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キッチンが室内にあるワンルーム、レイアウトはどうする?プロが解説

収納・インテリア
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この記事では、「キッチンが室内にあるワンルームで、料理の匂いがこもるのが気になる…」という方に向けて、インテリアのプロである筆者が、レイアウトのコツを解説します。

こんにちは!暮らしのプチストレスをなくす方法を考えるのが趣味の、カーサミアライターの春野です。北欧式整理収納プランナーの資格を活かし、一人暮らしの女性に役立つ情報を発信しています。

キッチンが室内にあるワンルームで、料理の匂いが気になる場合は、風通しを意識してレイアウトしたり、仕切りで空間を分けたりするなどの工夫が必要です。

6畳、8畳、10畳の広さ別のレイアウト例もご紹介します。レイアウトを見直して、より暮らしやすいお部屋を手に入れたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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質問:キッチンが室内にあるワンルーム、レイアウトのコツを教えて!

キッチンが室内にあるワンルームで一人暮らしをしており、料理の匂いが寝具や衣類、カーテンなどにつくのが気になります。
キッチンと部屋が一緒でも、心地よく暮せるように、レイアウトのコツを教えてください!

春野なほ
春野なほ
教えてくれたのは…

輸入雑貨店での販売経験をもつ、Webライター。 北欧のスローライフに興味があり、北欧式整理収納プランナーの資格を取得しました。インテリアや収納、ライフスタイルなど、心地よい空間づくりのヒントを発信しています。 現在のモットーは「背伸びしすぎない、ていねいな暮らし」です。

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レイアウトの工夫に加えて、換気対策も意識しよう!

料理の匂いがこもるのを防ぐには、次に紹介するレイアウトのコツに加えて、換気対策も大切です。

調理中は換気扇を回し、窓も開けて、新しい空気を取り込みましょう。お部屋に窓が複数ある場合は、換気扇の近くorキッチンの対角線上にある窓を開けると風が通りやすくなります。

また、料理の匂い対策として、空気清浄機を活用するのも方法です。

6畳用

10畳用

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キッチンが室内にあるワンルーム、レイアウトのコツ

ここからは、料理の匂い対策にもつながる、キッチンが室内にあるワンルームのレイアウトのコツをご紹介します。

動線と風通しを考えて家具を置く

キッチンが室内にあるワンルームでは、動線に加えて、風通しを意識しながら家具を配置するのがポイントです。

窓をふさがない位置に置くことや、必要最小限の家具に絞り、ギュウギュウ詰めにしないことを心掛けましょう。

家具を置いた状態で、入口から部屋の奥に向かって、なるべく一直線上に動線を確保できるようレイアウトしてみてください。

歩くために必要なスペースは、十分に余裕をもたせる場合、60cmが目安とされています。体格によって多少差はあるものの、実際はもう少し狭くても大丈夫です。

仕切りで空間を分ける

ワンルームを、食事スペースとそれ以外のスペースに仕切ることは、匂い対策だけでなく、生活にメリハリをつけるのにも役立ちます。

ただし、背の高い家具などできっちり分けてしまうと、お部屋全体が狭く感じやすくなるため、仕切りに使用するアイテム選びに注意が必要です。

ワンルームを仕切る場合、以下のようなグッズが向いています。

窮屈に見えにくい仕切りの例
⇒背の低い収納ラック、背板がないカラーボックス、圧迫感の少ないパーテーション・カーテン・すだれなど

6畳のワンルームなど、使えるスペースが限られている場合は、収納ラックやカラーボックスなど、ものを収納できるアイテムで仕切ると、空間を有効に使えます。



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【広さ別】キッチンが室内にあるワンルーム、レイアウト例

ここからは、キッチンが室内にあるワンルームのレイアウトの例を、6畳、8畳、10畳の広さ別にご紹介します。お部屋での過ごし方をイメージしながら、家具の配置を見直してみてくださいね。

