一人暮らしなら引っ越しの荷造りそのものは、やろうと思えば2,3日前でも何とかなります。ですが、直前になっての作業はムダも多くなりがち。
余裕をもって早めに取りかかれば、資材を節約し、不用品をお金に換えることだって可能になります。引っ越しをきっかけにプチ断捨離もいいですね。新居ではより快適に過ごせそうです。
こんにちは、ワタベユキエです。この連載では引っ越し歴13回の私が、引っ越しのポイントをお伝えします。 最後までぜひ読んでくださいね。
引越しやることリスト、7つのSTEP
<Step 1> 1ヵ月前までにやること
<Step 2> 1ヵ月前からやること
<Step 3> 2~1週間前までにやること
<Step 4> 1週間~前日までにやること
<Step 5> 引越し前日にやること
<Step 6> 引越し当日にやること
<Step 7> 引越し後やること
引っ越しまで1ヵ月、余裕があるうちのやることリスト
住まいと引っ越し業者が決まっていれば、あとはそれほど焦ることはありません。荷造りに取りかかる前の下準備期間と考えてください。
ただし、習い事の退会やインターネット関係の手続きは忘れずにこの段階で手配しておきましょう。
<Step 2> 引っ越し1ヵ月前のやることリスト
✔ 習い事の退会
✔ インターネット関係の手続き
✔ 荷造り資材準備
✔ 不用品の整理
✔ 粗大ゴミ回収依頼
✔ 買取依頼
引っ越し1か月前からやること①習い事の退会
自分磨きや趣味の一環で何かしらの習い事をしているなら、退会期限を再確認しましょう。退会手続きの時期がギリギリになると、翌月分の月謝まで支払わなければならないほか違約金が発生することもあります。
また、チケット制の習い事なども、退会の際の扱いがどうなっているか確認しておきましょう。
歯科や持病で継続して通院していたならば、引っ越し先でも新しい病院にかかれるよう紹介状を書いてもらった方がいい場合も。その日のうちに発行してもらえない場合が多いので、余裕をもってお願いしましょう。
引っ越し1か月前からやること②インターネット関係の手続き
もはやライフラインの1つと言ってもいいインターネット。それだけに、手続きのミスで新居での使用開始が遅れるとなると何かと支障が出ます。
インターネット環境が始めから完備されている物件ならば、今の契約を解除するだけで済みます。しかし、それ以外の物件では、新たに回線の引き込み工事やプロバイダとの契約が必要です。
やっかいなのが、引っ越しシーズンは開通工事が込み合うということ。2~4週間かかることも珍しくありません。私も実際に半月ネットが使えませんでした。
引っ越し後こそ、手続き関係や病院、お店情報を調べるためにネット環境は欠かせません。新居のネット環境を把握した上で、早めのお申し込みを。
引っ越し1か月前からやること③荷造り資材準備
荷造りで欠かせない段ボールですが、引っ越し業者やプランによって提供される枚数はちがってきます。単身パックならば数枚でしょう。業者を使わない引っ越しならば、そもそも自分で手配しなければなりません。
ホームセンターなどで売られてもいますが、1枚200円程度はします。200円を20~30枚とすると、ばかにできない出費です。一度使えば捨ててしまうものですので、ここは割り切ってドラッグストアやスーパーでもらうのが得策です。
ポイントは、あまり大きすぎないもの。できればサイズはある程度そろっていた方が望ましいです。大きいものは底が抜けやすく、あまりにもサイズにばらつきがあるとトラックの積み込みの際すき間ができやすくなります。
引っ越し1か月前からやること④不用品の整理
ないと思ってもあるのが不用品です。紙類の処分は簡単です。もう使わないものや、古いものは迷わず処分を。雑誌や書籍もかさばり重いので最低限に。
洋服は買った値段が高かったり、思い出のある品だったりするとふんぎりがつかないものです。ですが、ここ数年で袖を通さなかったものは、まずこの先出番はありません。
収納家具や家電も、新居で使えそうもなければ思い切って処分を。不用品をわざわざトラックで運んで、結局は引っ越し先で捨てる例は多いです。運ぶものは最低限にしておかないと、引っ越しプランで割高になるかもしれませんよ。
引っ越し1か月前からやること⑤粗大ゴミ回収依頼
不要なソファーや小型家電などは、住んでいる自治体に回収を依頼します。担当部署に電話をして住所や出すものを伝えれば、回収日時と料金を教えてくれます。指定の日に、料金分のステッカーを不用品に貼って出しておきましょう。
町中をながしている軽トラックの回収は、トラブルが多く自治体でも警戒を促しています。利用はおすすめしません。
引っ越し1か月前からやること⑥買取依頼
捨てるにはもったいない不用品もありますよね。洋服や趣味の小物、ゲームやマンガなどは、買取専門店に持ち込めば無料で査定してもらえます。近くに店舗がなければ、郵送での査定をやっているところを探しましょう。値段がつかなかったものも引き取ってもらえるお店ならば、一度に処分できます。
手間と時間をかけられるならば、メルカリやヤフオクなどを利用して自分で出品する方が高く売れます。ただし、すべてが売れるとは限りません。不用品の価値と手間をはかりにかけて、自分にとって都合のよい手段を選んでください。
洗濯機やタンスなどの大型の不用品は、持ち運びも大変です。引っ越しの際に併せて処分してくれるサービスもあります。上手に使い分けましょう。
この時期にやっておくべきことは、荷造り以外のことです。早めに取りかかることで、節約にもつながり、新生活を快適に始められますよ。
<Step 2> 引っ越し1ヵ月前のやることリスト
✔ 習い事の退会
✔ インターネット関係の手続き
✔ 荷造り資材準備
✔ 不用品の整理
✔ 粗大ゴミ回収依頼
✔ 買取依頼
次回 <Step3> 引っ越し2~1週間前からやること に続きます。