レシピによくでてくる「料理酒」。持ってはいるけど賞味期限が切れてしまっていた…なんてことありませんか?
こんにちは、食物検定1級保持、自炊歴20年のカーサミアライターの山本です。賞味期限切れの食材を捨てずに活用する方法や見分け方を発信しています。
今回は買ったはいいけど出番があまりない「料理酒」。余ってしまっている人はぜひ最後まで読んでくださいね。
料理酒の賞味期限が切れたけど使って大丈夫?
結論から言うと、賞味期限が切れた料理酒は、風味は落ちますが使えます!
料理酒には塩分の含まれる「加塩料理酒」と塩分の含まれない「非加塩料理酒」がありますが賞味期限はほぼ同じくらいです。どちらも賞味期限がすぎても、ほとんどの場合は使えますよ。
ただし注意してもらいたいのは「料理酒としての効果も薄れてしまっている」ということです。
料理酒の効果は…
- 食材の臭みを消す
- 食材を柔らかくする
- 料理にコクや風味を出す
この目的が大きい場合は、賞味期限が切れていると効果に物足りないことも…
料理酒の賞味期限は開封後と未開封で違う?
未開封の賞味期限
未開封の状態だと約1年です。光の当たらない冷暗所に常温保存しておきましょう。
開封後の賞味期限
一度開けてしまった料理酒は3カ月ほどで使い切るくらいが本来の目安です。開封後はしっかりキャップをして冷蔵庫に保存することで、劣化を遅らせることができますよ♪
まだ使える?賞味期限切れ料理酒の見極め方
実際に使おうと思ったら賞味期限が切れていた・・・というときにチェックしたほうがいいことを解説していきます。
においをチェック
まず、わかりやすいのがにおいのチェック。嗅いでみて香りがおかしいと思ったら使用は控えましょう。
発酵臭や古いにおいがしたら使わないほうが無難です。
味をチェック
においが大丈夫でも味が変わっていればNGです。料理に入れるまえに小皿などに入れて少し舐めて確かめましょう。
また、アルコールが飛んでいると料理酒としての効果が薄れています。臭みとりなどで使いたい場合は賞味期限切れはおすすめできません。
賞味期限切れ間近!料理酒を使い切る方法
おすすめはたっぷり料理酒を使ったお吸い物。貝のお吸い物をつくるとき、最初からひたひたの料理酒を入れると大量に消費可能。料理酒を沸騰させてしっかりとアルコールを飛ばせば、貝だしの効いたお吸い物ができますよ。
定番の酒蒸しも大量消費できます。特に和食には料理酒が欠かせないので料理酒を消費したいときには和食中心の食事がおすすめです。
賞味期限が切れていても使える料理酒はおいしく料理していただきましょう♪
実は料理酒の代わりに日本酒を使うこともできます。「普段から日本酒をよく飲み、料理酒を使う頻度が少ない人」は家にある日本酒で代用すると余る心配はなくなります。料理酒より日本酒のほうが高価なので料理に使うだけの人は料理酒を選びましょう。
- Q賞味期限が切れた料理酒は使える?
- A
賞味期限が切れた料理酒は風味が落ちますが使えます。開封していなければ約1年大丈夫です。開封している場合は3カ月を目安に使い切りましょう。においや味が変化している場合は使えないので、料理に使う前にしっかりと見極めることも大切です。料理酒は大量消費もしやすいので賞味期限が切れる前に使い切り料理も試してみてください。