6畳|家具を壁に寄せてすっきり見せる

家具を壁に寄せてレイアウトすると、視線が通って開放感がアップ|間取り図:イラストACをベースに、筆者作成

使えるスペースが限定される6畳のワンルームでは、上のレイアウト図のように、できるだけ家具を壁に寄せて配置しましょう。

玄関から部屋の奥にある窓に向かって視線が通ると、開放感がアップするだけでなく、風通しもよくなり、料理の匂い対策に効果が期待できます。

上のレイアウト図では、キッチンとリビングスペースの間をパーテーションで仕切っています。目的別に空間を分けることで、ワンルームでも生活のメリハリをつけやすくなるはずです。

6畳で一人暮らし、狭い?快適に暮らすためには家具のレイアウトがカギ
一人暮らしのお部屋選び、6畳の物件を考えている方もいらっしゃるでしょう。スペースが限られるため、物件選びや家具の配置、インテリアの色使いなどに工夫が必要ですが、コツを押さえれば窮屈さを感じず、快適に暮らせますよ!今回は、北欧式整理収納プランナーの資格を活かして、一人暮らし女性に役立つ情報を発信している私が、6畳の部屋の特徴を踏まえたうえで、家具をレイアウトするときのコツや実例をご紹介します。 6畳とは文字通り、畳6枚分の広さを意味します。壁の中心線である「壁芯(へきしん)」からの寸法で、2.7m×3.6mとされているケースが一般的です。そのため、壁の厚みによって実際に使えるスペースは変わります。また間取りの種類によっても、広さは異なります。選ぶなら断然「1K」の物件がおすすめです。細長い形の部屋だと狭く感じやすいため、正方形に近い間取りを選びましょう。6畳の部屋には、スペースが限られているからこそのメリットがあります。6畳のお部屋の一番の魅力は、一人暮らしに掛かる費用を節約できることです。広い部屋よりも家賃自体がリーズナブルですし、敷金・礼金・仲介手数料といった初期費用も抑えられます。また、部屋が狭い分、冷暖房が効きやすいので、エアコン代も節約できるでしょう。6畳の部屋は、使えるスペースが限定されるため、デメリットもあります。デメリットとしては、部屋に家族や友人を招く場合、最大でも3~4人が限界でしょう。2~3人掛けのソファも厳しいです。6畳の狭い部屋でも、家具の置き方を工夫すれば、実際のスペースよりも広く見せられます。具体的なレイアウトのコツを、実例を交えながらご紹介します。(1)背の高い家具は隅に配置する:部屋を広く見せたいなら、背の高い家具を隅に配置しましょう。高さのある本棚などを、目に付きやすい場所に置いてしまうと、窮屈な印象に。これから家具を購入する方は、できるだけ高さや奥行きを揃えましょう。ベッドやテーブルなどを、背の低いデザインで統一すると、よりスッキリして見えますよ。(2)家具を壁に沿わせてスペースを作る:部屋の真ん中にスペースを作り、床面が見えるようにすると、開放的な雰囲気に仕上がります。空間を広く使いたいなら、なるべく大きな家具は置かない方がおすすめです。(3)大きめのベッドは部屋の隅に寄せる:「仕事などで帰りが遅く、家はほぼ寝るだけのスペース」という方は、セミダブルベッドをメインに配置しても良いでしょう。ベッドを部屋の奥の隅に寄せると、空間を広く使えます。収納付きのベッドを選ぶのも、おすすめです。(4)白やベージュといった淡い色使いで:インテリアの色使いによっても空間が広く見えます。木製家具もダークブラウンではなく、明るいブラウンを選ぶのが、おすすめです。使う色の数は、3色までに絞りましょう。

8畳|デスクやテーブルも置ける

間仕切り用のラックで、キッチンスペースと寝るスペースを分けています|間取り図:イラストACをベースに、筆者作成

8畳のワンルームであれば、ワークデスクを置くことも可能です。自宅でパソコン作業をする機会がほとんどない場合は、ワークデスクの代わりにダイニングテーブルを配置しても良いでしょう。

