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こんなに違うの!?ネパールの生理のお話【チャイ処キングのナマステな日々】

暮らし
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ナマステ~!

やっとこ秋の匂いになってきましたね
みなさん体調崩していませんか?

チャイ屋の連載も3回目になりました

さて今回は
女性にとって欠かせない大切なお話、
でも他の国ではどう扱われているの?

そんなことを書いてみようと思います

【ネパールの生理事情】 についてです

ネパールの女性達

なかなか知ってる人はいないかもしれないので是非読んでみてください〜!

(今回書くのは2016年に私が経験した生理中のお話です)


ネパールには「チャウパディ」と呼ばれる古い習わしがあります

これは生理中の女性を「穢れたもの(けがれたもの)」として隔離するというもの

2005年に国で禁止になったものの、今もその名残はそこら中に残ります
(2019年現在でも死亡例もある)


ネパールでは、生理中ということを 日本のように隠しません

むしろそれに伴った行動を取らなくてはいけないので、
隠したり恥ずかしがったりするところではないんです

例えば
お祈りの場にいられません
お寺に行くのもダメ、行事ごともダメ
ティッカ(おでこにつける赤やら黄色のあれ)ももらえません

赤いティッカは祝福のティッカ


 なので私もネパール滞在時の生理中、
友人の家で行われた法事には参加できず

遠くから眺めるだけで近くにも寄れず、お手伝いもできませんでした

友人宅の法事(お父さんの1周忌)

手伝いもできないとはどういうことかと言うと、

生理中に何より気をつけなきゃいけないことが

 【キッチンは出入り禁止になる】

ということなんです

これがすっごい大事!


キッチンに入れないどころか、 食器に触ることも禁止です

なのでもちろんお手伝いも、食器洗いもできません


間接的に触るのもダメとされているので、
お皿(この写真では葉っぱ)が乗ってる縁台に座ることもできません

なんなら座るどころか寄りかかるのもダメなんです・・!

みんなでお茶したりする縁台

ここを通る時も触れないようにめちゃくちゃ気を使ったのを覚えている・・・

いつもはこんな感じでみんなでわいわい

ご飯もみんなと離れたところで別で食べます

ひとりぽつんと・・・

 あのね・・・さみしすぎる!笑

自分が使ったお皿だけは自分で洗って、別で干しておきます
 完全に乾くまでは他の人もそれに触れちゃいけません

お皿乾かし中

これが生理の最初3日間ちゃんと守らないといけない決まり
4日目の朝にシャワーを浴びて身を清めたら、そこからは普通に戻ります


これは日常の生活の中に当てはまるもので、
もし法事や諸々の行事がある場合は、○日目までダメ…と、
その行事によって変わってくるようです

私は2016年度の滞在時に初めてこの習慣をやってみたわけですが、


ほんと、難しい!!
意識しないとすぐキッチンとか入っちゃう、、、!



友人の家では主に妹さんがご飯を作っているんですが、
彼女が生理の時は、友人やお父さんが料理をするようです

ネパール定食ダルバート・タルカリ

家族の協力も必要なわけですね
なので、絶対的に家族に申告しないといけないわけです


「今日から生理です」

これを聞いた時、
「女性を家事から休めるために作られた習慣なのかな…」 と思いもしましたが、
ご飯も別だし、お祈りにも行けないし…


そうなるとそれが理由でもなさそう

やはり「穢れ」という意味合いなんでしょう


私はこの時ネパール滞在2ヶ月目だったので、
前回の生理の時もその友人宅にいたんです


でもその時は全く気にせずに普段通りにしていて、
その習慣を知ってはいたけど、

「外国人だから大丈夫でしょ~」
なんて軽く思っていたわけです


そ・し・た・ら!!

 これは後から聞いた話なんですが、
どうやら私が街に行ってる間に

家の水牛がミルクを出さなくなったみたいで…!

友人宅の水牛ちゃん、奥に見えるのはトイレ

理由が分からない友人のお父さんは、お寺のグル(指導者)に相談しに行ったそう

そこで 「誰か生理中にキッチンに入っている」と・・・


うーわー!!!!!
・・・・・私だわ!!!!

まんまとバレたわけですね

その後グルがお祈りをして、水牛にもお祈りをしたら…


なんと! すぐにミルクが出るようになったと…!!



もう、どこまで信じていいか分かりませんが
ミルク出なくなったのは本当ですし… と、いうことがあったわけです

そのため 「今回は気を付けてね!」
友人に言われた、というのが事の顛末でして


どうやら その家で何か間違ったことが起こると、
まずは牛か水牛に影響が出ると言われているようです


家畜がいなければ 人間に直接影響が出るらしい…

そのため 早くその原因を取り除かないと
どんどん悪影響が家の中に蔓延していってしまう、と

いやー…
いやいやー…

すごいな、なんか

(※地域や各家庭によって、習慣と意識はかなり差があります
今回ここに書いたものは、2016年当時のちょい田舎の人たちの習慣です)


それにしても
私たち旅行者も気を付けないといけないなぁと体感した事件でございました


何も考えずに「いっかー!」なんて軽い気持ちで行動したら、
現地の人たちに迷惑かけちゃいますもんね…


因みに、初潮の時はもっと特別

なんと私が滞在中に、お隣の女の子が初潮を迎えるという奇跡が・・・!

でも長くなってしまうのでこれはまたの機会に書かせてもらおうかなと思います

山に住む人たちにも会いに行った

極端なチャウパディについては 死亡事故もあることから分かるように、
いい慣習とは言い難いです

ただそれがやんわりと残る生活であれば、
そこにある習わしとして悪いものではないのかなぁとも思います

そこにある習わし全てを否定してなくしてしまうのは、違うと思うんです

そういったものを体験して感じること、
考えることを大切にしていきたいものですね

これも山での写真

ってことでネパールに興味の湧いた皆さま〜!

まいこー店長に直接ネパールの話が聞けますよ!

9/11(水)〜9/13(金)でチャイ屋がカレー屋やります 】

場所は東海道線二宮駅徒歩1分の山田食堂さん
時間は11:30-14:00, 17:30-20:00

詳しくはチャイ処キングのFacebookページをご覧ください〜٩( ᐛ )و

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