなるのは生育過程に起こる変色であり、腐敗ではないので食べても大丈夫です。
ゴーヤが完熟すると、種はぷっくりと膨らんでとろみのあるゼリー状のものに覆われます。
実はこのゼリー状の部分も食べる事ができ、苦味や酸味がなく、甘くてフルーティーな味わいなのだとか。
また、ゴーヤが成熟すると果肉やワタの部分の栄養は減少しますが、赤い種には共役リノール酸という栄養素が含まれているので、捨てずに食べた方がお得です。
食べてはいけないゴーヤの見分け方
腐敗しているゴーヤは、 茶色く変色したり、表面に白カビが発生したりする事があります。
また触るとブヨブヨしていたり、ぬめりがあったり、嫌な臭いがする事も。
このような場合は食べずに廃棄してください。
ゴーヤの赤い種のおすすめの食べ方
完熟した黄色いゴーヤは、ゴーヤの特徴である苦味とシャキシャキとした食感が失われ、柔らかくなりすぎることも。
一般的なゴーヤ料理には使いにくいため、赤い種ごとミキサーにかけてスムージーにしたり、サラダに使用したりするのがおすすめです。
また炒め物や煮物に使う場合も、種も実も細かく刻んで他の食材と混ぜると食べやすいです。
【実験】赤い種が食べたくて、市販のゴーヤを追熟してみた
数年前、ゴーヤを育ててグリーンカーテンを作っていました。
ゴーヤの栽培は簡単で、適当にしていても次々と実ができたのは良いのですが、冷凍しても消費が追いつかず、収穫しないで放置していたら実が黄色くなってしまいました。
当時の私は、黄色くなったゴーヤは「傷んでいる」のだと勘違いしていました。
そして見て見ないふりをして、実を破裂させ、早く処理しなかったことを後悔しながら掃除していました。
そしてこの記事を書いている今、なぜあの完熟したゴーヤを食べなかったのかと猛烈に後悔しています…!
というわけで、どんな味がするのか気になって仕方がないので、市販のゴーヤを常温で放置して追熟を試みました。
結果、一週間も経たないうちに腐敗しました。
(「食べてはいけないゴーヤの見分け方」でお見せした写真は、この実験結果なのでした)
室温は冷房が効いていて常に25℃程度のだったはずなのに…!
ゴーヤの赤い種を食べたければ、「栽培中に完熟させる」のが確実なようです。
もし黄色く完熟したゴーヤを見かけたら、皆さんはむしろラッキーだと思って、ぜひ試してみてください。
来年は再びゴーヤのグリーンカーテンを作ろうと、ダメにしてしまったゴーヤを前にリベンジを誓った夏でした。
- Qゴーヤの種が赤くなっていても、食べて大丈夫?
- A
緑のゴーヤの種はワタと同じように白っぽい色をしていますが、実が完熟すると黄色くなり、種が赤くなります。
腐敗ではなく自然な成長によるものですので、食べても大丈夫です。ゴーヤの赤い種には共役リノール酸という栄養素が含まれます。
甘くてフルーティーな味で、スムージーなど緑のゴーヤとは違った楽しみ方ができます。