世田谷区

東急田園都市線・大井町線「二子玉川」駅。周辺には多摩川をはじめ、野川、丸子川が流れているため、浸水リスクが高いエリアです。丸子川沿いの北側では、土砂災害警戒区域が多数。軟弱な地盤が広範囲に及んでいますが、地震発生時のリスクは全体的に低いと予想されています。

周辺エリアでは、地下に暗渠（烏山川と支流）があり、深い浸水が想定されています。また南西に1kmほどのところに仙川が流れています。河川や暗渠周辺は軟弱な地盤ですが、ほかは比較的しっかりした地盤。南東エリアが周囲より揺れにくいとされています。地震発生時のリスクは全体的に低めです。

京王線「明大前」駅。駅の北側には神田川、南側には北沢川の支流が流れています。神田川氾濫による浸水予想区域は広範囲に及ぶため、注意が必要です。地盤は比較的安定していますが、河川周辺は軟弱。また、地震発生時の火災リスクの高い地区があります。

世田谷区に位置する小田急小田原線「成城学園前」駅。東の仙川、西の野川の浸水には要注意です。西側エリアには、複数の土砂災害警戒区域があります。地盤は全体的に安定しています。地震発生時の建物倒壊や火災などのリスクは、低い予想となっています。

小田急小田原線・東京メトロ千代田線「代々木上原」駅周辺は、渋谷区と世田谷区、目黒区の3つの自治体にまたがるエリアです。地下に宇田川が流れており、最大で5.0ｍの浸水が想定されています。地盤は全体的に安定しているものの一部は軟弱な地盤で、複数の土砂災害警戒区域がありますよ。

世田谷区にある東急目黒線「奥沢」駅の近くには、呑川と、地下に九品仏川が流れており、河川の近くでは浸水に注意が必要です。地盤は比較的しっかりしていますが、河川沿いは軟弱な地盤。総合的な二次災害リスクは、西側エリアが比較的低リスクです。

東京都渋谷区の北西端に位置する京王線「笹塚」駅。新宿まで1駅5分で、20代・30代の一人暮らしに人気の街です。旧河道の周囲では、悪天候時の水害に注意が必要です。周辺はしっかりした地盤でできていますが、場所によって揺れやすさに多少の差があります。住宅街では地震火災の発生に要注意です。

世田谷区にある「桜新町」駅の近くには、蛇崩川と呑川が流れており、河川周辺では深い浸水が想定されています。地盤は全体的に安定しています。ただし、地震時の火災リスクや総合的な二次災害リスクは、東側エリアでやや高い傾向にあります。

東急田園都市線「駒沢大学」駅周辺は、世田谷区と目黒区にまたがるエリア。地下には蛇崩川と呑川の支流があります。河川周辺では深い浸水が想定。比較的丈夫な地盤ですが、蛇崩川沿いでは軟弱です。また地震時の火災の発生リスクは、やや高めに予想されています。

東京都世田谷区にある小田急線「豪徳寺」駅・東急世田谷線「山下」駅。住民は20～30代が多く、一人暮らし世帯も多いです。周辺の地下には北沢川と烏山川が流れています。河川付近は浸水に注意が必要であり、地盤が軟弱なため地震リスクも高めです。

東急目黒線「大岡山」駅。利便性も良く人気の街です。駅西側には呑川が流れています。南側には、土砂災害警戒区域に指定されている場所が3カ所。地震の二次災害リスクは、昔ながらの街並みエリアで高めの予測が出ています。

東京都世田谷区にある東急大井町線「尾山台駅」。地下水路である九品仏川周辺では、最大1.0m程度の浸水が想定されています。地上からは分かりづらいので注意が必要です。駅の南側には土砂災害警戒区域があります。地盤は、駅南側エリアが比較的揺れやすい予想。地震発生時の建物倒壊リスクと火災リスクは、駅から離れるほど低くなる傾向が見られました。

豊かな自然で有名な「等々力渓谷」を含む谷沢川流域は、浸水と土砂災害への注意が必要です。地下水路である九品仏川の流域も洪水に要注意。地盤は北側より南側エリアのほうが比較的揺れやすく、地震の二次災害リスクは全体的に低めです。

梅ヶ丘駅の周辺地域には、北沢川と烏山川が流れています。この2つの河川は地下に埋設された水路である「暗渠」となっており、地上部は緑道になっています。一見すると河川の存在に気付きにくいので、ハザードマップで水害リスクを確認しておくことが重要です。