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#19 フリーランス、休日を「作る」のを忘れがち問題。

暮らし
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この連載は、かけだしフリーランスの右往左往っぷりをセキララに描く連載エッセイです。
これからのキャリアに悩む女性の参考になりますように。

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蛙田アメコ
蛙田アメコ

エッセイを書いた人:蛙田アメコ
・アラサー
・元教育サービス業正社員
・正社員時代は年間公休97日
・2018年から2年間、副業フリーランス(兼業作家)として活動
・2020年、体調を崩して会社を退職

はじめましての人は、はじめまして。そうではない人は、こんにちは。

アラサーで、バツイチ。心身の体調を崩して会社勤めの続行が不可能になり、現在は、作家・シナリオライターとして生活している、しがないラノベ作家の蛙田アメコでございます。

この2021年春先、私、ついに盛大にやらかしました……!

健康が資本のフリーランスたるもの、いつでも元気でいたいもの。
しかし! ものすごい心身の不調に陥ってしまったのです!

もともとPMS……いわゆる月経前症候群による気分の落ち込みや、重めの生理痛を持っているのですが、そこへ親族の不幸や、思うように成果が出ない仕事の連絡などなど……気づいた時には、忘れていたのです「あいつ」を……。

「休日」を取るのを、忘れていたのです!

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会社員時代に失敗した「休めない休日」

思えば、勤め人だったときに倒れたのも「休日」をとっていなかったから。

もちろん、会社員であるからには定められた休日がありました。しかし、シフト制で営業所内で唯一の社員ともなると、休日に完璧なリフレッシュができるとは限りませんでした。

特に、キツいと思っていたことは「パートさん、アルバイトさんから休日に仕事の連絡がくる」という点です。入社から数年してこれは改善されていったのですが、休日にも仕事の電話が「来るかもしれない」ということに常に怯えていました。

これがとても体に悪くてですね……特に引き継ぎの仕方が上手くなかったため、休日のたびに営業所から電話が来ていた新入社員の頃にはノイローゼになりかけていました。この蓄積させてしまった疲労は、最終的に会社を辞めなくてはいけなかった理由のうちの1つです。
休日というのは、「仕事をしないと決まっている日」のはずなのに……と、会社からの電話をとるたびに思っていました。

月日は流れて2021年、こうした経験をしていたにもかかわらず、会社をやめてフリーランスとして生活をしている今も「休日を取り忘れて、パフォーマンスが下がる」という失敗をやらかしてしまったのです!

休日をしっかり取って、メリハリのついた仕事をすることは会社員でもフリーランスでも重要なスキルであるといえます。

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休日とは、仕事をしないと「決める」日だ

フリーランスというお金の稼ぎ方のいいところとして、好きな時間に好きなだけ仕事ができることがあります。真夜中から仕事を始めて朝方に眠っても誰にも怒られません。

これは反面、「休日」は自分で決めないと、ずーーーーっと働けてしまうのです。
いつでもどこでも仕事ができるこのご時世……フリーランスが休日を取るというのは、

「絶対に!! 今日はっ!! 仕事をしないっ!!」

という、強い意志でもって「決める」行為なのです。

これはテレワークが主流となった会社員も、案外そうなのでは……。自宅で作業している分、残業にルーズになりがちですよね。
取りましょう、休日! 切り上げましょう、業務!

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「最悪の休み方」っていうのがあるんだ

フリーランスに限らず、仕事には最悪の休み方があります。
「やらなきゃいけないことを先延ばしにして、なんとなく手を動かしていない状態」です。

今回、私がやらかしてしまったのはこの「最悪の休み方」です。
いやね、見た目は……休んでるんですよ……。

でも、これは全くの逆効果です。というのも、身体は動いていないのに頭の中は仕事のことでいっぱい! 言うなれば、休日に、自分という職場からガンガンかかってきている電話を無視し続けている状態なのです。もう、心身の健康に悪いったらない!

実は、ガクッと疲れが出る直前、たしかに私は「休日」をとってはいたのです。
けれど、この「最悪の休み方」をしていたために疲れは取れず、むしろ、焦りからくる疲労がものすごい勢いで溜まっていってしまったのです! ぎゃー!!

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「休日」を取れる魔法の言葉「もう、やーめた!」

休むときは休む、やるときはやる!

…小学生のころから何百回と言われてきた「メリハリをつける」「けじめをつける」ということの重要性を噛み締める無職……もといフリーランスのアラサー女であります。

どうしたら、効果的に休日を取れるんだ…と悩んだ私は、ひとつのワザを編み出しました。

それは、休日あるいは休憩をとりはじめるときに、大きな声で叫ぶのです。

「もうやーーーめた!」

…と。

馬鹿みたいだと思ったでしょ! これが、意外と効くのです。
「もうちょっとやっておこうかな」とか思って、ずるずるダラダラ仕事をすることで、最悪の休み方を誘発してしまうのであれば、もう今日は仕事をしないぞ! ということを、自分で宣言するのです。

逆に、仕事を始めるときにも、ちょっとわざとらしいくらいに大声で、

「よーーし、やるぞーーぅ!!」

と、とにかく馬鹿デカ大声で叫ぶのです。
すると、進む進む! まるで、オフィスに出勤したかのごとき効率で仕事が進み始めました。
いやぁ、メリハリとかけじめって大切ですね…。

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「休日」は必ず作ろう!

フリーランスは「今日はちょっとしか仕事していないから、実質休み」という考えで休日を取らないでいてしまいがち。
毎日ちょっとずつ進めて、休みは極力とらない…というスタイルの人であっても、月に1回か2回は、きちんと積極的に「休日を作る」をしてみないとなぁ…と痛感したのでした。

けじめって大切!!!

まったくの余談ですが、「けじめ」って主に小学生の学級会かトテモコワイ顔のオジサンたちしか使わないですよね。本当に余談でした。では!

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