【メディア掲載】不動産専門誌にSDGs事例として掲載

融資手数料

執筆者
(株)トラスト・ファイブ マーケティング担当

不動産開発会社「株式会社トラスト・ファイブ」。商業ビルの開発経験は10年以上。以前に行っていたマンションの企画・開発・販売経験は20年以上になります。長年の経験・知識を公開し、「不動産業者主導の物件選び」から「賃貸者・購入者が主役の物件選び」への転換を目指しています。

物件(ビルやマンション)をつくる人にとっては常識でも、一般にはあまり知られていないような情報や、土地とは絶対に切り離せない「防災」に関する情報を積極的に発信していきます。

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融資手数料とは、諸費用の一部で、住宅ローンを借り入れる金融機関に払う手数料です。「住宅ローンの事務手数料」のような言い方をすることもあります。

銀行ローンの場合は、手数料は3万円〜が相場です。

最近は保証料不要の代わりに、保証料相当分の金額(借入額の2.2%程度)の融資手数料が必要になる住宅ローンも登場しています。

フラット35の場合は、手数料を定額で支払う方法(定額型)と、借入金額に応じて支払う方法(定率型)があります。

定額型の場合は、3万円~5万円程度と少額ですが、借入金利が高く設定されています。

定率型の場合は、金融機関にもよりますが、借入額の1%~2%程度が目安です。

もっと詳しく…

融資手数料と保証料は、一緒に考えたほうが分かりやすいので、まとめてみましょう。

手数料と保証料をまとめると、以下のようになります。(例:35年返済の場合)

ちなみに、下線を引いているのが選ぶ人の多い住宅ローンです。

融資手数料 保証料
1銀行ローン
(一般的なもの)
3万円〜 借入額の2.2%程度
2銀行ローン
(保証料を金利に上乗せする場合)
3万円〜 金利に0.2%程度上乗せ
3銀行ローン
(保証料不要の場合)
借入額の2.2%程度不要
4フラット35(定額型)3万円~5万円程度
※金利が0.2%程度上乗せ
不要
5フラット35(定率型) 借入額の1%~2%程度 不要

※ 融資手数料・保証料の特徴は一般的な例であり、実際の住宅ローンを取り扱う金融機関や、借入金利、借入額、借入期間などにより当てはまらない場合があります。

(5)のフラット35定率型で2%の手数料がかかるとき、2500万円を借り入れた場合、手数料が50万円
なかなか大きな金額でびっくりしますよね。

これと比較すると、(1)の銀行ローンや(4)のフラット35定額型の手数料が安くてお得に見えますが、(1)の場合は2.2%程度の保証料が必要になってきますので、結局あまり変わりません。

ちなみに初期費用を抑えるために(4)のパターンで手数料を金利に上乗せした場合は、最終的に支払う金額は100万円近く増えてしまいます。(35年間の総返済額で比較)

実際にローンを比較検討するときは、手数料だけでなく、ぜひ保証料金利のことも合わせて検討してくださいね。

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