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夏のお弁当、食中毒に注意!自炊歴20年の筆者が気をつけていること

自炊・料理
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頑張って手作りしたお弁当、食べたら体調不良に…なんて悲しいですよね。そんなことにならないために知っておきたい食中毒対策をまとめました。

食物検定1級保持、自炊歴20年のカーサミアライターの山本が「お弁当作りの注意点」「食中毒になりやすいおかず」をご紹介します。

山本 まゆな
山本 まゆな
教えてくれたのは…

新しいもの・家事楽アイテムが好きなフリーランスライター。
高校から家政科で専門的に料理を学び、自炊歴は20年以上。節約食材やいつもの食材を、ちょっとの手間で「おいしい料理」にするのが得意です。

多趣味で思い立ったらすぐ行動する性格。食物検定1級・美容師免許・ヘアケアマイスター・洋裁和裁資格有り。

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手軽にできる食中毒対策を取り入れて、より快適なお弁当ライフを送りましょう。ぜひ最後までご覧ください。

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食中毒になりやすい?お弁当作りの注意点

おいしいお弁当、食中毒にならないために工夫が必要│写真AC

食中毒を防ぐには「つけない」「ふやさない」「やっつける」が大前提!雑菌対策をしながら作りましょう。

参考:お弁当づくりによる食中毒を予防するために|農林水産省

食中毒を防ぐには作るときの雑菌対策が大事

食中毒の防止には菌をまずつけないところから意識します。そして作った後の保存で菌を増やさないことも大事です。

お弁当箱や調理器具の殺菌

お弁当の洗い残しや生肉を切った後の包丁など、そのまま使ってしまうと菌が付着する原因に。しっかり洗うだけでなく、生肉を扱った道具は熱湯で殺菌をするなどして菌の繁殖を防ぎましょう

中まで加熱をする

生焼けの場合、お弁当に入れて保存している間に食材が傷むことも。すぐに食べるにはおいしいですが、お弁当に入れる場合はしっかり火を通しましょう

素手でさわらない

素手には菌がたくさん付着しているので、お弁当を作る前にしっかり手洗いをしましょう。おにぎりはラップをして握るなどなるべくベタベタ触らないように、ラップで包んだままお弁当に入れるのも◎。

冷ましてから詰める

ホカホカと温かいのまま蓋をすると水蒸気がお弁当内にたまるのでNG。弁当箱の中に水分が多いと湿っておいしくなくなるだけでなく、菌の繁殖につながります。お弁当を作ったあとの冷ます時間まで考慮しましょう。

使い捨てカップを使用する

水分や油分を吸い取ってくれるカップがおすすめです。汁気があってもカップが吸い取ってくれるのでベチャっとなりにくく、おかずの味が移らないメリットもあります。

シリコンタイプはにおい移りや洗い残しが気になる場合があるので、食中毒の観点から考えると使い捨てを選ぶほうが無難です。

作った後の食中毒対策

保冷剤はマスト!小さいものでも入れておきましょう│写真AC

せっかく雑菌対策をして作っても、その後の保管の方法が間違っていると傷んでしまうこともあるんです。

ここからは手軽にできる対策を紹介します。

保冷剤を入れる

お弁当箱と一緒に保冷剤を入れておきましょう。100均にあるようなものでもいいので、お弁当の温度がなるべく温かくならないようにしておきます。

保冷バッグがあればなお◎。保管時の温度の上昇をなるべく防ぐことが大切です。

できれば再加熱してから食べる

電子レンジがある場合は食べる前に加熱すると食中毒予防になります。電子レンジに入れる際はお弁当を作るときにアルミカップを入れないように。アルミカップは火花がでるので紙製のカップを使いましょう。

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お弁当で食中毒になりやすいおかず

生野菜や水気の多いおかずはなるべく避けましょう│写真AC

作る工程にどんなに気をつけていても、食中毒になりやすいおかずを入れてしまうと傷んでしまいます。避けたほうがいいおかずを知っておくとお弁当作りの参考になりますよ。

生野菜

水気がでる生野菜は雑菌が繁殖しやすいので、極力生野菜を入れずにお弁当を作るほうが無難です。トマトを入れる場合、ヘタ付近に雑菌がつきやすいのでヘタはとった状態で。カットすると水分がでてしまうのでミニトマトはそのまま入れましょう。

