この記事では、一人暮らしにカーペットが必要かどうか迷っている方に向けて、カーペットを敷かないメリット・デメリットや、敷かない場合の冬の底冷え対策方法を解説します。
こんにちは!掃除の手間をカットするために、カーペットを手放した経験がある、カーサミアライターの春野です。北欧式整理収納プランナーの資格を活かし、一人暮らしの女性に役立つ情報を発信しています。
カーペットが必要かどうかは、インテリア性や掃除のしやすさ、冷え・防音対策、費用面など、何を優先したいかによって異なります。
自分にとって暮らしやすいお部屋づくりを目指している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
質問:一人暮らし、カーペットはいらない?ものを増やしたくないけれど、冬の底冷えが気になる…
一人暮らしにカーペットは必要でしょうか?
部屋が狭いため、なるべくものを増やしたくありません。とはいえ、これからの季節はフローリングに何も敷かないと底冷えしそうです。
どうすればいいのか、アドバイスをお願いします。
優先したいポイントに合わせて、いるorいらないを判断しよう
カーペットが「いる」か「いらないか」は、人によって異なります。
まずは、以下の例を参考に、自分が優先したいポイントを明確にしましょう。
優先ポイントの例⇒
インテリア性、掃除のしやすさ、冷え・防音対策、費用面など
優先したいポイントを理解したうえで、カーペットを敷かないメリット・デメリットを確認すれば、自分にとって必要かどうかが見えてくるはずです。
また、しばらくカーペットを買わずに生活して様子を見てから購入を検討する方法もあります。
カーペットを敷かないメリット
ここからは、カーペットを敷かないメリットを3つご紹介します。
掃除やお手入れをしやすい
カーペットを敷かず、フローリングのままであれば、普段の掃除やお手入れが楽に済みます。
カーペットは毛にほこりが溜まりやすく、フローリングよりも念入りに掃除機がけをしなければなりません。
また、カーペットの場合は、コーヒーやお茶をこぼしてしまったとき、シミになったりクリーニングに出したりするなど、対処に手間がかかります。
一方フローリングは、汚れてもサッと拭くだけできれいになります。
筆者は以前、毛足の長いカーペットを使っていたものの、掃除機がけのときに毛が引っかかるのがプチストレスでした。思い切って処分したところ掃除が楽になり、満足しています。
部屋が広く見えやすい
カーペットを敷かない場合は、床面が見えることで部屋が広く感じられるメリットもあります。
そのため、一人暮らしの限られたスペースを、なるべくゆったりとした印象に仕上げたい方には、カーペットのない生活をおすすめします。
購入・処分時の費用を抑えられる
カーペットを敷かない場合は、購入や処分に費用がかかりません。少しでも節約したい方は、カーペットを買わずに生活するのもひとつの方法です。
ちなみに、新宿区ホームページの「粗大ごみの処理手数料一覧」によると、カーペットやラグ、マットといった敷物の処分手数料は、1畳以下で400円、1畳超で900円かかります。
購入を検討するときは、処分時にかかる費用も頭に入れておくと、より納得のいく選択ができるでしょう。
カーペットを敷かないデメリット
ここからは、カーペットを敷かないデメリットを3つご紹介します。
フローリングに傷や汚れがつきやすい
カーペットを敷いていない状態で、リモコンやスマートフォン、食器などを落としてしまうと、フローリングに傷が付く可能性があります。
また、長期間、家具を置くことによって傷や凹みができることも考えられます。
賃貸の場合はフローリングを傷付けたり汚してしまったりすると、原状回復のトラブルにつながることがあるため、上の画像のように、部屋の一部だけでもラグやマットなどを敷いておくと安心です。
家具による傷を防ぐアイテム
音が響きやすい
カーペットを敷かないデメリットとして、カーペットを敷いたときよりも音が響きやすいことも挙げられます。
マンション・アパートの場合は、下の階へ音が響くことで住人トラブルにつながる可能性があるため、防音対策が必要です。
例えば、カーペットやラグの代わりにジョイントマットを敷くと、生活音を抑えられるでしょう。
以下のように保温性のあるジョイントマットを選べば、防音対策だけでなく底冷えも防げます。
冬に底冷えしやすい
カーペットを敷いていないと、冬場に床が冷えやすくなります。
暖房器具で解決しようとした場合は光熱費が高くなりやすいため、次に紹介する、底冷え対策方法を取り入れるのがおすすめです。
カーペットいらない派さんへ|冬の底冷え対策方法
ここからは、カーペットいらない派さんに向けて、冬の底冷え対策方法を2つご紹介します。
足元を暖める
カーペットを敷かない場合は、スリッパや靴下を履いて足元を暖めると、底冷えをカバーできます。
靴下であれば厚手のものが良いでしょう。カシミアやウール、シルクといった素材を選ぶと、より保温効果が期待できます。
スリッパはボアやファーなどの毛足の長いタイプが、温かくておすすめです。加えて、スリッパの底に厚みのあるタイプを選ぶことで、より底冷えを防げます。