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「家が本屋だったらいいのに」夢を叶えた私の本棚、圧迫感さえ心地いい【一人暮らしエッセイvol.89】

一人暮らしエッセイ
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日々新しくなっていく、大きな本棚と歩む生活

仕事帰りは、いつも両手が荷物でいっぱいになります。
鞄の中からどうにか鍵を取り出して玄関の扉を開け、入り口にドサッと荷物を置くと、解放感で一気に手の平が軽くなります。
玄関を入ってすぐのキッチンで、スーパーで買ってきた牛乳と豚肉を冷蔵庫に突っ込みます。
代わりにりんごジュースを手に取ってリビングへと向かいます。

仕事鞄の中からワクワクした気持ちで紙袋を取り出します。
今日の帰りは、この袋を開ける楽しみで頭がいっぱいでした。
紙袋の中身は、最新のレシピ本と旅行ガイドブックです。
仕事帰りに寄った本屋で気になって買ってみた本です。

パラパラと中身をめくった後、本棚の一番真ん中に、表紙を表に向けてドドンと置きました。

学生時代から、本を買う時にはお金をケチらないと決めていました。
自分が気になった本は、できるだけ一回買ってみるようにしていました。
図書館や本屋の、足元から天井まで本がミッチリと詰まった空間が大好きでした。
ただ、図書館で借りたり、立ち読みしたりするのは、汚したらいけないというプレッシャーを感じて苦手でした。
「家が本屋だったらいいのに」なんていう突拍子もないことを、昔から常にぼんやり考えていました。

この本棚は、一人暮らしを始めてから一番奮発した買い物かもしれません。
バラバラに買った家具を組み合わせて作ったオリジナルの本棚です。
右に三段、左に四段の棚をテレビ台の上にドーンと置いて、なかなかの迫力です。
正直、ワンルームの部屋には大きすぎて圧迫感もありますが、それすら心地よく感じます。

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色は濃いブラウンの木目調で統一しています。
誰に見せる訳でもないけれど、見栄えにもこだわっています。
本の高さが滑らかにそろうように並べたり、表紙が綺麗な本は表紙を表に向けるように置いたり。

昔、美術館で買った金魚の写真集は表紙がキラキラと美しくてお気に入りです。
季節や気分に応じて、花を生けたり床の間を作ったりするように、本棚のレイアウトを変えるのが日々の楽しみです。

ベッドの中で枕に肩肘をつきながら、巨大な本棚を一望すると、充足感で満たされます。
憧れの、「本屋での生活」が叶ったみたいで嬉しくなります。

本以外にも、職場の人から貰ったチョコレートや、観葉植物など色々な雑貨も置いています。

誰かに「私ってどんな人?」って聞かれたら、ここへ連れてきたら一発で説明ができると思います。
今の自分が大好きなものや、大切にしている価値観などが、自覚している以上に詰まっていると思います。

左上から3冊目には、高校時代の友人から勧められて読んだ小説があります。
そのすぐ下の段には、大学時代の恩師からいただいた専門書が並んでいます。
他にも、人の勧めで読んでみた本が何冊かあります。
どれも自分じゃ絶対に選ばなかった本ばかりです。
そんな本を眺めていると、私は一人じゃないんだなぁと感じます。

週末には、ネット通販で買った本が何冊か届きます。
SNSで話題になっていた推理小説で、今から届くのが待ち遠しいです。

そして半年に一度、読み終わった本を段ボールに詰めてまとめて買い取ってもらいます。
自然とできたサイクルです。
好きな小説も、一回読んだら手放して、読みたくなった時に再び手に入れるルールにしています。
少しもったいないですが、棚に収められる冊数に限りがあるのでこうしています。
本棚と自分が日々更新されていくような感じがして、意外と心地よさもあります。

最近は読めていない本が溜まってきていて、本棚から溢れ始めています。
思い切って棚を買い足そうか、そのためにもう少し大きな部屋に引っ越そうか。
今の棚に並ぶ本たちの顔ぶれを眺めながら、今後の人生プランを練っている時間も幸せです。

(エッセイ投稿者:マツオカ/女性)

