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一人暮らし10年目の私が、絶対に1階には住まない、と決めている理由【一人暮らしエッセイvol.77】

一人暮らしエッセイ
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「一人暮らし女性のおうちライフを快適に!」がテーマのライフスタイルマガジン「カーサミア」では、一人暮らしに関するエッセイを公開しています。

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初めて住んだのは1階のお部屋でしたが…

私は一人暮らしを始めて10年以上になります。
これまで数回引っ越しも経験してましたが、「女性の一人暮らしならこれだけは絶対譲れない」と思っているのが「住む階数」です。つまり「1階には住まない」ということ。

そう思うようになったきっかけは、初めて一人暮らしをした部屋が1階で、様々な苦労(主に防犯面の)を感じたからです。

当時の私は初めての一人暮らしだったので知識がなく、とにかく職場から近くて家賃が安いという事にしか目が向かず、防犯についてはまったく意識していませんでした。

そして1階に住んだ結果、夜は窓を閉めなければならず、窓を開ければエアコンを付けるまでではない日でもエアコンを付けてたので、かなり電気代が高くなりました。
(※編注:防犯のためには、2階以上でも窓を閉めることは必須です。詳しくは記事の最後に記載します。)

また洗濯物が外に干せず(泥棒が心配)、天気がいい日も、下着はもちろん女性物と分かる衣類は室内干ししかできませんでした。

これらは全て部屋を選んだ時は知識がなかったのですが、住み始めてからすぐに大家さんに教えてもらうことができ、また後になってネットの口コミでも知りました。

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「周りに家とか店が多いし、人通りも多いからいいのでは?」と思うかもしれませんが、下着泥棒などの犯罪者は想像を絶するほど巧みな手段を使うようです。

結局、私はその1階の部屋は、10ヶ月くらいで引っ越すことを決めました。
私の場合、幸いにも下着泥棒などの犯罪に遭うことはありませんでしたが、防犯面を考えるとあまりに不便に感じることが多かったからです。

立地的にも良かったし、室内や外観もけっこう気に入っていたので、本当は引っ越したくなかったのですが、今後も不便な暮らしをするのは嫌だったので…。
とはいえ、引っ越しの費用も新たにかかるし、また別の住む場所を探さなければならず、本当に苦労しました。

この経験から、家賃や部屋の間取り・外観、周辺環境などがどんなによくても1階のお部屋は選ばず、必ず2階以上に住む、と決めています。

親切な不動産屋さんだと、お部屋探しの時点で女性の一人暮らしは1階はやめたほうが良いと教えてくれる場合もあるようですが、私が利用した不動産屋さんはそれに関しては何も言ってくれませんでした。

もうひとつ、お部屋選びとは少し異なりますが、女性の一人暮らしで妥協してはいけないと思うことは、「明らかに若い女性しか住んでいない部屋だと知られないように」気を付けることだと思います。

女性の一人暮らしだと、悪質な業者がいいように利用してくる場合があります。
私の経験では、水回りのトラブルで業者を呼んだとき、そこが悪質な業者だったようで、料金をぼったくられるということがありました。

ただ、業者が悪質かどうかというのは運もあるので、ある程度は仕方ないかもしれませんが…。

そのトラブル以来、私は家に何らかの業者を呼ぶ際は、できるだけ母(私の母は、強めの経験豊富な女性です)や、男性の友人などに、一緒にいるようにしてもらっています。

(エッセイ投稿者:momo/女性)

エッセイ募集企画は終了しました。次回の開催をお楽しみに!

カーサミア編集部の宅建士から、ワンポイントアドバイス

2階以上でも、防犯のためには必ず窓を閉めて!

編集部・アサノ
編集部・アサノ

本文中で「1階だから夜は窓を閉めなければならなかった」とありますが、2階以上でも、防犯のため、夜は絶対に窓を閉めてください…!!

警視庁の2017年の統計によると、侵入窃盗犯の侵入口は、ベランダからの侵入が全体の約25%を占めるそうです。

「2階や3階だから」と安心してはいけません。
雨どい・自転車置き場の屋根などを足掛かりによじ登ったり、隣のアパートから飛び移ったりして、ベランダの窓から侵入し、2階に住んでいた女性が殺害される事件も過去には起きています。

参考:ベランダが危ない…侵入犯は2階を狙う(読売新聞オンライン)

エアコン代が気になるかもしれませんが、安全に代えられるものではありません。2階以上でもどうか、夜はしっかり窓をしめてほしいと思います。

編集部・アサノ
編集部・アサノ

ちなみに私は1階のお部屋が大好きで、あえて1階を選んで住んでいます。

もしこのエッセイを読んで「気にいったお部屋があるけど、1階だから…」と不安に思われた方は、ぜひこちらの記事もご覧くださいね。(1階のお部屋への愛を熱く語っています。「1階だから」というだけの理由で避ける必要はないと思いますよ!)

水回りのトラブル防止術

また、水回りのトラブルを避けるためには、個人で業者を呼ぶよりも、大家さんや管理会社に連絡し、適切な業者を手配してもらうほうが安心かと思います。
個人で業者を探すのであれば、自治体に修理業者の紹介窓口があるところが信頼できるでしょう。

水回りトラブル防止術については、カーサミアの記事でも詳しく紹介したことがありますので、よろしければ参考にしてくださいね。

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