「一人暮らし女性のおうちライフを快適に!」がテーマのライフスタイルマガジン「カーサミア」では、一人暮らしに関するエッセイを公開しています。
妥協したからこそ、理想の自分の城を探し続ける
「角部屋」「新築未入居」「日当たり」「駅から徒歩10分以内」「小窓あり」
これらの条件は、私がいまのお部屋を選ぶにあたって妥協しなかったことです。
部屋は狭くてもいいのですが、とにかく、私にとって絶対に譲れない条件でした。
というのも、初めての一人暮らしは真ん中の部屋しか空いていなかったのですが、新築など他の条件が全て良かったので、即決しました。
綺麗なワンルームのマンションに住むことができ、初めての「自分のお城」ができて嬉しかったです。
ただ、私は人一倍、音に敏感で両隣の生活音が気になっていたので、次の引越し先は絶対に角部屋がいい!と決めました。
そして、次の引越し先で色々探した結果、理想の角部屋に出会えました。
ただ、ここでも家賃の関係で、どうしても2つのことを妥協しなければなりませんでした。
それは「住む階数」と「生活音」です。
「住む階数」は、5階~7階以上を希望していました。虫もこないし、外の景色もいいし、理想の部屋階数なのですが、やはり家賃の壁が大きく、今の私には到底住めない金額なので、低層階に住んでいます。
今年は天候の異常気象のせいか、カメムシやトカゲ、大量のクモ、もう見た事のない虫たちがドアの前に現れる度、面食らう日々です。
もう一つの「生活音」については、角部屋ではあるのですが、隣も上も下も、まあまあ生活音が響くので、私の性格上、やはり気になってしまいます。
試行錯誤の末、夜は「耳栓」と「騒音を騒音で消す機械」に助けられながら寝る毎日です。
やはり賃貸は壁が薄いところが多く、新築でも限度はあるなあと痛感しています。
それでも、部屋のデザインが素敵で、自分のお城には変わりないので、好きなもので埋め尽くしたワンルームに満足しています。
色々気になることはありますが、帰る家があるだけでも有難いなと心から思います。
そんな私に次の目標ができました。それは分譲マンションに住むことです。
最近、友人が分譲マンションに住み始めて遊びに行かせてもらったのですが、やはり壁がしっかりしていて、生活音が全く気になりません!
飽き性の私には色々な部屋に住みたい願望もあります。ただ、日々の生活で音が気にならないノンストレスの生活に憧れがあります。
一人暮らしなら1LDKだと思うのですが、資産のために分譲マンションを購入して将来売ったとしても、1LDKはなかなか売れないという現実もあるようです。
そこで、分譲マンションの賃貸契約をしているところなら、いけるかもと思い、今から情報収集しようと考えています。
何より、壁がしっかりしているなら、壁一面に本棚を設置して好きな漫画や本で埋め尽くせる!と夢が広がります。
分譲に対する憧れは日に日に増すばかりですが、いずれにせよ、どんなにいい条件があっても、家賃の壁は大きいので、自分の城をさらに良くするためにも、まずはコツコツと仕事を頑張らねばと気が引き締まりました。
一人暮らしするようになって、少しずつ自分のことは自分で守れるようになりました。まだまだ自立できるカッコイイ女性には、ほど遠いですが、理想の生活を求め日々精進していこうと思います。
(エッセイ投稿者:てんぷら/女性)
カーサミア宅建士からのワンポイントアドバイス
生活音が気になるなら、「構造」を意識してお部屋探しをするのも一つの方法かと思います。
建物の構造は主に4種類。
・木造
・鉄骨造(S造)
・鉄筋コンクリート造(RC造)
・鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
があります。
一般的に、下に書いたものほど防音性能も高くなるので、いまが木造なら次は鉄筋コンクリート造(RC造)、いまがRC造なら次は鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)、のように探してみるとよいかもしれません。
もちろん、性能のいい構造ほど家賃が高くなるのはご認識の通りですが…。
建物の「構造」についての詳細は、下記の記事をご参照ください。
ちなみに「分譲マンションの賃貸契約をしているところ」であっても、最初から賃貸として貸すことを前提に作られた「投資用分譲マンション」であれば、防音性能などは普通の賃貸マンションとあまり変わらない可能性もあります。
「分譲マンションだから」と過度に期待することなく、時間帯を変えて複数回の内見を行い、自分が納得できるお部屋かどうか見定めることが大切だと思いますよ。
てんぷら様の場合、生活音が特に気になるということですので、隣室や上下階が空室の状態ではなく、なるべく人が住んでいる状態で、人のいる時間帯に内見する機会を持てるとよいですよね。
「理想の自分の城」と呼べるお部屋と出会えますように…!
エッセイ募集企画は終了しました。次回の開催をお楽しみに!