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夜道でつけられた…?防犯ブザーを買ったこと、親には言えません【一人暮らしエッセイvol.45】

一人暮らしエッセイ
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親を説得して、はじめての一人暮らしを始めたけれど

私は就職してから3年ほどは、親元から会社に通っていました。
しかし、どうしても一人暮らしをしたかったのです。

理由はふたつあります。
ひとつは、一人っ子で過保護に育てられたということも。親には感謝もしていますが、私は大人になったのに両親はいつまでもアレコレ世話を焼きたがるので、少し面倒くさくなってきていました。

ふたつめは、会社の同僚は一人暮らし率が高くて、親と一緒に暮らしていると自立していないという目で見られることが多く、自分でもこのままではいけないと思ったからです。

大変でしたが時間をかけて親を説得し、やっと一人暮らしを許してもらいました。それでも両親は心配だったらしく、母親が部屋探しも一緒に付きあう条件で許してくれました。

本当のところは一人での部屋探しは不安で、少し恥ずかしいですけど母親でも相談相手がいると心強かったです。

部屋の条件は会社まで乗り換えなく通えて、駅から遠くない場所として、さらに防犯を考えて2階以上のマンションとしました。

何部屋か不動産屋さんに紹介してもらい下見をしたうえでいい物件があったので決めました。自分でいろんな契約や手続きをしたことで一人前になった気がしました。

新居は実家から会社までと同じ路線で、気軽に実家にも帰ることもできるので、何かと便利な場所です。

実際に引っ越して大満足。
駅前商店街はレトロな感じで少し歩くとスーパーもあります。
もちろん駅に銀行のATMやコンビニもあるので便利に使ってます。
部屋は日当たりがいい3階、これからインテリアも少しずつ買いそろえて自分のお気に入りに囲まれた生活をしていこうと心が弾みました。

そんな楽しい生活をして1ヶ月過ぎたころ、会社でめったにしない残業をして帰ったときのことです。

10時過ぎに駅に着き、コンビニで夕食を買ってマンションに向かうといつもと違う雰囲気です。

商店街は閉まっていて、街灯はあるけれどもさみしい感じになっています。
住宅街もシーンと静かで小さな公園は真っ暗です。

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誰もいないと思っていたのに後ろから足音がしてきました。男の人みたい。追い越されるかと思ったのにピッタリ後ろを付いてくるようです。

怖くて後ろを振り返れません。
走ろうかと考えているうちに自分のマンションに着きそうです。とっさにマンションを通り過ぎるフリをしてマンション入り口にサッと入りました。振り返ると、誰もついて来ていませんでした。

どうやら大丈夫そうだと思いつつも、何度も後ろを確認しながら部屋に入りました。

もう心臓がバクバクして気分が悪いです。
たまたま同じ方向に歩いていた人なんでしょうか。
それにしても近すぎます。あんなにぴったりと歩くなんておかしいです。本当のところは分かりませんが…。

これからは帰り時間が遅くならないように気を付けようと思いました。

不動産屋さんは治安はいい町と話していたのですが、こんなことがあると不安になりますね。仕事で遅くなるときは親元に泊めてもらおうと思います。

次に引っ越すときは遅い時間の周辺の様子も調べなければいけないと思いました。

でも、今回のことはまだ両親には話していません。きっと両親に話せば、心配して一人暮らしをやめさせられます。

今後のことを考えて一応防犯ブザーを購入してみました。しばらくはこの部屋で生活します。

(エッセイ投稿者:りっこ)

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