「一人暮らし女性のおうちライフを快適に！」がテーマのライフスタイルマガジン「カーサミア」では、一人暮らしに関するエッセイを公開しています。
2階の部屋がよかったけど、妥協してメゾネット。
就職を機に一人暮らしをすることになった私は、部屋探しをする前から自分の理想の部屋にするんだ、友達を招いて遊ぶんだと楽しみで仕方がありませんでした。
部屋の条件として挙げていたことは、
・2階以上の部屋
・バス・トイレが別
・周辺にスーパーや医療機関がある
というくらいで、いくつか候補を絞って不動産に相談しに行くと、ほぼ条件にピッタリの新築で「ここを内見したら他のところ選べないよ」と太鼓判を押されるほどの物件を紹介してもらえました。
実際に内見すると周辺にこれ以上はないだろうという物件でした。
しかし、1つ気になったのはメゾネットタイプの2階だということでした。防犯面から2階以上の部屋を希望していたため、玄関が1階にあるメゾネットタイプは少しだけ不安でした。
不安もありましたが、「ここ以上の物件はないだろう」という気持ちが強かったため、そのお部屋に決めました。
ですが意外にも、実際に住んでみたら、メゾネットタイプで大満足でした。
満足した点は、主に２つあります。
1つ目は、気になっていた防犯面です。
玄関が全て横並びになっているので、入る瞬間を見られなければ部屋がバレる心配はありません。そして、どの玄関がどの部屋の玄関かはパッと見ただけでは分かりにくい点も良かったです。
さらに、玄関を開けるとすぐに階段なので、宅配便などが来ても部屋の様子が見られないのも安心できました。また、これは内見の時から魅力に感じていましたが、玄関が道路に面していないことも安心できる点でした。
2つ目は、階段も自分の空間としてアレンジすることが出来るという点。
もともと私は、部屋中を、写真やガーランド、ウォールステッカーで飾り付けたいと考えていました。
ですから、部屋だけでなく、階段というスペースもアレンジできることは嬉しい誤算でした！
玄関を開けた瞬間、自分好みに飾られた階段が出迎えてくれるのは感動的です。
また、凄く疲れた日や、落ち込んでしまった日など、階段を登る気力がなかなか出ない日でも、家の中なのですぐに行動できなくても問題はありません。好きな物に囲まれて、ゆっくりリフレッシュしてから部屋に入れるのです。
反対に、少し大変だった点が1つだけあります。
それは大きな荷物を運ぶときのことです。
引っ越し当初の冷蔵庫や洗濯機の大型家電を運ぶ際に、階段も家電も傷をつけないようにするのに苦労しました。業者に頼むにも、階段は追加料金が必要なこともあり、依頼するときは詳細な確認が必要でした。
その後に追加で購入したカラーボックスやプリンター、ホットプレートなどを自分で運ぶ際も、やはり注意が必要でした。
もともと2階に住むつもりだったので、階段で重いものを運ぶことになるのは分かっていたのですが、狭い階段というのは思ったよりも大変でした。
とはいえ総合的に考えると、メゾネットタイプにして大満足です。
一般的な防犯対策と、どの部屋か分かりにくく、中の様子が分からない玄関は安心です。そして、理想に合わせてアレンジできた階段は満足感を得られます。重い荷物もその時にちょっと頑張れば良いだけです。
次回引っ越しをするときも、可能ならメゾネットタイプを選びたいと思っています。
（エッセイ投稿者：みなみ／女性／20代）
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