レタスで仕切りをするのも見た目がいいですが、レタスよりもバランを使うほうが食中毒予防になります。

  • 生野菜→極力入れない
  • トマト→ヘタを取る・カットしない
  • レタスで仕切りよりもバランをつかう

混ぜご飯

鮭ご飯やワカメご飯などはおいしいですが、食材を混ぜ込んでいるので水分が出やすく、白ご飯よりも傷みやすいです。

筆者は過去に鮭フレークの混ぜご飯が傷んでしまった経験あり…。そのときは保冷剤を入れていても傷んでしまったので、やはり極力避けたほうがベターです。

ご飯に味気がほしいときは、食べる直前にふりかけをかけるなどの工夫でおいしく食べましょう。

  • 混ぜ込みご飯よりも白ご飯
  • 味気が欲しいなら食べる直前にふりかけ

生もの

当然、刺身やレア肉は傷みやすいのでお弁当には不向きです。常温では保管できないものは基本的に入れないようにしましょう。

卵も半熟ではなくしっかり火を通してくださいね。

  • 生ものは絶対に入れない

煮物

汁気が多い煮物も実は傷みやすいおかずです。水分が多いほど菌が繁殖しやすくなるので控えたほうが無難。どうしても入れたい場合は水分をしっかりキッチンペーパーなどで取ってから水気を吸収するカップに入れておくと◎。

  • 煮物は控えるほうがいいが、どうしても入れるなら水分を取る
  • 水分を吸い取るカップに入れる
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食中毒対策に私がやっていること

水分が出にくいおかずだけでは、まだちょっと心配。暑さで菌が繁殖しないように筆者がやっているちょっとした工夫を紹介します。

おにぎりはラップで包んだまま

おにぎりを握るときはラップで包んでつくるようにすると手の雑菌が付かないだけでなく、そのままお弁当に入れると食べやすいです。周りのおかずとも触れ合わないのも魅力です。

冷凍食品は積極的に活用

最近は凍ったまま入れて自然解凍で食べられる冷凍食品が豊富なので、何個か入れると保冷剤変わりにもなりお弁当が傷みにくいです。

筆者は手作りの冷凍おかずを入れる場合、雑菌が気になるので一度再加熱してから入れています。気温が上がってくると市販の冷凍食品を使うほうが安心です。

凍らせたゼリーを入れる

市販の小さいゼリーを凍らせておき、凍ったまま入れるとこちらも保冷剤代わりになります。お弁当の中にも保冷剤を入れるような形になるので、お弁当自体が温まりにくく、食べるときにはほどよく溶けているのでおすすめです。

保冷剤はお弁当の上側に入れる

保冷剤を入れるときはお弁当の上側に置くようにすると冷気が上から下に流れるのでお弁当が冷たさを保ちやすくなります

2個保冷剤を使うときは上下に入れて挟むといいですよ。

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食中毒になりにくいおかず

から揚げなどのしっかり中まで火が通ったも汁気の少ないおかずは、傷みにくいのでおすすめです。意識していれましょう。塩や砂糖は食品中の水分を減らすため、味つけを濃いめにすることで食中毒対策に。

食中毒になりにくいおかずであっても、しっかり冷まして、水分を切るなどのポイントは押さえておきましょう。

Q
お弁当で食中毒にならないようにするための注意点は?
A

食中毒菌を「つけない」「ふやさない」「やっつける」が大前提!雑菌対策をしながら作りましょう。水気が少ない、よく火の入ったおかずを選ぶことも大切。そのうえで自然解凍の冷凍食品や保冷剤を活用して、お弁当が温かくならないように傷まない環境をキープ。電子レンジがあるところなら食べる前に加熱するのもおすすめです。

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