上のレイアウト図は、玄関と窓の間をなるべく遮らないように、意識して家具を配置し、開放感アップも狙っています。

また、キッチンスペースとリビングスペースの間を収納棚で仕切っているのもポイントです。来客時にキッチンが多少ごちゃごちゃしていても、気にせず過ごせるでしょう。

10畳|部屋での過ごし方別に空間を分ける

過ごし方で空間を分けることで、居心地の良い空間に仕上がります|間取り図:イラストACをベースに、筆者作成

10畳のワンルームは「寝る」「食べる」「くつろぐ」といったように、過ごし方で空間を分けると、居心地の良いお部屋をつくりやすくなります。

上のレイアウト図では、ダイニングテーブルとベッドの間を仕切って、食事のスペースと寝るスペースを分けました。

間仕切りとして、カラーボックスやラックを選べば、本やスピーカー、ゲームグッズ、ボディケアアイテムなど、リラックスタイムに使用するものを、手に取りやすい場所に収納できます。

ワンルームの間取り、種類があるって知ってた?レイアウトのコツを紹介
一人暮らしの物件といえばワンルームが定番。とはいえ、ひとくちに「ワンルーム」といっても、間取りの種類はいろいろあります。優先したいポイントに合った、間取りを選ぶことが大切です。この記事では、北欧式整理収納プランナーの資格を持つ筆者が、ワンルームの意味や間取りの種類、おすすめのレイアウトについてご紹介します。これからお部屋探しをする方は、ぜひチェックしてみてくださいね。まずはじめに、ワンルームとは、リビングスペースとキッチンとの間に扉がなく、つながっている部屋を指します。それに対して1Kや1DK、1LDKのお部屋は、キッチンとリビングスペースとの間に仕切りがあるところが、ワンルームと異なります。ちなみに、「1K」「1DK」「1LDK」、それぞれの間取りの種類は、キッチンを含めた空間の広さによって分けられます。一方、キッチンが独立していない(扉がない)場合は、広さと関係なくすべて「ワンルーム」となります。お部屋選びをする前に、ワンルームの間取りのメリットとデメリットを押さえ、優先したい条件に合うか確認しましょう。ワンルームのメリットは、比較的家賃が安いこと、室内の温度差が少ないこと、立地条件が良い場合が多いこと、開放的な雰囲気を作りやすいこと。ワンルームのデメリットは、玄関から部屋の中が見えやすいこと、調理によるニオイや煙が広がりやすいこと、築年数が古い物件の場合冬場に冷気が入りやすく光熱費が掛かること、玄関と生活スペースがつながっている部屋は騒音が気になる場合があること、などです。ワンルームの間取りはバリエーションが豊かワンルームには、キッチンが部屋に入り込んでいるワンルーム、キッチンが廊下(通路)にあるワンルーム、コンパクトなワンルーム、STUDIOタイプの広いワンルーム、ロフトのあるワンルームなど、さまざまなタイプがあります。部屋の設備や立地条件、家賃など「優先したい条件は何か」を考えて選ぶことが大切です。最後に、ワンルームのおすすめレイアウトをご紹介します。部屋を明るく広々見せたい場合は、大きな鏡を置くのがおすすめです。空間に奥行きが生まれます。またインテリアをホワイトやアイボリー、ベージュといった淡い色で統一するのも、真似したいテクニック。限られたスペースでも、圧迫感をカバーできますよ。また、家具の使い方を工夫すれば、ワンルームでも生活スペースを分けられます。たとえばカラーボックスを置いて部屋を仕切れば、収納家具やサイドテーブルの代わりとしても使えて便利です。リビングスペース部分に、カーペットを敷くのも真似したいポイント。空間全体にメリハリをプラスできます。これから家具を購入する場合は、ロフトベッドを検討しても良いでしょう。ロフトの下にデスクを置けば、ソファやローテーブルといった、ほかの家具をゆったりとレイアウトできます。また寝る場所とリビングスペースを分けることで、生活にメリハリをつけやすくなります。ひとくちにワンルームといっても、さまざまなタイプがあります。まずは優先したいポイントを洗い出し、理想の暮らしに合うお部屋を選んでくださいね。

Q
キッチンが室内にあるワンルーム、レイアウトはどうする?
A

以下の2点を意識しながら、家具の配置を考えましょう。

・動線と風通しを考えて家具を置く
・仕切りで空間を分ける

料理の匂いがこもるのを防ぐには、調理中は換気扇を回しながら、窓を開けて空気を入れかえるなど、換気対策も必要です。

お部屋のレイアウトを見直して、心地よい空間を手に入れてくださいね。

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