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本をおしゃれに収納するアイデア5選。きれいに見える置き方のコツも
文庫本に新書、雑誌、マンガ……本は気付かぬうちにどんどん増えていくもの。まるでインテリアのように、本がおしゃれに並んでいる部屋って憧れますが、本は形や大きさがそれぞれ違うので、ただ収納すると乱雑になりがち。せっかくなので素敵に収納してあげたいですよね。今回は、かさばる本や雑誌をおしゃれに収納するアイデアと、きれいに見せるコツを紹介します。まずは卓上や棚の片隅に置けるくらいの小さなブックスタンドに、座右の書を飾ってみてはいかがでしょうか。背表紙が素敵な本だと、眺めているだけでも幸せな気分に。あなただけのインテリアの完成です。また、定番のカラーボックスは、本が2段に収納できるようになるセリアのブックスタンドとも相性抜群、あっという間に大容量の本棚に大変身。「あの本どこいった」問題を解消できる上、本も映えるのでおすすめです。さらに近頃の本の収納のトレンドは「リンゴ箱」。おしゃれで味のある本棚があっという間に完成します。コストを抑えつつ、おしゃれに本を収納したい人におすすめです。また、「ディアウォール」や「ラブリコ」で本棚を手作りすることもできます。デッドスペースになりがちな壁面を使って、壁を傷つけることなく、理想のサイズの本棚を作ることができますよ。見た目よりも収納量、とにかく本が多い!という人は、収納力の高い本棚を選ぶのがベター。2列収納できるスライド式の本棚は、収納力抜群。スリムな回転式の本棚は、省スペース&たっぷり収納できる縦長のアイテムを。本を収納するときは、本の高さやシリーズを揃える・余白をつくる・縦置き、横置き、表紙見せでメリハリをつける・収納スペースを考えて本を買う等を意識するとキレイに見えます。収納スペースがなくなりそうになったら、本の断捨離をしましょう。「もう読まないな」という本を手放すことによって、今の自分に必要な本と新しく出会えるようになりますよ。手放したくないときは電子書籍に買い換えるというのもひとつの手です。たとえば8GBの容量がある電子書籍であれば、一般的な書籍を数千冊保存することができます。引っ越しすることになっても、実物の本の処理に悩まずに済むのもメリットですね。ご紹介したアイデアを参考に、素敵にディスプレイされた本たちに囲まれて、充実した読書ライフを過ごしてくださいね!

一人暮らしのオタク女子、本棚はどう置く?レイアウト方法をプロが紹介
「一人暮らしで、本の量が多いオタクなので、1室を図書ルームにしようと思っていますが、本棚のレイアウトに悩んでいます。部屋の三方に天井までの本棚を置くのか、対面の壁に本棚を置いてスペースに余裕を持たせ、ソファや回転式本棚などを置いた方が良いのか…」という質問に、北欧式整理収納プランナーの資格を持つ筆者が回答します。本棚の置き方を決めるときは、各レイアウトの特徴を知った上で自分に合う方法を選ぶのがポイントです。まず「天井までの本棚を、部屋の三方に置く」場合は、横幅を取らずに本をたくさん収納できるのが魅力です。その反面、部屋の三方に置くことで、本棚によりコーナー部分が出っ張り、窮屈な印象を受ける場合もあります。奥行きの浅いデザインを選んだり、本棚と壁の色を合わせたりすると、すっきり見えますよ。また天井までの高さのある本棚の場合、地震対策も欠かせません。検討中の本棚には、どのような地震対策ができるのか、あらかじめ確認しておくと安心です。「対面する壁に本棚を置く」場合は、スペースに余裕ができるので、ソファや回転式本棚などと組み合わせて使えます。こちらのレイアウトのデメリットとしては、横に場所を取ることが挙げられます。なるべく低めの本棚を選べば、圧迫感をカバーできるでしょう。本棚の上に、本以外の推しグッズを飾りながら収納するのもおすすめです。ひとつの本棚にたくさん収納できる、スライド式を選んでも良いですね。さらに収納量を増やししつつ、読書スペースも確保したい方は、本棚に組み合わせる家具を工夫しても良いでしょう。たとえば、キャスター付きのカフェテーブルなら、本棚の前に配置しても、移動させれば本を出し入れできます。選ぶなら昇降式のテーブルがおすすめです。高さを調節できるので、使わないときは椅子をテーブルの下にすっきり収納できます。「どのような読書タイムを過ごしたいか」を考えながら、素敵な図書ルームを作ってみてくださいね!
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