ナマステ~
立春も過ぎていよいよ春めいてきた今日この頃、皆さまいかがお過ごしですか
私は菜の花食べたりフキノトウをチェックしたり、やっぱり食べ物を通して日々春を感じています
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そんなこんなの時節に毎年やってる自分的恒例行事のお話を~
(予告していた美味しいものシリーズは次回へ・・すみません)
それはそれは..
「味噌作り」
でございます!
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味噌は寒仕込みがいいと言われ、
寒い時期に仕込むと熟成がゆっくりと進むので、美味しい味噌が作れます
私は2月が誕生日なので、自分の誕生日を目安に毎年味噌を仕込んでいます
味噌を作るだなんて
「ていねいな暮らしですね~私にはちょっと・・」なんて穿った目で見ないでください!
「ていねいな暮らし」どうこうよりも、何より大切なことがありまして
それは
手作り味噌は美味い!
ということです
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いやもう、美味しいから毎年仕込んでるだけ、ほんとそれだけ
「難しくないの~?時間かかるんじゃない?」
と、いう皆さま!
私はセットを使ってるので簡単ですし、時間もでき高6キロ仕込みで3時間ほどででき上がります(大豆を水に浸す時間は除く)
そんな私の味噌作りはこんな感じ
HOW TO 味噌作り
①容器を用意する
仕込んだ味噌と重しが入る容器ならなんでも大丈夫です
陶器でもホーローでもプラスチックでも木桶でも、
少量の仕込みならビニール袋でもいいみたい!
それから豆を炊く大鍋or圧力鍋、
豆と塩と麹を混ぜる大きめなボウルも用意しましょう
あとラップ、45ℓのポリ袋も数枚
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②材料を用意する
材料は至ってシンプル!
大豆・麹・塩 だけです
私は「マルカワみそ」さんの「玄米麹味噌セット」を買っています
他にも色々試した結果、これに落ち着きました
このセットは計量もしてあるし、麹と塩があらかじめ混ざっているのでとっても便利
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玄米麹のお味噌が好きなので毎年ここで頼んでます
白米麹より甘みがなく、独特な香ばしい風味がありとってもおいしい!
これかなりおすすめ!
自然栽培と有機栽培、甘口と中辛があります
こんなにおススメしてますが、特にマルカワみそさんの関係者ではありません、ただのファンです 笑
③豆を洗う、水に浸す
さぁ容器と材料が準備できたら早速作業に取り掛かりましょう
味噌作りは簡単ですが、合計したら2日かかります
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なぜかって、それは前日から大豆を水につけるから
冬場だと18時間はつけましょう
なので前日からの準備となるわけです
でも前日準備は豆を洗って(水洗いを数回)、水につけるだけ(3倍以上のたっぷりのお水で)!
割ってみて芯がなければOKです
④豆を炊く
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さてここで2択に分かれます
❶大鍋でことこと3時間炊く
❷圧力鍋で5分程炊く
はい、私は即決で2番です
なんせその方が楽ちんで早いのでね・・
ただ圧力鍋だと容量が少ないので3回に分けて炊きました(豆は1.3キロ)
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鍋にもよりますが、私は弱火で6分炊いて、圧力が自然に抜けるまで放置
豆の固さをチェックして、OKなら炊きあがりです
(親指と小指で簡単に潰せるくらいが目安)
その後ざるにあけて(茹で汁使う人は捨てないで!)、触れる程度に冷まします
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⑤豆を潰す
「潰すのが大変では?「」
と思う人もいるでしょう、でもそんなことありません
まだ温かい豆を・・・
こうして、こう!
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そう、こんな感じでいいんです!
圧力鍋でやると時間差で何度か炊き上がりますが、毎回同じ袋にぶっこんで大丈夫!色んな潰れ具合ができてむしろ美味しい!・・・はず 笑
ここの潰し具合はお好みです
豆感が残ってるのが好きな人は粗目に潰しましょう
この加減ができるのが、手作り味噌の醍醐味だと私は思っている!
⑥豆と塩切り麹を混ぜる
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セットだと塩と麹がすでに混ざっているので、そのままイン
セットじゃなくても、まず塩と麹を混ぜたものを大豆に混ぜるだけ!(まず塩と麹だけを混ぜる!絶対!)
ここで大豆の茹で汁を入れるもよし、入れないもよし、お好みです
水気が増えるとカビやすくなるので私は入れずに作ります
⑦容器につめる
しっかり混ぜたお豆たちをボール状に丸めます
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隙間なく詰めましょう
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と、こんな感じでつめていきます
空気に触れると熟成途中でカビちゃう原因になるので、ラップはぴっちり
周りについた味噌などもキレイに拭き取ります
⑧重しを乗せてまた来年
さてこれ、本当は中蓋を乗せて石(重し)を置く・・
みたいのがいいのかもしれませんが、私は邪道にこんな感じ
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2重にしたビニール袋に水(でき高の3割程度の重さ)を入れて、中蓋もなくそのままラップの上にイン
水だから、中蓋なしでも全体に同じ重さで乗ってくれる
そしてこのまま来年まで~!
美味しいお味噌になってね~!!
って蓋をします
これだけ!
途中で上下ひっくり返す「天地返し」をするのが王道かもしれませんが、私はしません!1年そのまま!
⑨1年経ってでき上がり
そしてでき上がりがこちらです
仕込んだ時と色が全然違うの分かりますか?
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味噌の良い匂い~~~
1年越しに合うお味噌ちゃんは愛おしさもひとしお
まぁ1年間お部屋の片隅に置いておいただけなんですけど
さてさて開けてみたお味噌ちゃんですが
上の方は色が濃くて甘めです
香ばしさが強くてお醤油みたいな感じ
私はこの部分をちょこっと取ってご飯にのっけて食べてます
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でも大半は気にせずそのまま混ぜて保存容器に移しちゃいます
美味しさも混ざってまた美味しくなるでしょう、おそらく
さてここまでがお味噌の作り方でした
豆を水につける、炊く、潰す、混ぜる、詰める、1年待つ、
たったそれだけ!
思ってた以上に簡単じゃなかったですか?
味噌作りのハードルがきっと下がったはず!
味噌は寒仕込みが美味しいと言いますが、実際はいつ仕込んでも大丈夫だし、今からでも全然大丈夫
ステイホームの楽しみの一つに「味噌作り」いかがでしょう
そしてその味噌を使って来年はふき味噌作りも是非!
→ふき味噌を作って春を迎える(レシピ付)
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そんなこんなでまた書きます~
次回こそはあのお国のあの美味しいものについて書くぞ~!