この記事では二杯酢と三杯酢の違いについて解説しています。
よく耳にするけどどう使い分ければいいのかよくわからない、という人も多いのではないでしょうか?
こんにちは、食物検定1級保持、自炊歴20年のカーサミアライターの山本です。
今回は二杯酢と三杯酢の使い分けのコツや、それぞれに合う料理もご紹介しています。最後までご覧ください。
【質問】二杯酢と三杯酢の使い分けは?
酢のものが好きで、たこ酢などよく作るのですが、酢の配合がいまいち分かりません。二杯酢と三杯酢はそれぞれどんな料理に向いているのでしょうか?
【回答】さっぱりさせたいなら二杯酢、まろやかさを求めるなら三杯酢がおすすめ。
二杯酢と三杯酢では配合が違います。
二杯酢はさっぱりと、三杯酢は二杯酢よりも酢の割合が減るのでまろやかです。
より酢の味を好むなら二杯酢で、まろやかさを求めるなら三杯酢で、好みで使い分けましょう。
二杯酢と三杯酢の違いは?
まずは二杯酢と三杯酢、それぞれの違いを解説していきます。
二杯酢とは
二杯酢とは、酢としょうゆを、1:1で混ぜたものをいいます。場合によっては、だし汁や少量の塩を加えることも。
二杯酢はさっぱりした味わいなので揚げ物にぴったりです。
三杯酢とは
三杯酢とは、酢・しょうゆ・みりんを、1:1:1で混ぜたものです。砂糖をみりんの代わりに少し入れたり、しょうゆを減らしてだしを入れることもあります。
甘味とまろやかさがあるのでサラダや酢飯などに使うといいですよ。
三杯酢の基本の作り方
- みりんを鍋で火にかけ、アルコール分を飛ばしておく
- みりんの粗熱がとれたらすべての材料を混ぜる
二杯酢と三杯酢の由来
二杯酢は、酢としょう油を1:1で合わせ、三杯酢は、酢としょう油にミリンを加え、1:1:1の割合で混ぜ合わせたもので、さかずきを使って1杯ずつ量ったことから、二杯酢、三杯酢と名付けられたんだそうです。
引用:食育大辞典
二杯酢と三杯酢を料理で使い分けよう
料理で使い分けるには、「二杯酢はさっぱり」「三杯酢はまろやか」ということを念頭に好みで使い分けます。
二杯酢が合う料理
甘味がなくさっぱりしているので、揚げ物やこってり系の食べ物のつけダレにおすすめ。「餃子のつけダレ」にもなるので重宝します。
酢がしっかり効いた二杯酢で食欲をアップさせましょう。
三杯酢が合う料理
南蛮漬け、サラダやマリネなど、まろやかな酸味を楽しむときにぴったりです。
サッとゆでた小松菜ともやしに三杯酢を和えた「小松菜ともやしの和え」物や、トマトにかけるだけの「トマトのマリネ」もおいしいですよ。
二杯酢でも三杯酢でも、好みでOKな料理
酢の物は、二杯酢でも三杯酢でも楽しめます。
ご質問にあった「たこ酢」や、「ワカメの酢の物」なども、さっぱり食べたいときは二杯酢、サラダのように食べたいときは三杯酢と、気分やお好みで使い分けてください。
- Q二杯酢と三杯酢はどう使い分ける?
- A
酢の割合が多い二杯酢は、こってり系の食事のつけダレにぴったりです。三杯酢はまろやかなので、南蛮漬け、サラダ、マリネなどに使えます。
また、「たこ酢」や「ワカメの酢の物」などの酢の物は、どちらでも作れます。好みや気分で使い分けると、より料理が楽しくなりますよ。