今回は、狭いスペースでもできるニットの伸びない干し方をご紹介します。
こんにちは。カーサミアライターのあんどうです。
お気に入りのニットを洗った後、干し方に困ったことはありませんか?
ハンガーに干すと伸びたり、肩に跡がついたり…。それに、特別な道具を用意するとなると場所も取ってしまいます。
省スペースでニットを型崩れさせずに干す方法を調べてみました!
大切なニットをきれいな状態で長持ちさせたい方、必見です。
ニットが伸びない干し方の正解は?
ニットの洗濯後に形が崩れたり伸びたりしてしまうのは、水分の重みが原因です。
そのため、普通にハンガーにかけて干すとニットの肩の部分や丈が伸びてしまいます。
ニットが伸びるのを防ぐには、肩と胴回りの部分に重みが集中しないようにすることが大切です。
つまり、ニットのベストな干し方は“平干し”ということになります!
ですが、専用の平干しネットって結構嵩張るんですよね。
一人暮らしの狭い部屋では、ちょっと購入をためらってしまいます。
しかし、実は別のアイテムを組み合わせるなどして、平らなスペースと通気性を確保できれば“平干し”は可能です。
今回は、「平干しネットがなくてもできる平干しの方法」を調べてみました。
省スペースでできる!ニットが伸びない干し方5選
平干しネットを使わずに、ちょっとの工夫でできるニットが伸びない干し方を5つご紹介します。
竿に干す
編集部の評価
ニットの伸びなさ:★★★★☆/手軽さ:★☆☆☆☆
ニットを上下に二つ折りにした状態で竿にかければ、ニットが伸びたり型崩れしたりするのを防げます。
袖は垂らすのではなく、身頃(胴体部分)と一緒に竿にかけるのがポイントです。
ただし、しっかり乾かすために重ならないようにしてください。
滑り落ちないように洗濯バサミを使いたいときは、脇の辺りなど跡が目立ちにくい場所を止めると良いですよ。
しかし、重ならないような大きさのある、「ちょうどいい竿」を見つけるのが難しいかもしれません。写真のような室内干し用のアイテムも、広げるにはスペースが必要です。
ピンチハンガーの上面を活用する
編集部の評価
ニットの伸びなさ:★★★★☆/手軽さ:★★★★☆
ピンチハンガーのピンチでニットを挟んで干すと、伸びる上に跡が付く恐れがありますが、ピンチハンガーの吊るす部分の上面を使えば、平干しが可能です。
うまく乗っかるサイズのピンチハンガーがあるなら、かなりお手軽にできる方法です。
下のピンチハンガーで別の洗濯物も乾かすことができます。(とはいえ、ニットの下のピンチハンガーに干した洗濯物は、何も置いていないときに比べれば乾きにくいですが…)
ピンチ付きハンガーとネットで即席平干しネットを作る
編集部の評価
ニットの伸びなさ:★★★★★/手軽さ:★★★☆☆
ピンチが付いているハンガーと、布団などを洗うための大きな洗濯ネットがあれば、ピンチでネットを止めて、即席平干しネットの出来上がり!
ネットがなければバスタオルでも代用可能です。
平干しの形に近いものを実現できるのですが、大きさ的に、袖の部分はどうしても重なりがちなので、ときどき重なり方を変えつつ時間をかけて干す必要があります。
また、この干し方をしている間はピンチハンガーに他の洗濯物を干せなくなってしまうのがマイナスポイントです。
洗濯かごを逆さままたは横にする
編集部の評価
ニットの伸びなさ:★★★★★/手軽さ:★★★☆☆
四角いメッシュ型の洗濯かごがあれば、逆さまにしたり横にしたりして、その上に洗濯物を広げれば平干しできます。
ちょうどいい大きさ・形の洗濯かごを持っているのが大前提ですが、屋内で簡単に平干しができます。
ただし、洗濯かごの素材によっては、金属パーツ部分が錆びてしまうこともあるので、濡れたものを置いて大丈夫かどうかの確認が必要です。
また、乾かしている間は洗濯かごを使えなくなってしまうので、その点ではやはり「手軽さ」の面でマイナスだと感じます。
ハンガーを2本使う
編集部の評価
ニットの伸びなさ:★☆☆☆☆/手軽さ:★★★★★
ハンガー以外のアイテムを持っていない場合でもできる、一番簡単な方法です。
まず、普通にニットを1本のハンガーにかけます。
次にニットの両袖を抱き合わせるように肩にクロスしてかけたら、2本目のハンガーにニットの裾をかけてください。
ハンガーを2本使うことで、ニットの胴部分にかかる重みを分散させることができます。
ただし、これで対応できるのは薄手のニットまででしょう。
実際に干してみましたが、水を吸って重くなった厚手のニットでは、重さを分散させるにも限度があり、あまり向かないと思われました。
※また、「洗ったあとの平干し」ではなく、「乾いたままのニットを干す(一度着たあとに風を通す)」というシチュエーションなら便利に使えそうです。
ニットをきちんと干すなら、やはり専用の平干しネットがベストだと思います。「使わないときは折りたたんで省スペース」にできる平干しネットもあります。
しかしこちらの商品も、レビューを見ていると「硬くて折りたたみにくい」という声が多数…。
実は私も、いろいろな干し方を試した結果、最終的にこのタイプの平干しネットを買いました。しかし多くのレビュー投稿者と同様、硬くて折りたためず…
保管場所には若干困りつつ、どうにか洗濯機まわりに置いて使っています。
ご自身の持っている「代用品にできそうな物」とライフスタイルを勘案して、ピッタリの干し方を工夫してみてくださいね!
- Q狭いスペースでできる、ニットが伸びない干し方は?
- A
ニットの洗濯後、形が崩れたり伸びたりしてしまうのは水分の重みが原因です。
肩や胴回りに思いが集中しないようにするには、平干しがベスト。
専用のアイテムがなくてもピンチハンガーの上面や逆さまにした洗濯カゴなどで代用できます。他にも、竿に干したり、ハンガーを2本使用したりして、重みが分散されるように工夫してください。