体と環境に優しいナチュラルクリーニング。「はじめてみたい!」と考えている人もいるのではないでしょうか?
こんにちは、カーサミアライターのいずみです。クリンネスト1級の資格を持っており、ナチュラルクリーニングにハマッています。
今回は、ナチュラルクリーニングで使う洗剤をご紹介します。ドラッグストアや100円ショップなどで手に入るので、ぜひ試してみてくださいね!
ナチュラルクリーニングとは
ナチュラルクリーニングとは、自然界にもともと存在する素材であるナチュラル洗剤を使った掃除のことです。
一般的な合成洗剤を使ったお掃除と比べ、以下のようなメリットがあります。
- 環境への負担が少ない
- 肌や体に優しい
- 多用途に使える
- 収納場所が省スペースで済む
- 経済的
自然由来の洗剤を使うため、環境に優しいのが特徴です。体への負担も少なく、肌が弱い方や赤ちゃんがいるご家庭でも安心して使えます。
また汚れの性質によって使い分けるため、1つのナチュラル洗剤をさまざまな場所に使えるのも嬉しいポイント。キッチン用、お風呂用、トイレ用……のようにたくさんそろえる必要がなく、収納場所をとりません。
洗剤を使いきれず無駄にしてしまう心配もないので、「もったいない!」を減らせますよ。
ナチュラルクリーニングで使う洗剤
ここからは、ナチュラルクリーニングで使う洗剤をご紹介します。
ドラッグストアやホームセンター、100円ショップなどで手に入るので、取り入れてみてくださいね。
重曹
ナチュラル洗剤の定番。食用にも使われるほど安全性が高く、肌への負担が少ないのが特徴です。弱アルカリ性のため、酸性汚れを落とせます。
消臭や除湿、研磨の作用があります。掃除以外にも、入浴剤や歯磨き粉としても使えるんですよ。
水に溶けにくいので、少量の水と混ぜてペースト状にしたり、粉のまま使ったりするのがおすすめです。
おすすめの使い方
- ビンに入れて消臭剤に
- 生ごみに振りかけてにおい・湿気対策
- 鍋の焦げ落とし
使ってはいけない素材
- 畳
- 白木
- 漆器
- アルミ
- 大理石 など
セスキ炭酸ソーダ
重曹と炭酸ナトリウムの成分が半分ずつ混ざっているナチュラル洗剤です。重曹よりアルカリ性が強く洗浄力が高いので、油や皮脂、血液などのガンコな酸性汚れも落とせます。
水に溶けやすいため、スプレーにしても使えます。掃除や洗濯など、幅広い場面で活躍してくれますよ。
炭酸ナトリウムより手荒れの心配はありませんが、タンパク質を溶かす性質があるため、肌が弱い人や手が荒れている人はゴム手袋をすると安心です。
おすすめの使い方
- 換気扇やコンロのガンコな油汚れに
- 汗や血液、食べこぼしなどで汚れた洗濯物のつけ置き
- 家具や家電、窓に付いた皮脂汚れの拭き掃除
使ってはいけない素材
- 畳
- 白木
- 繊維素材のカーペット
- アルミ
- 土壁、漆喰 など
過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)
「酸素系漂白剤」という名で売られていることが多い過炭酸ナトリウム。重曹やセスキ炭酸ソーダよりもアルカリ度が高いナチュラル洗剤です。
除菌や消臭の作用があるほか、40度以上のお湯に溶かすと高い漂白力も発揮するんですよ。塩素系漂白剤より作用が穏やかなので、安心して使えます。
アルカリ度が高い分タンパク質を落とす力も強いので、直接肌に触れそうなときはゴム手袋をしましょう。
おすすめの使い方
- 衣類や靴、ふきんをつけ置きして漂白・殺菌
- 洗濯槽の黒カビや石けんカスの洗浄
- 残り湯に溶かして浴槽やフィルター、小物類の掃除
使ってはいけない素材
- ウールや絹
- ステンレス以外の金属
- 自然素材の飾り
- 水洗いできないもの など
クエン酸
酸性のナチュラル洗剤で、水あかや石けんカスなどのアルカリ性汚れを落とせます。
柑橘類などに含まれる酸味のもとですが、ツンとしたにおいがないので掃除に使いやすいです。除菌作用もあるんですよ!
アルカリ性洗剤を使ったあとに使用すれば、中和できます。蒸発しないので、スプレー水として使ったあとは水拭きで仕上げましょう。
有毒なガスが発生するため、塩素系の製品と混ぜないでくださいね。
おすすめの使い方
- 蛇口やシンクなど、水回りの掃除
- 鏡やシャワーの水あか汚れや目詰まりに
- 食洗機や電気ポットの洗浄
- アルカリ洗剤で洗濯後、柔軟剤代わりに
- 石けんシャンプーのあと、リンス代わりに
使ってはいけない素材
- 白木
- 漆器
- 大理石
- 金属
- 塗装面
- 水拭きできないもの など
ナチュラルクリーニングとは、体や環境に優しい自然由来の洗剤を使ったお掃除のことです。汚れの性質に合ったものを使用すれば、ガンコ汚れもしっかり落とせますよ。
カーサミアでは、ナチュラル洗剤を使ったお掃除方法も紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!