日々の調理に欠かせないフライパン。できれば長く使いたいですよね。でも間違った使い方をしていると、あっという間に傷んでしまうんですよ。
こんにちは、カーサミアライターのいずみです。暮らしに役立つ情報を発信しています。
今回はフライパンを長持ちさせる日々の使い方と、素材別の洗い方をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね!
フライパンを長持ちさせる使い方8選
使い方に気をつけるだけで、フライパンの寿命は大きく変わります。長持ちさせるためには、以下の8点を心がけましょう。
- 空炊きしない
- 油を入れてから火をつける
- 中火以下で熱する
- かたいツールを使わない
- 調理後はすぐに空にする
- 調理後に急冷しない
- やわらかいスポンジで洗う
- 重ねて収納しない
空炊きしない
フライパンに何も入れずに熱する空焚きは、表面の加工を傷めて寿命を縮める原因になります。油をひくだけでもいいので、食材などを入れてから火にかけましょう。
食材が乗っていない部分も空焚き状態になってしまうので、分量にあったサイズのフライパンを使ってくださいね。
油を入れてから火をつける
先ほどもお伝えしましたが、フライパンのためには空焚きはNGです。まず油を入れてから火をつけましょう。
油の粘り気が減り、サラサラと動くようになったら食材を入れるサインですよ。
中火以下で熱する
高温で調理し続けると、表面の加工が傷んでしまいます。弱火~中火でも問題なく調理できるので、強火は避けましょう。
「食材の外側だけ焼けてしまい、内側に火が通っていない」という失敗の予防にもなりますよ。
かたいツールを使わない
菜箸やトング、ヘラ、フライ返しといった調理器具は、やわらかい素材のものを使ってください。かたいツールや鋭利なものは、フライパンの表面を傷つけてしまいます。
おすすめの素材は以下の4つです。
- 木
- 竹
- 樹脂
- シリコン
調理後はすぐに空にする
フッ素加工がされたフライパンの表面には、小さい穴がたくさん空いています。調理後の食材を長時間入れたままにすると、穴から調味料や水分が染み込み、サビや劣化につながる可能性があるんです。
料理をしたあとはフライパンに放置せず、お皿や保存容器に移してくださいね。
調理後に急冷しない
熱いフライパンを急冷すると、温度変化によって傷みの原因となります。冷めてからお手入れしましょう。
やわらかいスポンジで洗う
かたいスポンジやザラザラした粗い面でこすると、フライパンの表面に傷を付けてしまいます。研磨剤も避けてください。
重ねて収納しない
重ねて保管すると、フライパンの表面がこすれて傷が付きます。立てたり吊り下げたりして収納しましょう。
どうしても重ねたいときは、フライパンの間にやわらかい布を挟むなど工夫してくださいね。
【素材別】フライパンが長持ちする洗い方
フライパンを長持ちさせるには、使い方だけでなく洗い方にもコツがあります。素材別にお手入れ方法は異なるので、使っているフライパンに合わせてくださいね。
フッ素樹脂加工
使用後は、油が固まる前に汚れを拭き取ります。汚れが落ちにくいときは、フライパンを火にかけて温め、油を染み込ませたキッチンペーパーを使って拭いてください。
フライパンが冷めたら、中性洗剤とやわらかいスポンジを使って優しく洗いましょう。汚れが落ちたら十分すすぎ、しっかりと乾燥させます。
セラミックコート
フライパンが冷めたら、中性洗剤とやわらかいスポンジで洗います。汚れが頑固なときは、洗剤とぬるま湯に浸け置きしてから洗ってみてください。
表面の加工を傷める可能性があるので、金属たわしやかたいスポンジは使わないようにしましょう。
ステンレス
お湯に浸け置きし、汚れをふやかしてから洗います。金属たわしなどは避け、やわらかいスポンジを使ってくださいね。
ステンレス製フライパンは表面加工がなく、表面に傷が付くと焦げ付きやすくなります。洗い方にも気をつけましょう。
スキレット(鋳鉄製)
お湯とスポンジで汚れを洗い流します。焦げ付きが残っている場合は水と重曹を入れて火にかけ、焦げを浮かせて取りましょう。
汚れが落ちたら火にかけ、水分を飛ばします。スキレットが熱いうちに食用油を全体に薄く伸ばし、5分ほど弱火で加熱すれば完了です。
鉄
フライパンが温かいうちに、たわしやササラを使ってお湯で洗いましょう。水気を拭き取ったら中火で熱し、水分を飛ばします。
キッチンペーパーなどを使い、全体に油を塗りこめばお手入れ完了です。
フライパンは頻繁に使うものです。間違った使い方をしていると、劣化も早まってしまいます。
長持ちさせるために、ぜひ試してみてくださいね!