「一人暮らし女性のおうちライフを快適に!」がテーマのライフスタイルマガジン「カーサミア」では、一人暮らしに関するエッセイを公開しています。
部屋選びでこだわった「立地」
引っ越し先のお部屋を選ぶ条件をあげていくとすると、たくさんの条件が考えられると思います。
私の場合、どうしても譲れなかった条件が2つありました。
ひとつ目の条件は、職場から近いこと。
今の私のお部屋は、職場から徒歩で10分ほど。
そのため、通勤は徒歩で済むため、毎朝満員の電車に乗って通勤する必要がありません。ここに引っ越してきて、QOLは非常に向上しました。
大学生の頃、私は学校から公共交通機関を利用して1時間弱かかる場所に住んでおり、毎日の通学にとても苦労していました。
満員電車に揺られての通学は、精神的にもストレスですし、体力をすり減らすものです。大学の近くに住んでいる友人は、授業開始の30分前まで寝ていると聞き、大変うらやましく思っていました。
この経験から、「社会人になったら絶対に職場から近い場所に住むぞ!!」と心に決めていたのです。
実際に近くに住んでみて、かなり快適です。
朝の時間は、通勤電車に乗る代わりにお布団の中で過ごせます。終業後も、すぐに帰宅できるので、家で過ごす時間が多いです。もともとインドア派で、家の中で過ごすことが好きな私には、家で過ごす時間はとても大切です。
唯一の難点と言えば、仕事帰りにスーパーで買い物をしていると、職場の同僚に度々出くわすこと。
でもそんなのは気にならないくらい、職場に近い物件に住むメリットの方が大きいと感じています。
もう一つの条件は、自宅周辺の環境。
私の希望は、大通りに面していない静かな住宅街でした。
大通り沿いや、駅に近い物件は、便利な面もあると思います。でもそのような場所は、往々にして騒音に悩まされます。
また、大きな通りの前だと、人目が気になってしまいます。ベランダに洗濯物を干すことができなかったり、カーテンを閉めていないと落ち着かなかったりします。
例外もあるでしょうが、少なくとも私が以前住んでいた大通りに面した部屋は、騒音と人目にずいぶん悩まされていました。
私は、「一番好きな家事は洗濯」と断言できるくらい、洗濯が好きです。
晴れの日にはお布団を干すことも好きです。
晴れの日に、太陽の光を浴びている洗濯物を見ると幸せな気分になれるのです。
しかし、大通りに面したお部屋に住んでいたときには、道行く人の目が気になり、お布団を干すことができなくなっていました。
お布団を干すことができないと、湿気が溜まります。なによりせっかく腫れているのに洗濯をしたり、布団を干したりということを思いっきりできないのがストレスになるのです。
その点、今のお部屋は静かな住宅街で、車や人の通りも少なめ。
なので、思いっきり大好きな洗濯や布団干しをすることができています。
一日中窓やカーテンを開けていても一目が気にならず、さわやかな気分で過ごすことができて、とても快適です。
世間的には、駅に近い場所のほうが便利で良い、という考えが多いことも承知しています。きっと、「洗濯物やお布団の干しやすさなんてどうでもいい」と思われる方もいるでしょう。
でも、一人暮らしの物件選びは自分が主役。
私の価値観で、私が良いと思う立地の物件を選んだことに後悔はありません。
(エッセイ投稿者:コメット/女性)
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