白菜の切り口が茶色い…腐りかけ？食べても大丈夫？判断基準を紹介

今回は、白菜の切り口が茶色になる原因は？ 食べても大丈夫？ という疑問にお答えします。

こんにちは。カーサミアライターのあんどうです。

買い置きしていた白菜の切り口が茶色に変色していたら、もしかしたら腐っているのかも…と不安になりますよね。

白菜が変色する原因や食べても大丈夫な状態との見分け方、そして変色を極力防ぐ保存法をご紹介しますので、参考にしてくださいね。

白菜の切り口が茶色になる原因は？食べても大丈夫？

白菜の切り口が茶色く変色するのはなぜでしょうか。

変色する原因と、食べても大丈夫な状態と食べられない状態の見分け方をご紹介します。

ポリフェノールの酸化による変色なら食べても大丈夫！

白菜の切り口の変色は、白菜に含まれるポリフェノールが空気に触れ、酸化することが原因です。
ポリフェノールは赤色から茶色、そして黒色へ変化します。

酸化による変色は、白菜が腐敗しているわけではないため食べても大丈夫です。

ただし、酸化して変色した白菜は鮮度が落ちています。
できるだけ早めに食べようにしてくださいね。

【注意！】心腐れによって変色した部分は食べられない

白菜の中心が茶色に変色している場合は、「心腐れ症」の可能性が考えられます。

心腐れ症は、過度の水分不足や肥料の過剰施用によるカルシウムの不足が原因の、生理的な障害です。
芯を中心に黒いゴマのような斑点ができる、ゴマ症と同様の原因ともされています。

心腐れ症で茶色に変色した部分は腐敗しており、食べることはできません。

変色していない部分は安全に食べられるとされていますが、症状が進行して全体的に変色したり、汁が出ていたり、異臭がしたりする場合は、残念ですが全体を破棄してください。

白菜の切り口が茶色くなるのを防ぐ保存方法

白菜の切り口が茶色くなるのを防ぐ保存方法をご紹介します。

カットされた白菜を保存する場合

カットされた白菜の保存方法方は以下の通りです。

1/2（または1/4、1/8）にカットされた白菜

カットされた白菜は、常温での保存は避けてください。

カット白菜を買ってきたら、まず芯を切り落として成長を停止させます。

そして断面を湿ったキッチンペーパーで覆い、全体をラップで包んで酸化を防ぎます。

保存するときは、切り口を下にして野菜室で保管します。
1週間以内に食べ切りましょう。

食べ切れないときは、下記のようにざく切りにして冷凍保存もおすすめです。

ざく切りや細切りにした白菜

ざく切りや細切りにした白菜は、密閉できる冷蔵用保存袋に入れて冷蔵庫で保存可能です。
3〜4日を目安に使い切るようにしてください。

白菜を買ったもののすぐには使いきれなさそう…というときは、冷凍保存が便利。

生のまま冷凍する場合

生のまま白菜を食べやすい大きさにざく切りにし、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ。
約1ヶ月程度保存できます。

冷凍した生の白菜は、凍ったまま調理できます。
完全に解凍すると、水分が失われて風味が損なわれるので注意してください。

茹でてから冷凍する場合

白菜を茹でてから冷凍すれば、食感も保たれやすいです。
固めに茹でて水気を絞り、小分けにしてラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存します。

食べる予定の半日前くらいに冷蔵庫に移して自然解凍すれば、おひたしや和え物にも使えますよ。

丸ごと保存する場合

お部屋のスペースに余裕があるなら、1個丸ごとでの保存もおすすめです。1枚ずつめくって使えば長期保存が可能です。

寒い季節であれば、白菜は常温での保存が可能です。
直射日光の当たらない冷暗所で、約1ヶ月前後保存できます。

白菜は、新聞紙で包んで保存してください。
新聞紙が手に入らない場合は、キッチンペーパーなどで代用可能です。

保存時の置き方は、白菜を横に倒すと葉が白菜の重みで傷む可能性があるため、立てて保存するのが基本。

段ボールなどに入れて立てれば、白菜に余計な圧力がかからず、鮮度を維持することができます。

また、寒い時期であっても、長期保存したい場合は冷蔵保存がおすすめです。
冷蔵庫なら約2ヶ月程度保存できます。

冷蔵保存する場合も、白菜全体を新聞紙で包み、立てた状態で野菜室で保管してください。