「一人暮らし女性のおうちライフを快適に!」がテーマのライフスタイルマガジン「カーサミア」では、一人暮らしに関するエッセイを公開しています。
内見した結果、「オートロック・駅から徒歩10分以内」を妥協して…大満足!
私は地方から関西の大学に出てきて、そのまま関西で就職しました。そして入社から6年ほど経ったとき、急な辞令で東京に異動することになりました。
全く土地勘が無かったので、とりあえず会社が勧めてくれた中野・高円寺・阿佐ヶ谷・荻窪周辺で住居を探すこととなりました。
私が事前に挙げていた条件はこちら。
【必須】
・オートロック
・2階以上の部屋
・近くにスーパー
・管理費込みで8万3000円以内
【できれば】
・駅から徒歩10分以内
・風呂トイレ別
・洗濯機は室内
・広さは8畳以上
そして内見を開始。
1件目は阿佐ヶ谷駅前、「広さは8畳以上」という条件以外全部クリアした物件でした。さらに目の前は阿佐ヶ谷商店街と利便性も抜群。
しかし内見で部屋に入ると…狭い!収納もほぼ無し…ここで暮らすのはストレスだな…と感じました。
私はその内見で、今までよりも生活スペースを狭くすることは自分には無理なんだと悟りました。
2件目はそれも踏まえて、西荻窪の「駅から徒歩10分以内」という条件以外全部クリアした物件を内見。閑静な住宅街でお部屋も広々…でしたが、駅から徒歩15分が遠い!
最初に行った阿佐ヶ谷よりも、会社から二駅離れることもあり、とても遠く感じました。毎日疲弊した身体でこの通勤は、自分にはストレスだな…と感じました。
そして最後に内見したのが、タイトルにも書いた「オートロックなし」の、阿佐ヶ谷駅から徒歩12分の物件でした。
オートロックではありませんでしたが、女性の大家さんが同じ建物内に住んでいる物件で、安心感がありました。
場所が駅から12分で、閑静な住宅街だったのも良かったです。駅がもっと近ければ物件近くの人通りも多くなり、オートロック無しは不安だったかもしれません。
駅からのルートも、途中まで商店街を通るのであまり長く感じず、夜道の危険度も低かったです。所要時間だけではなく、実際に歩く道の確認は重要だと思いました。
その物件に住んでいたのは、私のような会社勤めの単身女性が多かったです。
なんでも少し前に男性居住者が退去時かなり部屋を汚しており、気難しい大家さんと激しく揉めたとか…。
それで、不動産屋のほうでもトラブルになりにくそうな人にだけその物件を紹介していたようです。
確かに大家さんは高齢の女性で、一人で都会の大家業を切り盛りしていた方だけあって、気難しい面はありました。
不動産屋の担当者から「しっかり最初に大家さんに挨拶しておくように」と釘を刺されたので、手土産を持ってびくびくしながら挨拶しに行ったのを覚えています。
でもその気難しい大家さんのおかげか、騒音問題などのトラブルは住んでいる間一切ありませんでしたし、後から入居し挨拶に来てくれた人たちも皆感じの良い人ばかりでした。
まさか東京でオートロックなし・駅から10分以上の物件に住むことになるとは、内見前は思いもしていませんでした。
けれども実際には、住んでいた2年間、防犯面でヒヤリとすることは一度もありませんでした。ほかにも色々な面で大満足できる物件でした。
実際に内見で足を運ぶとどんどん自分の条件が変わっていったので、やはりしっかりとした内見が大切だったと思います。
(エッセイ投稿者:sun/女性)
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