床掃除はもちろん、ノズルを替えれば家じゅうで大活躍する掃除機。しかし「吸引力が落ちた気がする」「ヘッドにゴミが絡まる」と悩んでいませんか? 実は、掃除機本体もこまめなお掃除が必要なんですよ。
こんにちは、カーサミアライターのいずみです。クリンネスト1級の資格を持っており、さまざまなお掃除情報を発信しています。
今回は、掃除機のお手入れ方法をご紹介します。掃除機が汚れていると劣化や吸引力の低下につながります。ぜひこの機会にお掃除してみましょう!
掃除機の掃除方法
掃除機には紙パック式とサイクロン式があります。紙パック式は本体とヘッド、ホースのお手入れだけでいいですが、サイクロン式はさらにダストカップやフィルター掃除も必要です。
基本は拭き掃除と水洗いで汚れは落ちます。事前に取扱説明書を読み、水洗いできるものとできないものを確認しておきましょう。
また、必ずコンセントを抜いてからお手入れしてくださいね。
本体
水で濡らし、かたく絞った布で拭き取ります。
手あかなどの汚れが気になる場合は、アルコールを使いましょう。おすすめは揮発性が高い「無水エタノール」です。乾いた布に吹きかけてから拭くとさっぱりしますよ。
コードも無水エタノールを付けた乾いた布で挟むようにして拭いてくださいね。
ヘッド
掃除機によって形状が異なるヘッド部分。まずは取扱説明書を見ながらパーツを取り外します。
ブラシがある掃除機は、特に髪の毛やホコリなどが付きやすいです。はさみやピンセット、歯ブラシなどを使って絡まっている汚れを取りましょう。
水洗いできるパーツは流水で洗い、自然乾燥させます。水洗いできないものは、水拭きまたは無水エタノールを拭きかけた布で拭いてください。細かい部分は綿棒を使うと掃除しやすいですよ。
ホース
大きなゴミや湿ったゴミを吸ったあとは、詰まる可能性があります。中をのぞいて、ゴミが詰まっていないか確認しましょう。
外側は水拭きしてくださいね。
ダストカップ
サイクロン式の掃除機にはダストカップがあります。ゴミを捨てるたびにお手入れしている人もいるかもしれませんが、この機会にしっかり掃除しましょう。細かい粉塵が舞う可能性があるので、マスクをすると安心です。
まずダストカップの底や側面のホコリを乾拭きで拭き取ります。溝のホコリは歯ブラシなどでかき出してください。ホコリが取れたら水洗いし、自然乾燥させましょう。
フィルター
サイクロン式の場合は、フィルター掃除も忘れてはいけません。掃除機によってフィルターの種類や数は違いますが、基本は「ホコリを取ってから水洗い」の順で行いましょう。
まずは乾いた状態でホコリを取り払います。細かい部分は綿棒や歯ブラシ、ピンセットなどを使って丁寧に掃除してください。
ホコリが取れたら流水で洗います。汚れがこびりついているときは、つけ置きしましょう。ふやけて取りやすくなりますよ。劣化を防ぐため、日陰で自然乾燥させれば完了です。
掃除機のお手入れ頻度
使い方や使用頻度によりますが、月1回が目安です。頻繁に広範囲の掃除機がけをしている場合は、もっとこまめにお手入れした方がいいでしょう。
髪の毛などが絡まりやすいヘッド部分は、使うたびに目視で確認するのがおすすめです。ゴミがたまってしまう前に取り除けば、掃除が楽になりますよ。
吸引力の低下を防ぐため、紙パックやダストカップにゴミをためすぎないことも心がけましょう。
お掃除に欠かせない掃除機ですが、掃除機自体のお手入れも必要です。ゴミや汚れがたまっていると、吸引力の低下や本体の劣化につながります。
お部屋を清潔に保つためにも、月に1回を目安に掃除機をキレイにしてみてくださいね!