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生きるための部屋から、過ごすための部屋へ。ワンルーム大改造【一人暮らしエッセイvol.26】

一人暮らしエッセイ
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自分史上最高の部屋を目指して、日々変化していく私の部屋

靴箱の上で高らかに伸びる、晒し三叉の枝から香るホワイトムスク。
ワンルームにつながる扉を開けると、全体がベージュとホワイトで統一された部屋。

「ただいま〜」
部屋に包まれほっと一息。今日も私は部屋に癒されています。

昨年、一人暮らし8年目・社会人2年目にして、初めてワンルームの部屋を大きく模様替えしました。

学生時代からずっと住んでいるワンルーム。大学生時代はインテリアに対するこだわりがなく、かつ部屋に物が多いことが嫌いだったため、必要最低限の家具のみで生活をしていました。

卒業したらこの地を離れるつもりでいた私にとって、物を持たないという考えは非常に便利で、大型量販店で選んだ安めの家具たちで大学院までの6年間を乗り切りました。

しかし結局、この部屋を離れることなく卒業・就職。入社1年目で外出自粛の社会情勢となり、自宅待機を余儀なくされた私は、嫌でも自分の部屋と向き合うことになりました。

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元々愛着のなかった物たちと一日のほとんどを過ごすことは、想像以上のストレスへと変わり、大改造を決意したというわけです。

インテリアを目に優しいベージュとホワイトで統一すると決めてからは、ネットで入念に家具を吟味し、現物確認可能なものに関しては店舗まで赴き目でみた色味や手触りもチェックしました。

そうして昨年の夏、カーテンと寝具をベージュで統一し、IKEAのハニカムミラーがアクセントの部屋が出来上がりました。

その後さらに半年をかけてお気に入りのインテリアたちを見つけては購入し、冬にようやく部屋の大改造がひと段落を迎えました。ワンルームの部屋のみならず、玄関の靴箱の上もインテリアにこだわり、いまでは我が家全体が私好みの空間へと変化しました。

そんな私の部屋ですが、特に雨の日にそのポテンシャルを発揮します。
雨の日、空は雲に覆われ暗く、どんよりとした気持ちになりがちです。

外に出かけるのも億劫なそんな日、あえてシーリングライトをオフにします。
代わりに活躍するのは、ベッドの横にある真鍮のスタンドライトと、縦横が2mほどになるタペストリーを囲うように巻いたイルミネーションライト。

天板が鏡面のサイドテーブルには温かな紅茶を準備し、淡いオレンジ色の光に包まれながら、ベッドの上でパソコンを使って作業する時間は、控えめに言って最高です。

パソコンから流れるチルポップな音楽たちが幻想的な空間に色を加え、もしかして私っていい女?と錯覚させてくれます。
これまで気持ちが沈みがちだった雨の日も、大改造後からは大好きになりました。

今でも十分満足している私の部屋ですが、ワンルーム12畳の部屋は思ったより広く、まだ部屋の一部にスペースがあります。
この空間をどうするか…実はそのスペースの使い道は、ほぼほぼ決まっているのです。

私はそのスペースにYAMAHAのスタンドピアノを置こうと思っています。
数十万の高い買い物になりそうなので、しっかり吟味中ですが、部屋にピアノがあって好きな時に弾けるなんて、考えただけで楽しいと思いませんか?

これまで部屋に執着してこなかった私がピアノを置こうだなんて、その考えに至ること自体、自分の考え方が大きく変化したのだなあと実感します。
きっかけは会社の指示による自宅待機ではありましたが、社会人になり自分の人生の舵を自分でとっているからこそ見つけた選択なのだと思います。

生きるための部屋から過ごすための部屋へと、変化していく私の部屋。今後も変化していくことがとても楽しみです。

(エッセイ投稿者:睡蓮/20代・女性)

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