この記事では、雨の日のメガネにつく曇りや水滴の対策と、お手入れ方法について解説します。
こんにちは、眼鏡作製技能士でカーサミアライターのあんどうです。
雨の日にメガネをかけていると、水滴や曇りが気になりますよね。
特に水滴は、ついたまま放置しているとメガネが傷む原因にもなってしまいます。
雨の日もメガネで快適に過ごしたい方、メガネを長持ちさせたい方、最後まで読んでくださいね。
雨の日のメガネの困りごとにおすすめの対策
雨の日によくあるメガネの困りごとにおすすめの対策をご紹介します。
レンズが曇る場合
雨の日に限りませんが、外気が冷たい時に温かい呼気がメガネのレンズに触れると、温度差によって空気中の水蒸気が水滴になり、レンズに曇りが生じます。
マスクをしていると、ほぼ確実に曇って煩わしいですよね…。
対策は、曇り止め防止アイテムを使用するか、防曇コートが施されたレンズを使用する方法が効果的です。
曇り止めアイテム
メガネレンズに塗布して曇り止め効果を付与できるアイテムには、様々なタイプがあります。
手軽で便利なジェルタイプは、レンズに塗布して、綺麗な柔らかい布で拭き取るだけで高い曇り止め効果が持続します。
使い捨てシートタイプは携帯しやすいのがポイント。
ウェットタイプなので、気になる汚れを落としたい時にも使えます。
曇り止めレンズ
以前の曇り止めレンズは、専用のクロスや薬品を使用しないと曇り止め効果を維持できないということがありました。
ですが現在は、レンズ表面で水分が結露するのを防ぐ特殊なコーティングが施された曇り止めレンズが主流で、普通のお手入れで問題なく使用できるようになっています。
雨の日に限らず、マスク使用などで普段から曇りに悩まされている人は、試してみる価値ありです。
水滴で視界が妨げられる場合
レンズ表面に水滴が付着すると、視界が妨げられます。
雨の日は足場も悪いので、見えにくい状態で動き回るのは結構危険なんですよね。
そんな水滴対策として必須なのが、撥水コートが施されたレンズです。
絶対に水滴がつかなくなるわけではありませんが、水滴が残りにくくなり、汚れや花粉もさっと拭き取れるようになります。
近頃のレンズの大半には撥水コートが標準でついていますが、念の為購入時にチェックするようにしてください。
雨の日のメガネのお手入れ方法
レンズが曇ったり、雨の滴が付着したりしたまま放置していると、レンズに水やけができることがあります。
水やけは汚れのようにも見えるので、気になってゴシゴシ擦るとレンズを傷めてしまうことも…。
もちろん、フレームも濡れたままにしておくのは良くありません。
金属のパーツが錆びたり、フレームの素材を劣化させたりする原因になります。
そうならないように、メガネが濡れてしまったらできるだけすぐに、ティッシュや柔らかい清潔な布(メガネ拭き)で隅々まで水気をしっかり拭き取ってください。
ただし、レンズに埃やメイク汚れなど大きな汚れが付着していたり、汚れた布で拭いたりすると、その汚れを擦り付けてレンズを傷めてしまう恐れがあります。
心配な時は、その場ではティッシュなどで水分を吸い取るだけにして、出来るだけ早く水洗いして汚れを落としてからメガネのお手入れをしてください。
めんどくさいからといって、服の裾やハンカチで拭くのは厳禁です!
- Q雨の日のメガネ、曇りや水滴で視界が悪い!対策は?
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雨の日のメガネの水滴や曇り対策として、曇り止めアイテムや曇り止めレンズの使用が有効です。
また、レンズやフレームを濡れた状態で放置していると、水やけができたり錆が発生したりする恐れがあります。
メガネが濡れた場合はティッシュや柔らかい清潔な布(メガネ拭き)で、レンズだけでなくフレームの隅々まで水気をしっかり拭き取ってください。