この記事をご覧になられている方は、叶えたい夢があって「将来のために貯金を始めよう!」と思っているのではないでしょうか?
こんにちは。カーサミアライターの芦原です。
筆者自身の話ですが、20代前半の頃は家計管理とは無縁で貯金体質ではありませんでした。また、貯金をすることを楽しいとは思えずに悩んだ時期もあります。そんな筆者は、住宅購入資金、開業資金を目的に30代で1,000万円を貯める貯金体質になることができました。
「住宅を購入したいけど、頭金を貯められるのかな?」
「老後のための貯金はどうすれば貯められるのだろう?」
「理想の貯金額を達成するためにどうすれば良いのだろう?」
そのような疑問を持っている女性のために、貯金体質になれた私が読者目線で、貯金する方法をご紹介します。
女性はどんな将来のためにお金を貯めているのか?
貯金体質になるためには、お金を貯める目的を持つことが大切です。他の女性が、どのような将来のために貯金をしているかを知ると、具体的に貯金計画を立てられます。
LeadingTechが調査した「貯金実態調査2019」の報告によると、貯金の目的は老後の備え(59.6%)、教育資金(38.3%)、住宅購入資金(15.5%)、起業(4.9%)、その他(25.2%)という結果になりました。それぞれ、どれぐらいの貯金が必要なのかを把握しておきましょう。
老後の備え
半数以上の女性が不安に感じているのは、老後の暮らしです。最近では、新聞やTVなどのメディアで「人生100年時代」という言葉を見る機会が増えました。
金融庁から発表された「金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書」には、老後の生活には20年で約1,300万円、30年で約2,000万円の貯金が必要と記載されており、大きな注目を集めました。
そのため、20代・30代と早い段階で老後の備えのために、貯金に励む女性が増えています。
教育資金
楽天オーネットが調査した「独身男女の「結婚希望年齢」と「子供」に関する意識調査」では、64.1%の女性が子供は欲しいと回答しています。近頃は、女性の社会進出の影響もあり、結婚や出産を必ずしも望んでいる女性ばかりではなくなりましたが、将来的に育児がしたい場合は教育資金も考慮しなければいけません。
文部科学省や旺文社教育情報センターの調査によると、幼稚園入園~大学卒業まで国公立の場合は約800万円、私立の場合は文系でも約2,300万円の教育資金がかかります。子供を育てるには、お金がかかることを覚えておかなければいけません。
参考: 文部科学省「子供の学習費調査」、旺文社教育情報センター「 29年度 学費平均額」
住宅購入資金
エイチームフィナジーによる 独身者の住宅購入に関しての調査結果によると、30~59歳の独身者のうち約4割がマイホームを購入したいと回答しています。
また、女性は40代よりも30代の方が住宅購入に積極的という結果も出ており、「賃貸の家賃を払い続けるのがもったいないから」「老後のため」という現実的な理由から、家を買うことを身近に考えている人も多いようです。
しかし、マイホームを購入する場合は、購入価格の2割程度の頭金と諸経費を用意していたほうが有利になります。
フルローンでマイホームを購入することもできますが、審査基準が厳しく通らないことが多く、金利優遇が受けらないなどのデメリットもあるため、住宅購入資金の貯金に励んでいる女性は多いです。
また、住宅購入資金を蓄えておけば、賃貸の場合でも家賃滞納する心配がなくなります。
開業資金
女性の人生の選択肢は増えており、女性起業家を目指す人も少なくありません。また、近頃は働き方を選べる時代となり、フリーランスを希望する女性も増えています。そのような場合にも、開業資金が必要です。
日本政策金融公庫総合研究所の「新規開業実態調査」では、起業家全体に占める女性起業家の割合は約23%となっています。
4名に1名が女性起業家なのです。また、起業家の約7割が開業資金を出したと回答しています。ビジネス内容にもよりますが、開業資金には約50万~500万円ほど必要です。このように、起業のために開業資金を貯めている女性も多いです。
将来のために始めたいマネー習慣
女性の人生の選択肢は増えました。それぞれの叶えたい将来のために貯金を始めたいところですが、どのような方法で貯金すれば良いのでしょうか?筆者はズボラな性格でしたが、以下の方法で、一人暮らしで1,000万円を貯めることができました。ここでは、貯金が貯まりやすい女性のマネー習慣をご紹介します。
ライフイベントに必要な貯金額を把握する
貯金が貯まりやすい女性は、貯金の目的を明確に持っています。明確な目的を持つことで、貯金に意欲が湧くようになるのです。そのため、貯金をしたい理由を考えてみましょう。また、目的を達成するためには、どれぐらいのお金が必要かを確認してみてください。
家計管理をして収入と生活費を見直してみる
貯金の目的を明確にしたら、収入や生活費を見直してみましょう。お金の計算が苦手な女性におすすめの方法が、レシート保管による家計簿です。レシートを保管しておき、月末に1か月の支出を計算します。
1円単位まで細かく計算するのではなく100円単位で四捨五入する、費目分けをシンプルにするなど、大まかに計算すると、ストレスなく生活費を見直すことができます。
また、手取り収入が少ない方は、お金を増やす方法(キャリアアップや資産運用など)も検討してみてください。
銀行口座は3つ持つのがおすすめ
家計管理を楽にするためには、3つの銀行口座を持つことをおすすめします。
1つ目が、給与振り込み口座です。給与振り込み専用の銀行口座を作成すると、1年間の手取り年収が計算できます。2つ目が、生活費の引き落とし口座です。そして、3つ目が貯金用の銀行口座です。
先取り貯金をしておくと、貯金を切り崩す機会が減ります。このように、3つの銀行口座に分けることで、お金の流れが把握しやすくなります。
将来のために家計管理を見直してみよう
将来のためにお金を貯めたい女性は、家計管理を見直してみましょう。お金は自然と貯まるものではありません。
貯金の目的を明確に持つことで、収入を増やすことを考え出したり、支出を減らす意識が芽生えて貯金体質になれるのです。そのため、将来のために貯金したい方は、目的を立て直して、家計管理を見直してみてください。