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読書ノートをマイルールにした結果「私、やるじゃん!」と思えるように【一人暮らしエッセイvol.73】

一人暮らしエッセイ
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嫌いな自分にさよなら!自己肯定感UPに成功

数か月前、私は突然一人暮らしになりました。
同棲していた元恋人が出ていったのです。

私にとって人生最大の大失恋。久しぶりの一人暮らしはとても寂しく、つらく、言葉にならない喪失感でいっぱいでした。

以前は一人暮らしを満喫していたはずなのに、今となってはどのように生活していたのか思い出せません。本来私は自立したしっかり者タイプで、失恋で人生が終わったと考えてしまうほど落ち込むなんて想像もしていませんでした。
恋愛とはこんなにも人を変えるものなのですね。

一人暮らしに戻り、大きく自覚したのは自己肯定感の低下です。

自分のことが嫌いになっていました。
消えてしまいたいと願う日もありましたが、そんなことに意味なんてないということも理解しています。それなら、気持ちを切り替えて明るく生きるためにどうしたらよいのか。
答えは簡単。自分のことを好きになればよいのです。

しかしこれが難しい…考えながら、あることに気づきました。

「私、最近褒められてないなぁ。」

職場では与えられた仕事ができて当たり前、できなかったら迷惑をかける。
家でもそうです。今までは家事などに対してお互いに感謝を伝え、相手の喜ぶ顔を見ると嬉しくなったものですが、一人暮らしの今は…などと考えいちいち感傷的になってしまいます。

家に話し相手のいない私は、友人たちを褒めることを意識して接してみました。もしかしたら嬉しくなった友人たちが私のことも褒めてくれるかもしれない…!そんな淡い期待を抱きながら。

しかしこの行動は私を満足させるほどの結果を与えませんでした。
お互いにポジティブな視点で向き合えたことはプラスになっているし、褒められて嬉しい気持ちになったのは確かです。
この一連の行動に一定の成果があったのは事実ですが、「自分が自分を好きになる」という目標に対しては少々ベクトルの違うものになりました。

私は一旦考えることをやめ、読書を始めました。

元々読書は好きでしたが、二人で暮らしている間は本をほとんど読んでいなかったことを思い出したのです。

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同時に、買ったばかりのタブレットを使いたいがために、ノートアプリで読書ノートをつけ始めました。読書ノートには、知らなかった言葉の意味を調べてメモしたり、心に残ったフレーズを書いたり、自分だったらどうするかを書いたりしています。

読み返すと、新しく知った知識、自分の思考の変化などがよく分かります。
なんとなく始めた読書ノートでしたが、こんなにも自分の成長が分かりやすく記録されることに気付き驚きました。

この行為によって自分と向き合い、考え、自分の土台を広げていること気付いた瞬間、「私、意外とやるじゃん!」と思えたのでした。

いつの間にか習慣になっていた読書ノートが、自分を肯定するための材料になっていました。
今はまだ少し寂しい一人暮らしですが、数か月かけてやっと一歩踏み出した自分をちょっとだけ褒めてもいいかもしれないと思い始めています。

先に述べた「お互いに褒め合う」という行為自体はとてもポジティブなものであり、間違っていたとは思っていません。

しかし今回の「自分で自分を認め、好きになる」という目標に対しての行動としては、「読書ノート」が、上手くはまったマイルールの誕生となりました。

ただ情報や考えを整理するだけで終わるのはもったいないので、自分の中で消化できたことを人生にアウトプットし前向きに生きていけるよう成長したいです。

まだできたばかりのマイルール。
自分をたくさん褒めるためにも継続していきます。

(エッセイ投稿者:あーちん/女性)

エッセイ募集企画は終了しました。次回の開催をお楽しみに!

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