賃貸の不動産会社が教えてくれないお部屋の選び方 >

一人暮らしも長くなると、気軽に飲める友人が減っていく。その結果…【一人暮らしエッセイvol.61】

一人暮らしエッセイ
この記事は約3分で読めます。
スポンサーリンク

「一人暮らし女性のおうちライフを快適に!」がテーマのライフスタイルマガジン「カーサミア」では、一人暮らしに関するエッセイを公開しています。

スポンサーリンク

ワンランク上のおつまみで、自宅で一人飲みするプチ贅沢に目覚めました!

一人暮らしをして5年を過ぎたくらいから、週末に自宅で飲む「プチ贅沢」が習慣になっています。

もともとお酒を飲むのが大好きで、仕事が終わって帰宅したら、まず冷蔵庫まで一直線に走って発泡酒をプシュッと開けて一杯やっていました。

ちょっと若いときには、帰宅前から飲みたい気持ちが我慢できず、電車で家の最寄り駅に付いたらそのままコンビニまで行って、発泡酒や缶チューハイ片手に帰ることもありました。

週末は仲の良い友達や同僚に連絡をしまくり、一緒に飲める相手を探していました。居酒屋、イタリアン、アジア料理と、行きたかったお店に仲の良い人と一緒にお酒を楽しむのが、本当に好きでした。

ところが一人暮らしをはじめてから数年が経つと、だんだん週末一緒にお酒を楽しんでくれる人がいなくなっていきます。

仕事が忙しくなって週末だからこそ残業を頑張る人、彼氏ができて週末は仕事帰りにそのままお泊りデートをする人、転職や地元にUターン、結婚などで遠く離れてしまった人、などなど。

私も彼氏がいたりいなかったり。お酒を一緒に楽しめる彼氏がいたこともありましたが、別れてしまってはもちろん一緒に飲むことはできません。
相手探しに奔走するのも疲れたので、自分のペースでのんびりお酒を楽しんでみようかな、と少しずつ考えるようになりました。

スポンサーリンク

とある週末、飲み相手が誰もいなかったとき、ついに家で一人でお酒を楽しもうと思い立ちました。
せっかくの週末ですから、いつもの発泡酒ではなく缶ビールと、買いたいけれども、ちょっと高いからと我慢していた生ハムとチーズのセットという「ちょっといいおつまみ」を購入し、家路につきました。

週末だからゆっくり飲もう、と先にお弁当箱も洗って、メイクを落としてシャワーも浴びて。あとはのんびりするだけ、という状況をセットして。

いざ、おひとり様飲みをスタート。
……したら、誰にも気を遣わずのんびり飲むのがこんなに楽しかったとは。

いつも帰ってきてから惰性で飲んでいた飲み方とは全く違います。まさにお酒とつまみと向き合う、至福のひととき。

今は週末の一人飲み用として、クラフトビールや限定ワインなどのお酒をとっておいて、おつまみも購入スーパーやネットのお取り寄せのものを楽しんでいます。

テレビでサブスクの映画や動画を楽しんだり、スマホで好きな人のSNSをのんびりと見たり、電子書籍で昔好きだった漫画の作品を読んだり、好きな曲をかけたりしながら。

今まで徳用のポテトチップスやコンビニのホットスナックなど、コスパ重視だったおつまみも、ワンランク上のものをゆったり楽しむようになりました。
オイルサーディンや瓶詰のピクルスなど輸入食品でしか手に入らないものも、ネットでお取り寄せできます。

週末のプチ贅沢飲みを楽しむために、日頃の発泡酒の量も減りました。節約と休肝日のために、ノンアルビールやお茶で済ます日もあります。

話す相手やおいしい食事を提供してくれる場所なら、お酒はとても楽しいです。けれどもそれは必須じゃない。

ひとりで誰にも邪魔されず、週末のんびり好きなお酒とおつまみを楽しむ。これは私だけのちょっと贅沢で特別な時間です。

(エッセイ投稿者:ゆっか/女性)

エッセイ募集企画は終了しました。次回の開催をお楽しみに!

タイトルとURLをコピーしました