「一人暮らし女性のおうちライフを快適に!」がテーマのライフスタイルマガジン「カーサミア」では、一人暮らしに関するエッセイを公開しています。
私にとって本当に必要だったことは、便利さより「安全・安全」に尽きました
今の住まいに住んで、もうすぐ8年になります。
気づいたら結構な年数が経っていました。
お部屋を探し始めたときは、一人暮らしが初めてで、どこに重点を置けばいいのか、正直分からなかったです。
詳細は割愛しますが、実は一人暮らしをしたいと言う気持ちがあまりなかったのでイメージが湧かなかったというのが正しいかもしれません。
オートロック、宅配ボックス、駅から徒歩10分以内。角部屋。トイレお風呂別。
とりあえず思いつく条件を挙げて、物件を厳選してみました。つまりは便利さを重視していました。
でも、自分の予算と条件に合うものは何一つありません。その中でも、とりあえずでいくつか選んで不動産屋に行き、何ヶ所か内覧しましたが、やっぱりなんとなくしっくりこなくて、決められませんでした。
悩んでいた私に、案内してくれた担当の人が「新築がある」と紹介してくれました。
若干の予算オーバーではあるものの、許容範囲の家賃です。
しかし、駅からは少し距離がありました。そして希望条件に挙げていた「オートロック」も「宅配ボックス」もなく、「角部屋」でもなかったです。
ですが、セキュリティの対策はしてあり、ダブルロックの鍵、何かあれば警備員が駆けつけてくれるシステムになっていたのでした。
そして盲点だったが、wifi完備です。
これが重宝するのですが、当時はまだ知りませんでした。
なにより、新築のピカピカの部屋に入れるなんてそうそうないことです。
(とりあえず2年住んでみてダメなら引越せばいい。一生住むわけではないのだから)
と自分のハードルを下げ、契約をしました。
住んでみて分かったのは、かなり静かな環境であったことです。
もちろん両隣に人はいたし、多少生活音は聞こえましたが、それを不快に感じたことは一度もなかったです。
騒音トラブルは後を経たないとよく聞きますが、そういう類に遭遇したこともないです。
そして何かトラブルがあった時のケアがとてもしっかりしていました。
wifiの不具合や部屋の水漏れで管理会社に相談したことがありましたが、すぐに対応をしてくれて、快適に安全に過ごすことが出来きました。
ちなみに最初に挙げた「宅配ボックス」や「オートロック」は特になくてもさほど困らなかったです。
宅配ボックスに関しては、新型コロナウイルス流行後、置き配システムが導入するショップが増えたのもあり、受取がだいぶ楽になったのが大きいです。
(編注:内見時、静けさに関してチェックする方法もあります。記事の最後にご紹介しますね)
管理会社との関係性も良好ですし、他の住居者の人達も良識ある方ばかりだったなど、奇跡的に色んなことが重なり、快適に住まわせてもらったことに感謝してます。
住み慣れた物件ももうすぐ更新の時期になります。
実は今回は更新しないで違うところに引っ越す予定です。数年前から考えてはいました。
次の新居は、8年間で学んだことを活かし選んだつもりです。
最後に私がすることは、感謝を込めて丁寧に掃除をすることです。
(エッセイ投稿者:古池真矢/女性/30代)
宅建士からのワンポイントアドバイス
投稿者の古池さまのように、安心できる物件で静かに暮らしたい方に向けて、編集部の宅建士からアドバイスを記載します。
対応のいい管理会社の見分け方
管理会社の対応の良さって、とても住み心地に影響するんですよね!
この「管理会社の対応」は、内見のときに外観や共用部をしっかりチェックしてください。大事なのはお部屋の内装ではなく、共用部です。
例えば、
・ゴミが散乱している
・ゴミ置き場のルールが守られていない
・ポストが荒れている
・共用廊下に私物を置いている入居者が多い
・駐輪スペースが雑然としている
などがあると、要注意です。
逆に、
・共用部がきれいに掃除されている
・植栽(植木や花)まで美しく整備されていたら最高!
です。
とはいえ今回の古池さまの場合のように、新築でまだ人がほとんど住み始めていない状態だと、共用部の掃除具合の判断が難しいかもしれません。
いい管理会社だったことは、まさにラッキーだと思います!
管理会社のことは、以下の記事に詳しく書いています。
騒音問題を内見時に見分ける方法
また、本文中では「静けさに関しては正直、内覧では分からない」とありましたが、繰り返し時間帯を変えて内見するなどの手間をかけることで、かなりの程度まで見分けることができますよ!
静かな環境にこだわりたい方は、ぜひ以下の記事を参考にしてくださいね。
エッセイ募集企画は終了しました。次回の開催をお楽しみに!