「一人暮らし女性のおうちライフを快適に!」がテーマのライフスタイルマガジン「カーサミア」では、一人暮らしに関するエッセイを公開しています。
住む前は絶対に嫌だと思っていた「ユニットバス」にも妥協したけれど…
社会人になってからずっと、東京郊外で猫と一緒に一人暮らしを楽しんでいた私。ある日突然、長年住み続けたお部屋の取壊しが決まり、引っ越す運びとなりました。
取壊しのスケジュールが決定しているからと、9月までには出ていくよう命じられ、そこから仕事の合間を練ってお部屋探しの日々が始まりました。
ネットのお部屋探しサイトで気になるお部屋をいくつかピックアップして、不動産屋で相談する形でお部屋を探したのですが、希望の条件にぴったり合ったお部屋は1つも見つからず…。
仕方がないのでどうしても譲れない「立地」と「お部屋の広さ」の2つの条件だけに絞ってお部屋を探したところ、何とか数件だけ希望に合ったお部屋が見つかり早速内見に向かいました。
しかし、いざ内見をしてみると、本当に書類通りの広さなの?と驚くほど狭いお部屋ばかり。
郊外でも東京だから仕方がないのかもしれませんが…。
家の外に出られない猫のためにも、お部屋の広さだけは譲れなかったため、立地も諦め、今まで視野に入れていなかった地域でお部屋を探してみることに。
すると、1件だけ奇跡的に、ほとんどの条件がぴったり希望通りのお部屋がみつかりました。
すぐに内見に行き、帰りに即日入居を申し込みをしました。
ペット可の物件がそもそも少なすぎて、もうここしかないからとの思いで半ばやけくそで申し込んだようなものでした。
しかし、いざ住んでみたら今まで以上に広いお部屋はとても快適で、猫もストレスなく部屋中を走り回れるようになりました。
住み始めてから3か月ほど経過しましたが、今でもお部屋の広さに妥協せず良かったと思っています。狭い部屋を選んで猫がストレスで病気になっていたらと思うとゾッとします。
私がお部屋選びで妥協したのは「立地」のほかに、「ユニットバス(※編注:お風呂とトイレが一緒になった【3点ユニットバス】)」、「建物の近くに森があること」の3つでした。
しかし立地は、自転車を購入することで駅までの距離も気にならなくなりました。森から飛んでくる虫は、虫よけグッズで対策できました。
契約を決めた段階で最も不安だったのがユニットバスでの生活だったのですが、住んでみたら正直、風呂トイレ別の前のお部屋よりも掃除が楽で、自分でも驚くほど気に入っています。
また引っ越すことがあれば、ぜひユニットバス物件に住みたいほどです。
引っ越しの際のお部屋探しの条件として、試したことはないけどこれは嫌だと条件を上げている方は多いかと思います。私自身、ユニットバスに関してがそうでした。
しかし住めば都という言葉もありますし、挑戦するような気持ちで試してみることもアリだと思いました。
今回の引っ越しで、多くの人が良くないと言っている条件でも、いざ住んでみたら案外悪くない、むしろ自分は好きとなるようなことがあるのだと、ユニットバスを通じて感じました。
(エッセイ投稿者:ねこらぶ/女性)
エッセイ募集企画は終了しました。次回の開催をお楽しみに!
カーサミア宅建士からのワンポイントアドバイス
最初の段階で敬遠されがちな「3点ユニットバス」ですが、住んでみると意外にメリットを感じる…というお話はよく聞きます!
家賃を抑えられるメリットのほか、「ねこらぶ」さんのように居室部分の広さを優先させたい場合にもメリットがあります。
「3点ユニットバス」は狭くて不便そうなイメージがあるかもしれませんが、使い方次第、工夫次第で快適になる可能性をたくさん秘めているんです…!!
3点ユニットバスの可能性について、詳しくは下記記事をご覧ください。
また、アニマルトレーナーの高橋ルミ先生から、「猫と暮らすのにおすすめの間取り」の選び方を教えていただいたこともあります。
次にお引っ越しされる際などに、よければ参考にしていただければと思います…!