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隣人と緩やかにつながり、安心して眠くなる場所、それが私の部屋【一人暮らしエッセイvol.27】

一人暮らしエッセイ
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この部屋は、私が1番安心できる場所

実家を離れて6年目。
今の住まい、自分の生活が、とても好きです。

この賃貸はワンルームだけど広くて、2階の角部屋、大きな出窓があって、外からの光も差し込み、空気の通りも良いです。

キッチンも広くて、コンロは2口あります。セコム付きというのも、一人暮らし女子の私には、とても心強かったです。週に1度は管理会社の方が掃除に来て、たまに話しかけてくださったり、人とのあたたかい繋がりがあるのも「ここに住んでよかったなぁ」と思う理由のひとつでした。

住んでいる地域は強風が多いのか、洗濯物が落ちてしまうことが、多々あります。

とある日、帰宅すると玄関には、私の布団が掛けられていました。一瞬、疑問が浮かびましたが、家に入ってみると、1枚の紙が投函されていました。「布団がふっとんだ〜」という言葉と、布団に翼が生えているイラスト。送り先は1階の住人でした。わざわざ飛んで行った布団を取って運んでくれたようでした。ふふっと笑ってしまう1枚のメモで、その日の疲れも吹き飛んでいきました。

また別日には、新しい隣人が引っ越してきました。突然インターフォンが鳴り、手土産を持って、挨拶に来てくれました。“隣人挨拶”というのは初めてでした。タイミングよく、ワクチン接種後の体調不良真っ只中で、いつも以上に孤独を感じていたけれど、すこし心あたたかくなりました。

一人暮らしだけど、人との繋がりを感じることができる、この住まいが好きです。

ここに引っ越してきてから、家で過ごす時間が増えました。

そもそも私は、大学入学と同時にまず、学生宿舎へ入りました。
そこはマンションタイプのワンルームで、居住者以外の立ち入り禁止、門限ありという制限付きでした。最低限の生活だけをする場所でした。

大学3年の時に賃貸を借りて、やっと“1人での生活”を始めることができました。生活に大きな変化はありませんでしたが、友人が泊まりで遊びに来れるようになったり、夜遅くにコンビニへ行けるようになった開放感は、今でも覚えています。

この頃から、暮らしを楽しむようになりました。
よく「一人暮らしは家事が面倒だ」と聞きますが、自分は好きな方だと気付きました。

休日は午前中に一連の家事を終えて、午後はゆっくりベッドから、黄色いカーテンとベランダに干している洗濯物が揺れているのを見ながら、うたた寝。
そんな平穏な休日に、とても幸せを感じます。

この部屋でうたた寝をするのは私だけではありません。遊びに来た友人たちも眠っていくことが多いです。
友人たちからは「眠くなる部屋」とあだ名されています。

私自身がストレスを受けやすい性格なので、部屋にはとにかく“癒し”を求めてコーディネートしました。

真っ白い無機質な部屋ではなく、黄色いカーテンをはじめとした、黄色とピンク基調のあたたかい空間。
かわいいぬいぐるみに囲まれ、視界にはお気に入りのポストカードやハンドメイド作品を壁に飾っていました。
洗濯物から香る柔軟剤の匂い、落ち着くアロマ風の芳香剤は、特にお気に入りです。

「住居が人生を豊かにする」という言葉は本当だと思います。
安心できる、この住まいや生活とめくり会えて、とても幸せです。

(エッセイ投稿者:りんご/Twittter:@oekaki__tanosii

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