メガネを常用していると、温泉に入る時にメガネをどうすれば良いか悩んでしまいますよね。
こんにちは、カーサミアライターで眼鏡作製技能士のあんどうです。
裸眼だと見えないけど、メガネをかけたままだと曇るし傷む懸念もあります。
せっかくのリラックスタイムなのに、メガネの扱いに困ってストレスを感じるのは残念です。
今回は、そんな悩みを解消するために、温泉でのメガネの正しい使い方やおすすめの工夫をご紹介します。最後までお見逃しなく!
温泉でメガネを使用するのはNG。その理由は?

「メガネをかけて温泉に入るといっても、温泉の中に潜るわけではないし…」と思われる方もいるかもしれませんが、メガネを高温のお湯に浸したり湿気に晒したりすることで、レンズやフレームはダメージを受けてしまいます。
特に金属製のフレームやパーツは、温泉水に含まれる成分によって錆びやすく、プラスチック製のフレームも変形や劣化を起こす可能性があります。
また、レンズが曇って見えにくい状態で移動すると、自分自身が転倒したり、周囲の人や物にぶつかってしまったりと危険です。
さらに、メガネが破損してしまう可能性もあり、そうなると帰りにかけるメガネがなくて困ることもあるかもしれません。
温泉では「お風呂用メガネ」がおすすめ
温泉でメガネはNGと言われても、視力矯正が必要な人は困ってしまいますよね。
その場合は、「お風呂用メガネ」を用意するのがおすすめです。
お風呂で使用することを想定して作られているため、お湯や高湿度にも強い素材で作られていて、レンズも通常のものよりも曇りにくい設計になっています。
初期投資は必要になりますが、温泉やお風呂でストレスなくリラックスタイムを満喫するため、メガネユーザーは一本は持っておきたいアイテムだと思います!
金属パーツが使われていないので、熱伝導による火傷の心配もなし。
サウナでも使えますよ。
コンタクトレンズで代用はおすすめできない

温泉に短時間入るだけだからと、メガネの代わりにコンタクトレンズを使おうと思う方も多いかもしれませんが、おすすめできません。
温泉水にはミネラルなどさまざまな成分が含まれており、それがコンタクトレンズに付着すると、レンズを変質させるなど悪影響を与える可能性があるためです。
また、温泉の熱によってコンタクトレンズが乾燥し、目に張り付いてしまう可能性も。
無理矢理剥がそうとすると、目を傷つける恐れもあります。
さらに、温泉水に含まれる細菌や微生物がレンズに付着すると、感染症のリスクが高まることも考えられます。
お風呂用メガネは銭湯やお風呂以外でも重宝しそう!
私は自宅のお風呂派で、温泉や銭湯、サウナには物心ついてからあまり行った記憶がありません。ただ、旅館の部屋についている露天風呂には憧れがあります。
そんな私はがっつりメガネユーザーで、コンタクトレンズは合わず、もう十年以上使っていません。
もし、数十年に一度あるかどうかの確率で温泉に行くことになったとしたら、お風呂用メガネをわざわざ買うかどうか、真剣に考えてみました。
慣れている場所ならメガネを外しても問題なく動き回れるとは思いますが、慣れない場所では危険を感じることもあります。
となると、私は自分の目に合わせて細かく度数などをカスタマイズできるお風呂用メガネを選ぶと思います。
お風呂用メガネの良いところは、機能性が高い点です。
くもり止め加工が施されていたり、濡れても錆びにくい素材が使われていたりします。
耐熱性もあり、たとえば蒸気が立ち上る料理を作るときや雨の日の外出にも便利です。
また、非常用として防災リュックに入れておくのもアリです。
かつて、お風呂用メガネは既製品しかありませんでしたが、今はおしゃれなデザインのフレームを選んで、視力測定をして、乱視や度数の左右差等にも対応したものを作れるようになっています。
せっかくですので、普段使いとは違う遊び心のあるデザインを選ぶのも、ちょっとした楽しみになりそうです。
温泉や銭湯、サウナによく行く人にはお風呂用メガネはマストアイテムです!
一度チェックしてみてくださいね。
- Q温泉に入るとき、メガネはどうすればいい?
- A
温泉に入るときは、メガネを外すのが基本です。温泉の成分や高温多湿の環境は、メガネのレンズやフレームにダメージを与える可能性があります。
代わりにコンタクトレンズを使用することも、おすすめできません。
どうしても視力矯正が必要な場合は、くもり止め加工や耐熱性がある「お風呂用メガネ」を使用すると安心です。