SNSや雑誌で目にする「見せる収納」。憧れて試してみるものの「見た目がゴチャゴチャしてしまう」「掃除がしにくい」など、お悩みの方もいるのではないでしょうか?
「見せる収納」を成功させるには、「飾るアイテムのバランス」が大切です。
こんにちは!おしゃれで使いやすい収納を目指している、カーサミアライターの春野です。北欧式整理収納プランナーの資格を活かし、一人暮らしの女性に役立つ情報を発信しています。
この記事では、おしゃれな「見せる収納」のコツを解説します。お気に入りの空間で心地よく過ごしたい方は、ぜひチェックしてくださいね。
質問:おしゃれな「見せる収納」のコツは?
おしゃれな「見せる収納」のコツはなんですか?
おしゃれな見せる収納に憧れているのですが、どうしてもゴチャゴチャした感じが出てしまうのと、掃除がしづらいのが気になります。
見せる収納を成功させるコツは「飾るアイテムのバランス」!
おしゃれな見せる収納を目指すなら、飾るアイテムの見た目や量のバランスを意識しましょう。お気に入りだからといって、あれもこれも並べると、ゴチャゴチャしてしまいます。
見せる収納のメリットとデメリットを押さえてから、飾る物のバランスを工夫するのがコツです。
見せる収納のメリットとデメリット
メリット
・物の出し入れがスムーズ
・自分らしさを演出できる
・何がどこにあるか分かりやすい
デメリット
・掃除しにくい
・地震対策が必要
・ゴチャゴチャして見えやすい
見せる収納と隠す収納を使い分ける
すべて見せる収納にするのではなく、適度に隠す収納を取り入れると、アイテムが引き立ち、使いやすさもアップします。
収納スペースに余白を作るのも大切です。物が多いと見た目が窮屈なだけでなく、掃除もしにくくなります。
以下を参考に、しまいたいアイテムを見せる収納と隠す収納に分けましょう。
見せる収納と隠す収納を使い分けるポイント
見せる収納に向いている物
⇒大きさや形がそろっている物(CDや本など)や、インテリア雑貨
隠す収納に向いている物
⇒生活感が出やすく細かい物(文具や衛生グッズなど)
重心を考えて定位置を決める
高さのある棚を見せる収納に使う場合は、並べるアイテムの重心を考えて定位置を決めるのがコツです。見た目のバランスが整うだけでなく、地震やホコリ対策にもつながります。
また、アイテムの使用頻度を考えることも大切。
基本的には
・下の段は、大きくて重たいもの
・上の段は、小さくて軽いもの
・中段は、しゃがんだり背伸びしたりしなくても届くので、よく使うもの
と考えるとよいでしょう。
掃除のしやすさを考えるなら、上の方を見せるスペースに
また、見せる収納では、掃除のしづらさも気になるところ。ホコリは下にたまりやすいので、見せる収納のスペースは、なるべく上に作るのがおすすめです。
こまごました雑貨はコレクションケースに入れると、掃除が楽になります。
ナカバヤシ コレクションケース
見せるアイテムの統一感を意識する
見せる収納はインテリアとしての役割も大きいので、並べるアイテムにもこだわりましょう。
飾る物のテイストやカラーを統一するとゴチャゴチャせず、おしゃれに仕上がります。
複数のカラーのアイテムを一緒に並べるときは、同じ色のアイテムを数カ所にちりばめると、まとまります。
見せる収納が似合うテイストのお部屋にする
お部屋のインテリアを、「見せる収納」に合うテイストにするのも大切です。
たとえば、モダンインテリアであれば、物を減らすか目隠し収納にして、すっきり見せるのが基本です。しかし反対に、あえて雑貨を多めに飾って楽しむテイストもあります。
「見せる収納」を楽しみたいなら、以下のようなテイストを選ぶとしっくりくるでしょう。
韓国インテリア
アイボリーやホワイトなど淡いカラーでまとめた韓国インテリア。曲線的な雑貨を並べて、アクセントにするのがポイントです。
ヴィンテージ
重厚感のあるヴィンテージインテリアも、見せる収納との相性抜群です。使い込んだような雑貨を、あえて多めに飾るとセンス良く仕上がります。
カントリー
温もりのある雑貨を見せて収納したい場合は、カントリーインテリアがおすすめ。木製の家具をメインに使い、優しい色でまとめましょう。
テイストを決めることは、お部屋に統一感を出すことにも繋がります。以下の記事も参考にしてくださいね。
おしゃれな見せる収納の実例
ここからは、おしゃれな見せる収納の実例を、おすすめアイテムも交えながらご紹介します。
キッチン|お手入れのしやすさを重視して
キッチン周りの見せる収納では、普段使いのキッチンツールを吊るしたり、まとめて立てたりするのがおすすめです。
使いたいときにすぐ手に取れるので、調理の時短にもつながります。
おすすめの吊るす収納グッズ
■山崎実業(Yamazaki) マグネットレンジフードフック
おすすめのツールスタンド
■山崎実業(Yamazaki) キッチンツールスタンド
塩や胡椒といった調味料を見えるところに置く場合は、容器をそろえるとおしゃれ。
ただし、キッチンは油汚れが気になる場所です。ホコリがたまるのを最小限に抑え、小まめに拭き掃除できるよう、物の置きすぎに気を付けましょう。
見せる収納に使うアイテムは、お手入れのしやすさを意識することも大切です。凹凸が少ないシンプルなデザインや、丸洗いできる素材をおすすめします。
おすすめの調味料入れ
■iwaki(イワキ) 耐熱ガラス 調味料入れ
■【morningplace】 ステンレス 調味料缶
リビングスペース|気分が上がるお気に入りを
リラックスして過ごしたいリビングスペースには、目に入るたび気分が上がる、お気に入りのアイテムを飾りましょう。雑貨や植物はもちろん、オタクグッズを見せながら収納しても良いですね。
一人暮らしで部屋が狭く、見せながら収納できるスペースが少ない場合は、以下のようなアイテムを使って壁面も上手に活用してみてくださいね。
■無印良品 壁に付けられる家具
ハンガーラック|お店のディスプレイをお手本に
部屋にクローゼットがなかったり、クローゼットはあるけれど収納場所が足りなかったりといった理由から、ハンガーラックを使っている人もいるかもしれません。
ハンガーラックの見せる収納は、ショップのディスプレイを意識するのがポイント。服だけでなくバッグやストール、グリーンなども飾れば、インテリアとしても活躍します。
ハンガーがバラバラの場合、同じデザインに統一するだけでも、おしゃれ度がアップしますよ。
MAWA すべり落ちないマワハンガー
- Q見せる収納をセンス良く見せるコツは?
- A
見せる収納を成功させるコツは「飾るアイテムのバランス」です。具体的には以下を意識しましょう。
・見せる収納と隠す収納を使い分ける
・重心を考えて定位置を決める
・見せるアイテムの統一感を意識するディスプレイするものを厳選し余白をもたせれば、掃除の手間も減らせます。まずは、見せるものと隠すものを分けるところから始めてみてくださいね。