家計簿をつけるとき、「テイクアウトは食費?外食費?」「日焼け止めは日用品?美容費?」と、項目を考えはじめると訳が分からなくなっちゃって…。
FPさん、助けてください~!
家計簿の項目はシンプルが鉄則!これが、家計簿を長続きさせるための極意です。
こんにちは。カーサミアライターの芦原です。
貯金のために家計簿を付けようと思っても、継続できずに悩んでいる方もいるのではないでしょうか?家計簿を継続できずにお金の管理がズボラになってしまう…は筆者も経験したことがあります。しかし、家計簿を長続きさせるためのコツがあるので安心してください。
「貯金したいけど、家計簿を付けるのは苦手…。」
「家計簿は簡単に付けられないのかな…?」
「ズボラな性格でも家計簿は続けられるの…?」
そんな疑問を持っている読者のために、シンプルで続けやすい家計簿のコツをご紹介します。
シンプルで続けられる!家計簿の項目の分け方
家計簿の費目分けは6つに絞れば、シンプルになります。簡単な家計簿であれば負担は少なく続けられます。
下記は、月収20万円の東京近郊在住の女性をモデルにした家計簿の例です。家賃が高いエリアの暮らしをモデルにしていますが、この家計簿を参考にしてみて、各項目が予算内に抑えられているかを確認してみてください。
項目 | 支出割合の目安 | 手取り月収20万円の場合 |
---|---|---|
住居費 | 約38% | 76,000円 |
生活費 | 約25% | 60,000円 |
通信費 | 約5% | 10,000円 |
娯楽費 | 約18% | 36,000円 |
保険・医療費 | 約1% | 2,000円 |
貯金 | 約20% | 26,000円 |
住居費がもっと少ないよ~って方は、娯楽費に上乗せしたり、自分に合わせて調整してみてくださいね。
住居費
住居費は、賃貸物件の使用料をいいます。家賃は固定費ですが、更新料や火災保険料、保証会社の更新料を2年に1度は支払わなければいけません。そのため、家計簿を付けるときに、これらの特別費も考慮しておきましょう。家賃が安い物件に引越しをして、支出を抑えるというテクニックもあります。
住居費 | 家賃、共益費、管理費、更新料、火災保険料、家賃保証料 |
水道光熱費
水道光熱費は、電気料金・ガス料金・水道料金をいいます。水道光熱費の使用料に配慮すれば節約ができます。また、電気料金は基本料金を見直すことも可能です。電力会社やガス会社を自由に選べるようになり、お得になるプランも続々と登場しているため、チェックをしてみましょう。
水道光熱費 | 電気料金・ガス料金・水道料金 |
通信費
通信費は、携帯電話料金やインターネット料金をいいます。通信費は、基本プランを見直すだけで大幅な節約に繋がりやすいです。近頃は、格安SIMの携帯電話なども登場しています。適宜、家計簿を付けながらプラン変更や機種変更を検討していきましょう。
通信費 | 携帯電話料金・インターネット料金 |
生活費
生活費は食費や日用品費をいいます。食費は、自炊と外食で金額が大きく変動します。帰宅途中にコンビニに寄ってスイーツを購入したり、カフェに立ち寄ったりすると食費が驚くほど高くなるので、シッカリと家計簿を付けましょう。
また、日用品も月一度にまとめ買いをしたり、使用量を守ることで節約できます。これらの生活費は、自分自身がどれだけムダな出費をしているかが結果として表れやすい項目です。
生活費 | 食費・日用品費 |
娯楽費
娯楽費は、美容や被服、趣味、交際費をいいます。毎月予算を決めて、娯楽を楽しんでいる女性が多いと思いますが、家計簿を付けることで「本当に必要なものなのかな?」「もっと他に欲しいものがあるかな?」と考えられて、有意義に使うことができるようになります。
娯楽費 | 美容・被服・交際費・習い事など |
保険費
保険は必ずしも加入する必要はありません。一人暮らしなら医療保険があれば十分です。医療保険を選ぶ際は、掛け金が大きな負担にならないものを選んでください。
また、保険に加入しない場合は、怪我や病気になった時も安心して暮らせるように貯金をしておきましょう。
保険費 | 医療保険など |
そもそも家計簿の項目を分ける理由とは?
家計簿の項目の分け方を解説してきましたが、なぜ、費目分けしなければいけないのでしょうか?ここでは、家計簿の項目を分ける理由について解説します。
お金の流れを把握する
お金の流れを把握することは大切です。貯金ができない原因は、お金の流れを把握していないからです。何にお金を使っているか分からない人は、貯金をすることができません。
支出が把握できれば「収入>支出」「収入<支出」なのか理解することができます。
家計の見直しができる
家計簿を付ければ、支出の無駄を把握できます。コンビニに立ち寄ってスイーツを買ったり、カフェでコーヒーを飲んだり、1回の金額は大したものではありません。
しかし、これらの金額が積み上がると大きな金額となります。家計簿を付けることで「スイーツを買いすぎてしまったな…」と無駄な支出を実感できます。
自分らしいライフスタイルを実現する
しっかりと費目分けをして、支出の無駄を把握できるようになれれば、何にお金を使っていくべきか判断がしていけます。好きなものや必要なものにお金をかけていけるのです。
その結果、自分らしいライフスタイルを実現していくことができます。家計簿は、自分の理想のライフスタイルを実現するために付けていくものなのです。
今回は、シンプルで続けやすい家計簿の付け方をご紹介しました。家計簿を付け始めると、お金の流れを把握できるようになり、ムダな支出を押さえて、本当に必要なものにお金を使えるようになります。
その結果、理想のライフスタイルを手に入れられるようになるのです!ぜひ、目標があってお金を貯めてみたいと思っている方は、シンプルで続けやすい家計簿にトライをしてみてくださいね♪
私の家計簿を見返してみましたが、こまごました項目は「生活費」と「娯楽費」に分類できそうです。
これなら続けられそう…!
そのほか「続けるためのコツ」は、こちらの記事もご覧くださいね